3.処方箋について

    何か病気になり、病院に行きお薬をもらうとき
    みなさまはお医者さんから処方箋というものを受け取り、
    門前(病院の目の前又はすぐ横にある)の調剤薬局に行き
    お薬をもらっている人が多いのではないでしょうか?
    それとも、まだ病院内でお薬を渡してもらっていますか?
    現在、処方箋発行率が全国平均30%といわれています。
  処方箋は全国の何処にある調剤薬局でも
受け付けてくれることをご存じですか?


 

医薬分業と処方箋発行の関係について

 医薬分業とは医師と薬剤師の役割分担をはっきりと分けることにより、医師と薬剤師の 2重の検査ができ、
薬の誤った投与をなくし、また、これにより医師は、診察に集中し、薬剤師は患者に丁寧 な服薬指導に専念できるというメリットがあります。
ですから、医師は処方箋を発行し、お薬のことは、薬の専門家の薬剤師に委ねるというわけ です。

では、患者の立場に立ってみるとどうでしょう?

 いちいち、病院から出て調剤薬局に立ち寄らなくてはいけなくかえって面倒だと思うかもしれません。
事実、私もそう思います。
しかし、門前の調剤薬局は大きな病院の前にあるほど混んでいて、薬をもらうのに何十分も待たなくてはいけなく、その上、大した服薬指導もしてくれないという問題が起こる場合もあります。
 自分の家の近くにある調剤薬局を訪れてみてください。
 きっと空いていますし、親切に時間をかけて服薬指導をしてくれるはずですよ。
 ついでに、普段気になるお薬のことについて聞いてみるのも良いでしょう。

 ドラッグストアーの調剤室併設について

  現在、医薬分業の発展により処方箋発行率は年々上昇しドラッグストアーも医薬分業を推進する上で、調剤室併設店舗を盛んに作るようになりました。
しかし、病院の近くにある門前薬局とは違い特定の医療機関に頼ることのないこれらの調剤室は、まだまだ、認知度が低く、多くの店舗で赤字を出しているそうです。
いつ患者さんが処方箋を持ってきても良いように、薬は用意しておかないといけません。
 しかし、お薬にも賞味期限同様、使用期限がありますからお客様が来なければ 赤字になるのは当然です。

そこまでして、ドラッグストアーが調剤室を併設する理由はなんなのか?

 もちろん、将来処方箋発行率の上昇を見込んでの計画的設置の理由もありますが  みなさまに、医薬分業を認知してもらうための重要な役割も果たしています。
  特定の医療機関と手を組んでいる調剤薬局は、医師と薬剤師の立場が対等でなく  どうしても、薬剤師の方が医師の下になってしまう事があるようです。
  処方箋に不備があった場合、薬剤師は医師に電話などでその旨を伝え、  不備を訂正しなくてはいけませんが、立場が対等でないと、薬剤師はちょっとし た不備で、電話することに、抵抗を感じるようです。
これでは、被害に遭うのは私たち一般の患者です。
ですから、一部ドラッグストアーでは、完全に医療機関と手を組まず、患者本位の調剤を 行うようにしているのです。
(もちろん、医療機関と手を組むことは違法です。ところが、まだまだ医療機関と手を組ん でいるところがあるようです。)
これを読んでくれたみなさんは何処の医療機関でお薬をもらっても、ここで調剤してもらう という、かかりつけ薬局を自分の家の近くに作るようにしましょう。