6.SPFについて
 

桜も散った今、これから気になるのがお肌のケアではないでしょうか。
シミ・ソバカスを防ぐ意味でも、日焼け対策(サンケア)は必須です。
さて、SPFという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
夏になると、CMでも盛んに目にするサンケア・SPFについて今回は説明してみましょう。

サンケア化粧品について

皮膚には、生理的に紫外線防御機構が備わっています。
この防御機構の能力を上回る紫外線に当たると、日焼けによる炎症や最悪な場合には皮膚ガンを引き起こします。
これを防ぐために、生理的防御機構の働きを助けることを目的とした、皮膚に塗布するクリームなどをサンケア化粧品と呼びます。
サンケア化粧品は、有害波長領域の紫外線を効率よく吸収する物質(紫外線吸収剤)や、有効に反射・散乱させる粉体(紫外線反射剤)を紫外線防止剤(あるいはサンスクリーン剤)といいますが、これらを配合しています。

SPFについて

SPFとは、(Sun Protection Factor)の略で、日焼けの炎症(サンバーン)をどの程度防止できるかという目安の数値です。SPF値が大きいほどその効果は大きいわけですが、その数値は測定法や測定条件が僅かずつ異なるため、SPF値が同一であってもその効果は必ずしも一致するとは限りません。ですから、SPF値が同じなのに効果が違うと言うことはあり得るのです。
続いて、日焼けの原因となる紫外線について、少し説明いたしましょう。

紫外線について

紫外線は、波長10〜400nmの電磁波で、波長の長さにより長波長紫外線(UVA:波長320〜400nm)、中波長紫外線(UVB:280〜320nm)、短波長紫外線(UVC:280nm以下)に分けられます。

〜紫外線の生物に与える影響について〜
紫外線の種類主な作用
UVA皮膚にメラニン色素の沈着
UVB角膜炎、結膜炎、色素沈着、浮腫や水疱を伴う紅班の形成、良い面としてプロビタミンDのビタミンDへの変換作用
UVCもっとも作用が強く、細菌や生物細胞(角膜、結膜、皮膚)の破壊、それに伴う皮膚の火傷、脱毛、皮膚炎、潰瘍、皮膚ガンの誘導

我々が普段浴びる紫外線は、太陽光によるものであるがUVCはオゾン層により完全に吸収され、UVAとUVBの一部のみが地上に到達します。 従って、生物は成層圏オゾン層により紫外線の害から守られていることになる。しかし、現在、オゾン層の破壊により、太陽紫外線の地上到達量が増加し、皮膚ガンの発生増加や生態系の変化が懸念されています。