いったん決断したら、行動派の私は止まることなくリサーチを始めた。

まず、ネットで体験談のサイトを片っ端からしらべあげ、写真付きのを丹念に調べ上げる。

そして美容整形関係のサイトを本当に沢山読んで、「いい病院、悪い病院」の見分け方などを学ぶ。

それから私の住んでいる地域で、埋没法をやっている医師を探す。 一番大切だと思ったのは医師と意志が通じるか、ということ。こちらの言わんとすることを向こうが感じ取ってくれるか、だ。

プチ整形とはいえ、眼は顔の中で一番目立つところだ。100%こちらのやりたいことを理解してくれそうな医者を探したかった。

で、私の住んでいる地域にも、埋没法をやる医者はわんさかいる。電話帳を見てると軽く10医院くらいはあった。

とりあえず、インターネットでHPのある医院を選択する。インターネットで広告出してるからって良い医者とは限らないけど、医院の雰囲気を読み取れるのには格好だと思う。

まず、某高級住宅街にある大手医院。米国にオフィスもある。サイトも情報が盛りだくさん。メールで質問が可能ということなので、メールで問い合わせをしてみる。メールの返信はきたが、どうも自動的に送られてくるもののようで、機械的な感じがした。更にHPを読んでみると、どうもカウンセリングは医師ではなく、「カウンセラー」と呼ばれる女性によるもと判明。執刀医も、多分HPに紹介されていない医師(多分インターンとか)がやるみたいだ。

ここは没。

それから、雑誌に広告が出ていた医院。何故かメールで問い合わせしても、メールが返送されてくる。ここは電話で情報を聞いてみた。聞くと、切開しかやっておらず、値段も25万もなんだそうだ。

ここも没。

そしてもう一つ探した医院。これは家から近いところにあって便利そうだった。HPの情報もまあまあ。メールで問い合わせてみると、ドクター自身から返事が来た。値段は上記の大手医院よりもやや高いけど、カウンセリングのドクターと執刀するドクターは同じ、との返事。カウンセリングは無料なので、ドクターに会いに行くことにした。

このドクターは若かった。私と同年代か、ほんの少し上なんじゃないだろうか。明るく、気さくで話しやすい人だった。話し方もまったく固くなく、まるで同級生に話しかける感じだった。

私の根掘り葉掘りの質問にも気持ちよく答えてくれ、「あなたの目なら楽勝!」とまで言ってくれた。口の上手いセールスマンみたいと思ったけど、直感でこの先生は信用できる、と思い、2ヵ月後のアポを取った。

病院探しと平行で始めたのは、新しい眼鏡を探すということ。

手術すると、コンタクトが1ヶ月は使えなくなるし、糸跡とか内出血をごまかすために必要かと思ったので。今まで使っていた眼鏡は一年以上前に作ったものなので、目の検査も兼ねて目医者へ行く。

そこでとんでもない事を聞かされた。一ヶ月の使い捨てコンタクトレンズを使用していたんだけど、一日長時間使用していたことと、一ヶ月以上使用していた(ひどいときは2ヶ月くらいやってた)で、目に異常が出来ているということだった。目がゴロゴロしたりするなと思ってたら、結膜炎状態になっていたらしい。

治すにはコンタクトをしないのが一番いい、と言われたので、手術までの3ヶ月は眼鏡で通すことを決意。新しい眼鏡を作り、毎日かけることにした。今から眼鏡かけてれば、手術していきなり眼鏡に替えるということもしなくていいし、全体的に目立たなくていいんでないかと思った。

目薬も頻繁に差すようにした。コンピューターを使うことが多いので、目の健康に出来るだけ気を使った。

3ヶ月眼鏡で通した甲斐があり、手術直前の検診では「とっても健康な目です」と言われた。

この時点で、私は手術は片目のみにすることを決めていた。私の体の片側はどうもアレルギーに敏感なようで、ピアスもそちら側の耳だけ膿んだりするし、化粧アレルギーもそちら側の目だけ腫れたりするのだ。幸い、そちら側の瞼は比較的落ち着いている方で、三重ながら、安定した平行線がある。

髪型も微妙に変えた。手術前に美容院へ行き、あと2ヶ月は行かなくてもいいようにした。前髪のパーツ分けを変えて、手術するほうの目に微妙にかかるようにした。こうすると人の視線は自然にオープンに出てるほうの目に行くと考えたから。

手術前日は、食べ物にも気を使った。肌にいい食べ物を買い込んでくる。コラーゲンたっぷりの鳥手羽の野菜スープを山ほど作る。粘膜にいいとされる納豆も買い込んだ。



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