オナラとは…
[最終更新日:2002/02/10(日)]
オナラのもとは…
- 口から飲みこんだ空気
- 大腸内の細菌の働きによってできるガス
- 腸壁から出る重炭酸から遊離した二酸化炭素
である。
オナラの成分は、窒素、二酸化炭素、水素、メタン、酸素といった無臭ガスと、
硫化水素、メチル・メルカプタン、ジメチル・サルファイド、アンモニア、
インドール、スカトール、揮発性アミン、揮発性脂肪酸などの悪臭ガスである。
1998年に発表された研究で、硫化水素とメチル・メルカプタンと
ジメチル・サルファイドが臭さの主役とわかったそうである。
これらのガス成分のうち、窒素と酸素以外は、ほとんど腸内細菌によって生成
される。すなわち、悪臭は、腸内細菌のせいであると言ってよい。
腸壁から出る重炭酸は、短鎖脂肪酸が吸収されるときに、交換のように腸壁か
ら出てくるもので、大腸の中味に溶けて水溶液になっている。ところが、大腸
内の細菌が短鎖脂肪酸や乳酸をつくると、その場所のpHが下がり、その下が
り具合に応じて、重炭酸の水溶液から二酸化炭素が遊離して、これがガスの意
外と多い供給口になっている。
オナラが多いケース
- 小腸の炎症
小腸に炎症があって、食物の消化吸収が悪い場合には、発酵ガスが発生する。
- 大腸の炎症
腸内ガスの一部は腸壁から吸収され、呼気や尿の中に排出されるが、大腸に
炎症があると、このしくみ正常に働かず、吸収されない分、結果的にガスが
多くなる。
- 浅い呼吸
普段から姿勢が悪く、横隔膜が十分に開閉せず、肺におけるガス交換が不充
分な人の場合、上記のように腸壁から吸収したガス成分を、呼気として排出
する量も当然少なくなるので、結果的にガスが多くなる。
- 膵臓や肝臓の障害
膵臓や肝臓が悪くて、消化液が充分に分泌されない場合も、消化が進まず、
食物の腸内貯留時間が長びき、腸内細菌による分解が進み、ガスが発生する。
- 心臓や大きな血管の障害
心臓や大きな血管の異常は、全身的な循環障害の原因となり、胃腸への血流量も
減少し、腸壁からのガス吸収を阻害する。