自宅療養中に努力したこと





@食べたくなくてもむりやり食べる

私の場合、食欲がなくて何を見ても食べる気がしないので、ろくにご飯も食べないで、 そのくせのどが乾くので毎日水ばかり飲んでいました。

食べたくないから食べない→食べないから胃が小さくなる→ちょっと食欲があるときでも胃が小さくなって いるのでたくさん食べれない→食べれないことが続くと、食べなくても平気だと思ってますます食べなくなる →食べるのがイヤになる

私は、こういう感じでどんどん食べ物に関心がなくなっていきました。

体重はあっという間に減っていき、体力だけではなく、気力も薄れていきました。

ある日、友達が焼肉をおごってくれるというので、張り切って出かけたのですが、 実際に焼肉を目の前にしても、ぜんぜん箸が進みません。 その日は、タン塩を2〜3枚と、ご飯を三口くらい食べて、後はお茶ばかり飲んでいました。

家での食生活もいつも適当で、食欲がないのでお茶ずけばかり食べていました。 お茶ずけと、少しだけおかずを食べるような感じです。 毎日そんな食生活を続けた結果、当然の事ながらいつのまにか痩せてやつれてしまいました。

一度食べれなくなると、「ご飯を食べる」という当たり前のことが、ものすごく辛く苦しいことに 感じられるようになっていきました。
気のおもむくまま、少しだけ食べるくらいなら良いのですが、人にご飯をご馳走してもらった時など、 たくさん食べなくてはならないので、かなり辛かったです。

人から「どうして食べないの?」と聞かれた時、「食べたくないから。」と、答えていましたが、 実際本当に食べたくなかったわけなのですが、人からは「せっかくのおいしいご飯を食べないなんてわがままだ。」 と、いうふうに解釈されてしまいました。

確かに、世の中には、貧しさゆえに食べたくても食べれない、という人が大勢いるのですから、 普通に考えたら、目の前においしそうなご飯があるのに食べないなんて、とても贅沢なことです。

自宅療養中に「食べたくなくてもむりやり食べる」ということを心がけてみました。

とにかく、目の前に出されたものは何でも食べます。食べたくなくても食べます。 お腹がいっぱいでも食べます。後で気持ち悪くなって、全部吐いてもいいから食べます。 本来は体に良くないのですが、あまりかまなくても良いのでお茶で流し込むようにしてみました。

始めのうちは、少ししか食べれなかったのですが、むりやり食べているうちに、胃が大きくなったのか? 食べたいという欲求が回復してきたのか?物を食べるということに慣れてきたのか? 食べ物がおいしいと感じられるようになり、「お腹が空いたから何か食べたい!」と、思うようになりました。

次第に食べる量も増えていき、約2ヶ月後には普通に食べれるようになりました。

たくさん食べるようになってからは、一気に体重が増えてしまいましたが、体は重くても体力がつきました。

そして約3ヶ月後には、ご飯を食べることが好きになって、自分で料理をするようになりました。 自分で作ると、残すのがもったいないような気がして、残さず食べるようになりました。
このようなことから、「料理をする」というのも食欲を回復させるために、 とても役に立つと思います。

食欲・気力が回復してきた時には料理をするのがお勧めです。

体力がつくと、自然と体を動かしたくなってきて、掃除や洗濯、料理など 自宅にいながら手軽にできるようなことをするようになりました。

その後は外に出たくなり、買い物やドライブをするようにもなりました。そして、 働きたくなったので再就職しました。

このように、 食べないということに慣れてしまうと、どんどん食べれなくなって、気力も体力もなくなってしまいます。

病気に打ち勝つためには、気力と体力が必要不可欠なので、良くなりたかったら嫌でも無理やり食べた ほうが良いです。



Aとにかく眠る

眠ることは、ストレスを解消するとともに、気力・体力も回復することができるので、自然と気持ちが 明るくなります。そして、やる気を出すことにもつながります。

眠れない私は、眠れないからといって、つい夜中まで起きていて、それから寝てもなかなか眠れないので、 結局いつも寝不足でした。

私は病気の時、一日中体がだるくて眠かったので、暇さえあれば布団で寝ていました。 人からは、いつも寝てばかりなので「なまけている」と評価されていました。 とにかく眠くてだるい毎日だったのでそれはしかたがありません。 でも、普通に考えてみると、やはりおかしいです。

そこで、自宅療養に入ってからは、ダラダラ寝ないようにするために、起きたらすぐに布団をたたむ ということを心がけました。
布団をたたむということは、ごく当たり前のことなのですが、うつ病の私にとって布団をたたむことは 非常に疲れる作業です。それに、「どうせ帰ったらまた寝るからいいや。」と、思って、つい 敷きっぱなしになっていました。あと、そんなのやる気がしないので気にも止めていませんでした。
このような感じで、いつも布団が敷いてあると、つい寝てばかりの生活になってしまいます。

でも、「布団は寝るときだけ」と決めてからは、一度布団をたたんでしまうと、また敷くのが面倒になる ので、夜寝るとき意外は布団で寝ないようになりました。

それとともに、「寝る部屋とテレビを見る部屋を別々に」してみました。これによって、寝床とテレビが 完全に別れて、寝床から離れることができました。
これはかなりお勧めです。

日中でも眠いと、時々昼寝をしていました。眠れないのでただ横になっているだけです。
でも、布団では寝ないで、座椅子を倒して寝るようにしました。
そうしているうちに「布団で寝るのは夜寝る時だけ」と、いう習慣がついていきました。

「布団をたたむ」ということは、やろうと思えばできることだと思うので、 「布団があるからつい寝てしまう」という方は、起きたらすぐに布団をたたんでみてください。

ベッドの人は、1度起きたらベッドに座ったりしないで、ベッドから離れるようにしてみたら良いと思います。

とにかく、「寝床から離れる」という習慣をつけましょう。

次に、眠れなくても深夜1時までには布団に入るように心がけました。 布団に入っても寝つけなくて、1時間2時間と時が経つにつれ、「あー、また今日も眠れない。このまま 朝まで 眠れなかったらどうしよう…。明日が辛いなぁ…。」と、焦ってしまい、さらに眠れなくなっていま した。

自宅療養の良い点は、「眠れなくても次の日何もないので”眠れないということ を軽く考えられる」という点です。

「もし今晩一睡もできなかったとしても、明日何かあるわけではないので、 気にすることはない。」と、考えるようになりました。
始めのうちはなかなか眠れない ことに焦りを感じていましたが、だんだんと その焦りがなくなって、気が楽になっていきました。

そして、「眠れないと明日が辛いから早く眠らなくてはいけない!」と、いうノルマのようなものから 開放された私は、「眠れない」と、いうことに対する恐怖感がなくなって、心に余裕を持つことが できたので、少しづつ眠れるようになっていきました。

「眠れなくて辛い」という方には、自宅療養をお勧めします。





★オススメ安眠法★

@3・5・3入浴
お風呂は、必ず寝る直前に入るようにします。3分5分3分と、3回に分けて浴槽に入ります。 間に髪や体を洗ったりして効率良く入りましょう。お風呂の温度は42〜43℃くらいが良いそうです。 これを約1ヶ月続けた結果、少し寝つきが良くなりました。
手軽にできることなので、かなりお勧めです。

A心地よい枕
枕が合わないと首や肩がこって安眠の妨げになってしまいます。自分に合った枕にかえると寝心地も良く、 寝つきも良くなります。私はいろいろな枕を試してみましたが、今は「低反発式枕」に落ち着いています。 人それぞれ好みが違うと思うので、自分に合った枕を探してみてください。

B良い香り
ラベンダーの香りがする人形を枕元に置いてみました。眠れなくてイライラした時にラベンダーの良い香り が漂ってくると、少し気分が落ち着きます。また、バニラの香りのお香も炊いてみました。 何でもいいので、自分の好きな香りでリラックスしてみてください。それで眠れるのか、というのは よく分かりませんが、気分を変えたい時には良いと思います。



★自宅療養のポイント★

健康な人を見習う→「たくさん食べる」、「よく寝る」など、健康の ために良いと思ったところを真似してみる。

自分は今はできないが、健康な人が普通にやっていること、自分が病気になる前は、普通にできていたこと をやってみる。「布団をたたむ」、「部屋を掃除する」など。

病気の人にとって、努力することはかなり辛いことなのですが、だまって寝ていても治らないので、 多少の努力は必要です。




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