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菜食こそ長寿食で肉食即短命食という考えは大きな間違いです。肉食を嫌い、低タンパク質の穀菜食に頼ると、脳卒中をまねきます。日本が世界一の長寿国になったのは、動物性タンパク質を増やして、脳卒中を半減させたこと。もう一つは、米食の習慣があったために、欧米ほど無制限に肉を多食することがなく、結果的に心筋梗塞が減少したためです。
お年寄りでも50〜100gの肉を毎日食べたいものです。
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牛肉は良質のタンパク質、鉄を多く含み、脂質の供給源ともなる栄養価の高い食べ物です。特に鉄は、豚肉に比べ非常に多く、貧血の人には有効です。一般に肉類を食べると体が温まりますが、牛肉は豚肉よりもその作用が強いので、冷え性に効果的な食べ物です。胃腸の働きを助ける作用もあり、胃腸が冷えて、下痢、食欲不振ぎみの人にも有効です。
コレステロールが比較的多いので、コレステロール値の高い人は注意が必要です。特に、サーロイン、ロース、霜降り肉は避けましょう。
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消化率はよいのですが、加熱しすぎると硬くなり、消化も悪くなるうえ、味も落ちます。加熱するときはまず高温で表面を焼いて、中のうまみ、栄養が外に流れ出ないようにし、その後温度を下げて中まで火を通しましょう。
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タンパク質と脂質が主成分で、赤身肉のタンパク質は、穀類や糖類よりはるかにすぐれています。豚のモモ肉100g分のタンパク質をとるとなると、ご飯なら茶碗6杯、卵なら3個、牛乳なら700mlも食べないといけません。
ビタミンB1が多いのも大きな特徴で、牛肉の10倍以上も含まれています。ビタミンB1の身近な補給源としては最適です。ビタミンB1は内臓を丈夫にし、筋肉疲労に有効で、肌に潤いを与え、便秘やセキによく効きます。
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豚肉は寄生虫の恐れがあるため、生食はできません。十分に加熱してください。ショウガ、ニンニクとよく合い、特にニンニクはビタミンB1効果を高めます。
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タンパク質は牛肉・豚肉とあまり変わりませんが、食べやすく消化がよいので胃腸の弱いにおすすめです。最近の鶏肉はかなり脂質が多くなっていますが、牛肉や豚肉とは違い、不飽和脂肪酸の割合が多いので、コレステロールの心配はいりません。成人病予防におおいに活用しましょう。血を補う働きもあり、病後の体力回復、産後の母乳の出をよくする効果があります。
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ブロイラー(産肉専用に飼育された若鶏)は脂質が多いので、気になる人は皮と皮下脂肪を取り除いてから調理します。ブロイラーはやわらかいが、味は地鶏のほうがコクがありぐんとおいしいです。
そして、成鶏は若鶏よりも運動の期間が長いので、鉄分とカルシウムが2倍に増えます。
また、ムネ肉よりも運動量が多いモモ肉はコクがあります。