1)1対1の治療・・・東洋医学は、西洋医学のようにこれは内科、これは神経科というように分けたりせずに、心身一如としてとらえる医学です。その長所を最も生かすためには、術者と患者の信頼関係が必要で、何でも相談できて何でも言い合える関係を築きたいと常に考えています。しかし、例えばなにか精神的ストレスが大きいときに、その場に他の人がいたらそのストレスを吐き出すことはなかなか容易ではありません。私は心理学を勉強し、臨床心理士による心理分析を受け、また精神分裂やうつ病の方などと接したりして、心が作り出す体の不調、また体が作り出す心の不調が現代の病気の中でいかに大きい割合を占めているかということを実感しました。その結果、治療中は他の人はいない方がよい、という結論に達し、できるだけマンツーマンの治療形態をとっています。私の師事した臨床心理士の先生は、カウンセラーは心のごみ箱です、と言われましたが、私は喜んで心身のごみ箱でありたいと思っています。 5、なかむら第二針療所では(基本理念)
2)予約制について・・・前記の目標を達成するために、予約制となっています。また、よくいわれるような2時間待ちの3分診察では治療に行きたくても行けない人が沢山おられます。したがって、待ち時間は10分以内を目標にしていますので、予約の時間にはできるだけ遅れないようにお越し下さい。ただし、治療の都合上、お待たせすることもありますが、どうかご了承下さい。
3)治療設備について・・・当針療所の治療内容を紹介すると共に、その機器の説明を致します。
・鍼・・・鍼はステンレス製で、太さや長さは症状などに応じて 使い分けます。ディスポーザブル鍼(1回毎の使い捨て)また は個人別キープ鍼(個人毎の専用鍼)を使用しますので院内感 染の心配は一切ありません。また、皮膚に刺入しない方法の鍼(接触鍼)もあります。
・灸・・・灸はモグサを直接皮膚に置いて燃やす方法(直接灸)と、皮膚とモグサ直接触れない方法(間接灸)があります。
・電気治療・・・低周波置鍼療法と呼ばれる方法を行うことがあります。これは大阪医科大学のペインクリニック科において積 極的に研究使用されている方式です。
・温灸・・・電子温灸器を使用しています。温灸の方法としては灸頭鍼(鍼を刺しておいて、その鍼の上にモグサをのせて燃や す)という方法が一般的ですが、これは患部がほどよく暖まり 何とも気持ちが良いのです。しかし、5分間位で熱感が終わってしまうのが欠点です。そこで、気持ち良さをそのままに、温度を2度刻みで調整でき時間は自由に設定できるようにしたものが電子温灸器です。
・レーザー治療器・・・当針療所で使用しているのは、正しくはスーパーライザー(近赤外線直線偏光治療器)といい、厳密に はレーザー光線の周波数領域とは少し異なります。しかし、レーザー光が身体に対して透過性の最も高い領域のみの周波数特 性なのに対して、スーパーライザーはその領域をカバーした上でその周辺の周波数をも含んでおり、また一般的に用いられて いるペインクリニック分野のレーザーに対して出力が10倍もあり、組織の活性化や血行促進といった点でも期待でき、非常に効果的です。また、神経などに照射する事により痛みを和らげたりも可能です。以上のような治療方法や機器を選択して使用します。従って、誰にでもお灸をするとか、この機械を使うとかいった画一的なものはなく、あくまでその人に必要な方法で治療をしています。