『Prologue』
乗り込む姿、ハンドルを握る視線、くつろぐ時間までもが美しい、
ドライバーオリエンテッド・スペシャルティ、プローブ
都会の洗練されたライフスタイルは、このクーペを求めてきた。
街を自由に活動する右ハンドルの自然な運転感覚、
週末のハイウェイクルージングを快適にするV6DOHC 2.5Lのアメリカン パフォーマンス
そして、エアロダイナミクスなフォルムの中に広がるのは、ゆとりの室内。
この美しさを超えるクルマは、まだどこにも存在しない。
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『The first time I saw a PROBE』
プローブを初めて見たのは21才、大学2年の夏だった。
夏休みには田舎へその頃の愛車、バイク(カワサキZZ=R 400)で帰っていた。
夜明け前に東京の調布市を出発して日が出てきたかと思うと、あっという間に夏の日射しになっている。
気分も高まって、東名高速を西に向かって心地よく風を切っていると、
追越車線を後ろから、スーっと横に並んでくるスポーツカーがいた。
”うゎ!なんだ!この車!!メチャ カッコイイ。”
見た事のない車に、気が付くとグリップをグッと握っている。
しばらくの間、ちょっと後ろから並走させてもらおう。
”感じ悪いだろうなぁ。でもちょっと見せて”と軽くあいさつしといて、と。
”フォード、外車かぁ。名前はPROBEって言うのか。ボディカラーもきれいだし、形もいいし、最高だ。”
”ゼッタイこの車欲しい!いくらするんだ?なんか高そうだぞ。”
なんて事考えながら、すっかり一目惚れ。見入ってしまった。
あんまりひっついて走るのも悪いんで、グリップを握る手をゆるめた。
”マジ いい車だったなぁ”
余韻に浸りながら、カラカラになったノドを癒そうとサービスエリヤに入った。
すると驚きさっきの車がいるじゃん。
後ろを通って二輪の駐車場に行こうとすると、PROBEのオーナーが降りてきた。
”どんな人なんだろ?”
と思いながらも、てっきり若者が出て来るかと思いきや、50〜60才の年輩の夫婦だった。
短時間に驚きと感動が続いた。
”カッコイイゼ。オッサン。”
”車もいいけど、あの人もいいよ。あの歳でこの車かぁ。あんなオヤジになりたいね。”
心の中では、”いつか必ず手に入れよう”と決めていた。
バイクを停めてから今度は、前からしばーらくの間しゃがんで眺めた。
ノドの渇きを思い出したのは、太陽の日射しと熱にすっかり水分を奪われた後だった。
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