PMSって何? ![]()
みなさんはPMSという言葉を聞いたことがあるでしょうか? もう自分はPMSだと自覚されている方もいらっしゃるかもしれませんし、まったくわからないという方もいらっしゃることと思います。PMSというのは、英語のPre
Menstrual Syndromeの頭文字です。日本語では「月経前症候群」や「月経前緊張症」などと呼ばれています。実はこのPMSという病気に対する知識浸透度はアメリカなどに比べて驚くほど低いのが現状で、日本では(実は自分もPMSなのに)女性でも知らないという人が大勢います。きちんと対処すればかなり改善するのですから、知らずに苦しみつづけている、というのはあまりにも辛いことです。
れっきとした?婦人科系の病気なので語るのも聞くのも抵抗があるのは当然だと思います。ややもすると婦人科系の病気というのはやたらとえっちモードで語られるか、やたらとガジガジの真面目に語られるか、というのが多いように思って私にも抵抗がありましたが、やっと「これも私の一部」と割り切れるようになり、自分の言葉で話せるようになってきたのと、同じ病気に苦しむ女性たち、またその周りの人達の参考になればと、このサイトを立ち上げる決心をしました。
ところで、このPMS、人によっては「病気ではない」と主張される方々もいます。生理と同じように、女性ならば誰にでも起こりうることであるからです。しかし、日常生活に支障を及ぼすほどひどいPMSは決して快適なものではありませんし、きちんとした治療の対象となります。したがってこのサイトではPMSを病気として扱うことをご了承下さい。
それではこのPMSという病気を詳しく見ていきたいと思います。PMSはreproductive
age(生殖可能年齢)の全女性のうち、程度の差はあれ60%近くの女性が何らかの形で経験しているという非常にポピュラーな病気です。(この数字は研究者によって、20%〜80%とあげる数字にかなりのバラツキがありますが、一番多いのはやはり60%前後だと言えると思います)
では、ここで少し、あなたの周りにいる女性たちのことを思い出してみてください。あなたが女性である場合は自分も含めて、あなたは何人の女性を知っていますか? 女性であれば自分、母親、恋人、妻、娘、姉妹、友達、同級生、同僚、親戚、近くのお店の店員さん、名前は知らないけれどいつも電車やバスの中で一緒になる人・・・。思い出せばかなりの人数になるでしょう。
そのあなたの知っている女性たちの中の60%近くの女性たちがPMSだとなれば、それは「自分には関係のないこと」と言えるでしょうか? 自分自身がPMSにかかっている女性はもちろんですが、あなたの周りにもPMSに悩んでいる「彼女たち」は確実にたくさんいるのです。ですからどうか、自分はPMSではないから関係ないとか、男だからわからない、とおっしゃらずに、ほんの少しだけ耳を傾けてみてくださいね。
PMSの症状には大きく分けて頭痛・腰痛・腹痛・むくみ・乳房痛その他などといった「身体症状」とイライラ・ゆううつ・キレる・だるいなどの「精神症状」の2つがあります。 が、実は確認されているだけでも150以上あります(私にはこんな症状が出るよ〜という方、是非メールで教えてください…ただいま「慢性疲労症候群」のためメール停止中です)。生理が不順でなければPMSも毎月なってしまう可能性が高く、その度に手を変え、品を変え、様々な症状が襲ってくるのですから結構大変です。中には「やたらと掃除したくなる」というありがたい?症状もあるみたいですが、幸か不幸かまだこの症状だけは出たコトがありませんf(^^; (さらに詳しい症状の説明はここをクリック)
このPMSになるのは排卵が済んでから生理開始の間までですが期間の長さは人にもよりますし、その時々の体調などにも左右されますがだいたい生理前10日間から一週間くらいです。生理が一旦始まってしまうと、ものの見事にそれまで「頼むから殺してくれ〜!」というくらい辛かった症状も嘘のようにけろっと治ります。(続いて生理痛というこれまた過酷なものがやってきます、が)

原因はまだ不明です。私が色々調べた限りでは、「ホルモンのアンバランスそのものによるもの説」と「いやいや、実はホルモンそのものではなくてその分泌に過剰に反応しちまうんだぜ説」が多かったように思います。何らかの形で、黄体ホルモンと、排卵はPMSに影響しているようです。ただし、PMSは無排卵の女性には見られません。というわけで逆の見方をすれば、他の不妊の原因があるのでなければ、PMSが発症するというのは、体が成熟していて妊娠可能な健康体である証拠、とも言えます。
また同じPMS患者と言ってもその症状の強さは非常に個人差があり、さらに同じ人でも体調やストレスの度合いによって毎月症状の強さはまちまちです。私も身体症状の方が強くでるときもあれば、精神症状が強くでるときもあります(ちなみに、私が経験した限りではこのPMSでのイライラとかゆううつとかは、普段イヤなことがあったりしてイライラしたり落ちこんだりするのとはちょっと感覚的に違うような気がします)
ストレスや過労などが症状を激化させることはよくありますが、かといって「神経質だからPMSになる」とか「もともとヒステリックだからそんなことになる」ということはありません。排卵がある女性ならば誰にでも起きる可能性はあります。
ちなみに英語では日常生活に多大な悪影響が出るほどのひどいPMSはPre Menstrual Disaster(PMD)と呼ばれることもあるそうです。disasterって、地震とか、火事とか、とにかく「災害」という意味で使われるのですが、ほんとにヒドイときの症状はdisaster以外のナニモノでもありません(涙) (何ともない時はこれまた何ともないので、syndromeで済むかdisasterになってしまうかはほとんど運になってしまっていますが・・・)
じゃあ早く治しなよ〜という声が聞こえてきそうですが、これがまた厄介なんです。原因不明・症状も毎回違うため、現在では対症療法がほとんどです。痛ければ鎮痛剤を、キレれば精神安定剤を・・・というところですが、症状がさらに悪化した場合には注射を打って半年ほど排卵を止めるという方法や、ホルモン補充療法もあるそうです(が、聞いたところによると副作用がキツイらしい・・・。でもちゃんとお医者さまと相談して治療法は決めていって下さい)
もしあなた自身が自分もPMSかもしれない、と感じた場合は、すぐに産婦人科に行きましょう。ひょっとしたら他にもっと怖い病気のサインであるかもしれません。(詳しくはPride
and Prejudiceで・・・)
PMSは健康で成熟した女性の証でもあり、また別の面では症状が完治することは難しいらしいので、これからもまた同じようなことが起きるかもしれないという不安はありますが、ちゃんと向き合ってつきあっていくつもりです。このサイトのタイトルて゜ある〜Live and let live〜(英語で「共存共栄」の意)には、PMSという病気を抱えながらも、それに私の人生の全てをふりまわされたりしないぞ!というささやかな決意を表わしたつもりです。