|

放射線による治療
|
|
カソデックス・リュープリンによるホルモン療法を開始してから7ヶ月以上を経過した2月下旬の診察日に主治医から3月から放射線治療を開始することを告げられました。
3月5日に放射線科A医師の診察を受けましたが医師より、3月19日より通院で治療を実施すること、土曜日・日曜・祝祭日を除いて毎日治療を行い、終わりは5月中旬になること、照射量は総量で70Gy程度になる等のことを告げられました。
3月19日にはまずA医師が超音波装置と思われる機器を用いて下腹部を調べながら前立腺の上と思われる下腹部と左右横の臀部に油性マジックで十字の印をつけました。
治療に用いる機械は東芝リニアック10MVで前後・左右・上下に移動できるベッドに横たわった患者の患部を360度回転しながら照射できる構造となっており、室内の上部。左右から放射されている光線に患部に記された十字を合わせて位置決めを行っていたようです。これらのことは放射線技師が行っており位置決めが終わると室外の操作室でモニターテレビを見ながら照射をしていました。
照射方法は、前半と後半では異なり、前半は下腹部の真上と下からの2方向からそれぞれ20秒程度照射されました。治療後に伝票のようなものが交付され、上下それぞれ0.9Gy1日1.8Gyが照射されていることが記載されていました。
後半は、4月22日の24回目からで照射に先立ち正確な位置決めのために尿道より膀胱に造影剤を注入してX線による測定が行われ、前半と同じく下腹部と左右の臀部に十字の印がつけられました。後半は前半と異なり照射部を回転させながらの照射となりましたが、これはより患部に限定した照射をするためとの説明がありました。前半は前立腺周辺を含めてある程度広範囲に、後半はより前立腺に限定してということです。
治療は5月14日37回の照射で終了し、前半は1日1.8Gy.後半は1日2.0Gyですから総量で69.4Gyとなりました。
放射線治療の副作用としては、医療関係者のホームページに「主な副作用は放射線による一種の火傷で放射線治療中から終了後暫くの間は、排尿痛、血尿、腹部またはお尻の皮膚のただれ、直腸からの出血がみられます。皮膚のただれに対してはステロイド剤を塗り、直腸からの出血に対してはステロイド剤や痔の薬を投与します。」、「造血機能が低下する恐れがある。」、「治療終了後に直腸出血等の晩期の副作用を生じる場合がある。」、「重篤な副作用は総量70Gyを超えると急激に増加する。」等とあり相当の副作用は覚悟しておりました。
実際は酷い副作用はなく雨の日を除き運動も兼ねて起伏のある片道20分弱の距離を徒歩で通院しました。最も体調の悪い2〜3日は帰りの坂道を登るときにきつく感じました。また、体がだるく風邪気味となり2日程度は通院後に就寝したことがありました。
食欲等の変化はなく1週間1回の休肝日を除いて晩酌を楽しむことができました。晩酌については妻が心配をするので放射線科の医師から暴飲はともかくとして晩酌程度は差し支えないとのお墨付きを得ておきました。
主な副作用は次のようなものでした。
[肛門周辺」
3回目の照射が終わった3月23日に排便の際に肛門より出血がありました。軽い痔疾は従来からありましたが長らく出血はしておらず放射線の影響と思われ入浴後にポラギノールを塗布していたところ3日後に出血は一応止まりました。その後時々軽度の出血を繰り返すとともに肛門周辺は痒くなり強弱を繰り返しながら治療終了後1週間程度続きました。
[排尿]
尿道・膀胱が刺激されるのか従来就寝から起床までの間に1回あるかないかの尿意が8回目の照射が終わった3月28日より2〜5回程度となり治療終了後も暫くは一進一退の状況でしたが1月位経過してから1回程度となっています。排尿痛などはありませんでした。
[排便]
13回目の照射が終わった頃より直腸が刺激されるためか排便状況がおかしくなりました。4月8日には4時30分という早い時刻に便意があり午前中に少量づつ計7回の排便があり下痢気味となりましたのでワカ末を服用しました。翌9日には放射線科のA担当医の診察がありましたので(1週間サイクルで診察)このことを伝えますと医師はワカ末を服用しながら暫く様子を見てほしい、改善がなければ対策を検討するとの返事でした。以後1日に3〜6程度の軟便が続き4月16日には整腸剤の処方箋が出されました。便の状態は暫く一進一退でしたが4月末には通常の状態にもどりました。
[臀部の皮膚]
25回目の照射が終わった4月24日より座椅子に座ると臀部に痛みを感じるようになり座布団を1枚追加しました。臀部を手で触れると痛みがあり、がさがさとしていたためオロナイン軟膏を塗布しておきました。これも治療終了後暫く続きましたが日常生活に支障のあるようなものではありませんでした。
放射線治療中も泌尿器科の診察は2週間間隔で行われていましたが、4月1日付けで人事異動があり主治医がM医長に交代しました。交代直後の4月2日の診察日にM医長に対しPSAも下がり放射線治療も実施しているのに、なおホルモン療法を続けるのかと質問したところ、主治医よりホルモン療法は間歇的に行うのが良いのかどうか治療の歴史が短いため定説がない。著しい副作用がなければ暫く継続をしたいとの返事がありました。
4月2日には放射線の影響を調べるために採血が行われ、結果は次の診察日の4月16日に知らされましたが、PSA・肝機能・腎臓機能等に異常はなく白血球の値は5,300で問題はないとのことでした。
放射線治療が終わり1年を経過しましたが、なお放射線科医師による定期的な診察が行われ、現在は3ヶ月間隔となっています。診察といっても単に体調を報告する程度です。
|
|
|

|