溺れる者は藁をもつかむと申します。花粉症に悩む人は、少しでも楽になるのならと、いろんな物に手を出すことと思います。ということで、製品を作って売るほうにしても、そこに付け込むスキがあるというものです。
ここでは、2000年、ミレニアム花粉症シーズンに出会った、「をい、本気か?」「しっかりしろ」と肩をゆすってあげたくなるような商品や、なるほどと感心(?)したり脱力したアイデア品などを紹介します(東京鼻科学研究所の製品は別にまとめてあります)。効くかどうかのコメントも添えていますが、試していないので、想像で書いていることをお断りしておきます。ジョークだと思ってください。商品を批判するつもりは毛頭ありません。
なお、これを書いている現在、すでに商品は店頭から姿を消しているものも多く、詳細はわかりません。そうでなくとも、いちいち確かめに行くのは面倒なので、記憶に頼って記しますことをご了承ください。
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1.●花粉キャッチ
2.●お部屋のスプレー
3.●エアコンの外付けフィルター
4.●チョー安い空気清浄機
5.●自動車用空気清浄アダプター
6.●スケルトン空気清浄機
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7.●パーソナル空気清浄機
8.●ワンポイント入りマスク
9.●マスクのアロマ
10.●布団カバー
11.●電動目洗い機
12.●鼻スースーシート
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●花粉キャッチ
商品名はこれでよかったと思いますが、メーカーなどは忘れました。
これはなにかといいますと、網戸にスプレーして粘着力を持たせ、風がその網をくぐってくるときに、花粉を吸着してしまおうというものです。つまり「糊」のスプレー。静電気を起こさせるスプレーかもしれませんが、どっちでも同じでしょう。
というのも、花粉って、顕微鏡じゃないと見えないぐらいに小さいんですよ。網戸の網なんか、ぜんぜん素通りしちゃうと思うんです。
そりゃあ、たしかに、いくらかはくっつくでしょう。でも、部屋に風を通すというだけで、膨大な量の花粉が入ってくると思います。窓を開けるということ自体、花粉症の人間にとっては“自殺行為”なのに……。
そのうえ、汚れた網戸は洗えます、とあったと思います。洗って、もう一度スプレーしないと、花粉だらけになった糊は吸着力を発揮しないと思いますが、年末の大掃除じゃないんだから、そうそう網戸なんかを洗えないでしょう。それに、網戸って、窓の外にあるもんですよね。つまり、1日中花粉にさらされている。だから、すぐに吸着力が落ちてしまうのではないかと思います。いったい、何日ごとに洗えばいいんでしょうかね。
手間ばかりかかって、「効くのか、これ?」って感じです。ほとんど無風のときなら、ある程度の効果はあるかもしれないですけどね。
網戸にスプレーするより、タオルかなにかにスプレーして、それを雨の日の洗濯物のように部屋中にぶら下げたほうが効果がありそうです。昔のハエ取り紙と同じね。
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●お部屋のスプレー
商品名もなにもかも忘れました。すいません。ただ、とあるスーパーの花粉症グッズコーナーにあったことは確かです。
これはなにかといいますと、お部屋のスプレーです。香りのスプレーがありますよね。エアーシャルダンとかなんとか、いろいろあると思いますが、それと同じようなものでしょうか。ただ、これは香りじゃなくて、なんらかの成分を含んだ水のようなもの(?)を噴射するものだったと思います。
それをスプレーすると、その特殊な成分が空中を漂う花粉に付着して重さを増し、部屋の床に落ちてくる、落ちたものは再び舞い上がりにくくなる、というようなことが書かれていました。花粉だけじゃなくて、細かな埃などにも効果があるそうです。
まあ、理屈はもっともですが、ホントでしょうか。部屋中にスプレーしないといけないんじゃないでしょうか。どれぐらい重くなって、どれぐらいのスピードで落下するのでしょうか。落ちるとドスドスと音がするのでしょうか。寝る前にスプレーすると、朝には落下してるというぐらいなら、何もスプレーしなくても落下してると思います(ただし、空気の動きがなければ)。
重さを増すということで、人畜無害なのでしょうか。寝て起きたら体重が増えていたなんてことになったらたいへんです。
だいいち、普通の水ではいけないのでしょうか。湿気を与えて重量を増し、部屋の中に花粉が舞わないようにするなら、加湿器で部屋の湿度をあげたほうが効果がありそうです。喉や鼻にもいいですしね。
これも「効くのか、これ?」って感じですね。
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●エアコンの外付けフィルター
これも、商品名は忘れました。エアコンの空気取り入れ口にかぶせる、薄いスポンジ状のフィルターです。
最近のエアコンは空気清浄の機能がついているのがあって、簡単なフィルターを使うものからプラズマ式などのものがあります。しかし、そういったものがないエアコンを使っている人は、このサーキュレーター機能を利用して空気清浄ができないか、と考えるんですねえ。貧乏くさいといえば貧乏くさいですが、なかなかいいところに目をつけたと思います。
で、この厚さ1センチぐらいのスポンジは、マジックテープでエアコンに取り付けるようになってます。ただのスポンジじゃなくて、いちおう静電処理がされているそうです。つまり、花粉などのホコリを吸着しやすくなっている。
スポンジはグレーだったと思いますので、見栄えは悪くなりますし、そもそもなんだか怪しげで「効くのか、これ?」と思われるでしょうが、原理的には「効かないはずはない」と言えると思います。つまり、HEPAとかの空気清浄機ほどではないにしろ、効果はあるでしょう。
網戸よりはぜんぜんマシだと思います。
ふつうのファン式空気清浄機の前面につけてもいいと思います。さらに効果がアップするでしょう(たぶん)。清浄機のフィルターも汚れにくくなるし。
でも、ファンヒーターの空気取り入れ口には付けないでください。不完全燃焼などをおこしたらたいへんです。
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●チョー安い空気清浄機
効くのか、これ? ということでは、もはやその分野に入ってもおかしくないイオン式の空気清浄機ですが、ミレニアム花粉症シーズンには、新聞の通販広告で、とうとう2台で7〜8000円程度(だったと思います)の空気清浄機が登場しました。4万5万のファン式空気清浄機のことを思えば、十分の一以下の価格ですね。
商品名やメーカーは忘れました。
イオン式というのは原理的には効果はあるはずなのですが、なにせファンがないから、花粉を集める効率がたいへん悪いです。とあるメーカーの製品がブーム(?)になったころ、数万円という価格で入手したはいいが、「効くのか、これ?」という体験をされた方も多いでしょう。
それがとうとう1台あたり5000円を切ったのです。さらに「効くのか、これ?」と思うのも無理はありません。
まあ、なにも申しません。トイレなどの狭いところに置いてください。ないよりはマシのはずです。
価格が心配かもしれませんが、イオン式の空気清浄機などというものは、すごく安く作れるものです。実際の製品が安っぽいかどうか、耐久性があるのかどうかなどは知りません。
ちなみに、マイナスイオンの健康効果(森林浴効果など)については、科学的には認められていません。オゾンによる脱臭効果も事実上認められていません。これらの効果を大々的にうたったメーカーが、広告が不正で誇大であるとして排除命令を受けたことは覚えておいてください。
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●自動車用空気清浄アダプター
商品名はわかりません。空気清浄機ではなくアダプターです。
仕組みとしては、自動車のエアコン、あるいはクーラーなどの、空気の吹き出し口にとりつけるものです。中身はただの静電フィルター。高性能マスクの中に入ってるのと同じですね。これで花粉などを吸着しようというものです。
まず、いくらなんでも、サイズが小さすぎる。それに、空気を循環させておかないといけない。風を止めちゃうと、なんの意味もないんです。
パッケージには「花粉に!」などの文句があったと思うのですが、ちょっと誇大ではないかなあと思います。「これ、効くのか?」と問われれば、「効かない」と言えると思います。マスクをしたほうがマシです。
自動車用の空気清浄機といえば、かなり高価だったと思うのですが、イオン式(電気集塵式)のものがありました。強力なファンで、「ゴォー!」という音がしたと思います(もちろん弱運転もできます)。今でも、それがついているタクシーなどに乗り合わせることがあります。
その高価なものと、情けないアダプターの中間はないかというと、ファンなしのイオン式のものがあります。ティッシュのボックスと同じくらいのサイズで、小型なのはいいのですが、効果はあまり期待できないように思います。
少なくとも即効性はないと思いますが、車内という限られた空間ですから、ある程度の時間のうちには効果が出てくるかもしれません。まあ、風が出てないと役に立たないというアホよりマシでしょう。3〜4000円ぐらいだったと思います。12ボルトのACアダプターを使えば家庭でも使えると思います。トイレなどの狭いところに置くのもいいかもしれないです。
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●スケルトン空気清浄機
そりゃあ効くでしょうけど、こんなものまでスケルトンにしなくてもいいじゃないか、と思います。中でネオンかなにかが点くのでしょうか。作動しているところを見てないのでわかりません(照明が点くとおもしろいよね)。
お好きな方はどうぞ。東急ハンズで売られていました。今も売ってるかどうか知りませんが。
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●パーソナル空気清浄機
正確にいうと「イオン発生機」なんですが、無理やりこじつけて、空気清浄機の仲間にしちゃいます。そのほうがおもしろいので。
パソコンのマウスサイズで、首から下げるのだそうです。電源は乾電池です。
イオン発生部は針式(針式とワイヤー式がある)で、そこから飛び出したマイナスイオンが、ちょうど上にある顔に向かって行くとのこと。そのイオンによって帯電した花粉などは、本体のどこかにあるプラス部分に吸着されてしまうと思います(マイナスのところを作ったら、必ずプラス部分ができます)。
別にねえ、空気清浄機でもイオン発生機でもなんでもいいんですが、パーソナルサイズのものまで作ることなんかないじゃないかと思います。
いちおう、モトが「空気清浄機」ではないので、アイデアはおもしろいですが、ぜんぜん効かないと思います。自分だけいい思いをしようとせず、部屋の空気をなんとかしろと言いたい。自分だけきれいな空気を吸いたいなら、安い空気清浄機を抱えていればいいと思います。
なお、よくOA機器はプラスのイオンを発生するので体によくないなどということも目にしますが、そのような科学的根拠はありません。マイナスイオンで健康になるということがないのと同様、プラスイオンが体に悪いという根拠もないのです。だから、マイナスイオンで中和する云々などということは、非科学的なリクツです。
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●ワンポイント入りマスク
インターネットで検索してもらうとヒットすると思うのですが、マスクにプリントをしてくれるところがあるようです。
はじっこのほうにワンポイントをつけるならともかく、全面にプリントをすると、空気の流れがさえぎられてしまい、「効くのか、これ?」どころではなく、息苦しくなるそうです。
マスクで窒息してしまっては、笑うに笑えません。どうか絵柄のサイズに気をつけて、自分だけのオリジナルマスクを作ってみてはどうでしょうか。陰鬱になりがちな花粉シーズンを、できるだけ明るく過ごすためにはいいかもしれません。
まあ、こういった時代ですから、パソコンやワープロのプリンターを使って、自分でアイロンプリントができる人も多いとは思いますが。
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●マスクのアロマ
マスクによい香りをつけてくれるスプレーがありました。香りはメントールですから、スースーして、つまった鼻に気持ちいいかもしれません。
メントールは鼻や喉の粘膜に効果を発揮するようですので、ただの香りというだけじゃなくて、これは実際に効く(どの程度効くかはともかく)といってもいいでしょう。
スプレーじゃなくて、湿ったシートも売ってました。それをマスクの中に仕込むのだそうです。いうまでもなく、スギ花粉症のシーズンは空気が乾燥しがちな冬から始まります。メントールの香りとあいまって、これも花粉症には効果があるといえそうです。
アロマテラピーなどをやっている方は、ご自分でお気に入りの香りを調合して、マスクにしみ込ませるといいかもしれませんね。
ちなみに、この「メントールがいい」ってことで、夏しか店頭に出回らないバスクリンクール。これはメントールの香りがしてスースーする入浴剤なのですが、もしも見つけたら入手しておきましょう。花粉症で鼻がつまったりしているとき、メントールのお風呂は気持ちいいですよ。
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●布団カバー
花粉症の季節は、布団を干すのに困ります。なぜなら、外で干すと、花粉がたくさんくっつくからです。干したあとは、掃除機で吸い取ればいいのですが、最初から花粉がつかないようにしようというのがこれ。例によって商品名はわかりません。
布団だけじゃなくて枕用のサイズもありました。カバーといっても袋状です。材質は厚手の目がつまった布(だったと思います)。最初は黒いビニール袋ではないかと思ったのですが、それでは湿気がこもりますよね。さすがにそこらへんは考慮されているらしく、やっぱりビニールではありませんでした。
目の細かな布だということで、湿気は外に出ていきますが、花粉は入ってこないというものですね。色が黒だということで、太陽熱も吸収しやすいはずです。布団もよく温まるでしょう。
さて、それはいいのですが、それを取り込むときがたいへんではないかと思います。そのまま取り込んでしまっては部屋の中に花粉が入ってしまいますので、取り込む前に、外で袋をはたくなどのことをしなくてはなりません。やってることは、布団をナマで干すのと同じではないかとも思えます。
それに、いちど袋の中に花粉が入ってしまったらたいへん。袋そのものに花粉がつかないように注意しなくてはいけません。よく掃除やら洗濯やらをしないといけないでしょう。袋から出すときにも花粉がくっつくから、どちらにしろ、布団は掃除機で吸い取ったほうがいいでしょう。効果があるんだか、ただ面倒になってるだけなんだか、ぜんぜんわかりませんね。
まあ、ちょっと手入れが面倒かもしれないですが、どうしても外に干したい方にとっては、便利なものかもしれません。個人的には、布団乾燥機でいいじゃないかと思いますけど。
なお、袋の色が黒だということで、日光(紫外線)による殺菌効果は望めなくなりますので、その点、より高温で乾燥する布団乾燥機のほうがいいようにも思えます。布団乾燥機にも、わりと高性能なエアフィルターが付いているものなどもあるようです。
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●電動目洗い機
温かい湯気を吸入するのは温熱療法として確立されていますが、湯気ではなく、ただの湿気でも気持ちいいものです。気持ちいいだけではなく、ある程度鼻の中を洗う効果もあるようです。もちろん、喉にも気持ちいいです。そのような吸入機はいくつか市販されています。
さて、ところが、目を洗うのにも、吸入機同様に、水をスプレーしちゃおうという電動の機械がありました。水がびゅ〜っと飛び出るのか、細かな霧状になって噴霧されるのか詳細は不明ですが、目を洗うのに電動のものを作らなくてもいいじゃないかと思います。じゃぶじゃぶと顔を洗うときに、いっしょに洗ってしまえばいいですし、薬局へ行けば、いくらだって目を洗うものは売ってます。目薬だっていいでしょうしね。
まあ、細かな霧状の水で洗眼しようというものなら、あまり目が痛くないと思いますので、お子さんなどにはいいかもしれません。
効果はあるでしょうが、商品の意味(存在価値?)の点で、ちょっと疑問ですね。けして安いものではないですし。
なお、目薬のさしすぎや目の洗いすぎはよくないとのことなので、注意しておきましょう。とくにドライアイの方などは、目薬をさしすぎる傾向があるようです。
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●鼻スースーシート
100円ショップのダイソーで買いました。これは使いました。
これはなにかというと、足スッキリシートみたいなジェルのシートです。湿布みたいなものかな。形は楕円形で、半分に切って鼻に貼りつけます。
メントールの香りがして、いかにも鼻がスースーしそうです……が、この香りが目にきます。目がシクシクして、どうにもこうにも、ずっと貼っておくのはなかなか困難です(眼鏡をしているせいもあるかもしれないです)。しかも、鼻チ〜ン!
をたびたびやる花粉症シーズンは、鼻の皮膚が荒れていますから、少ししみます。がまんして長時間貼っておくと、はがすときにちょっと痛いです。
効くかどうかというと……私にはあまり効きませんでした。また、マスクをすれば目にこないかなとも思ったのですが、そううまくはいきませんでした。
香りはいいと思うのですが、鼻に直接あてるものとしては、こういったシートよりも温めるものがいいみたいです。鼻用の小型ホカロンとかがあればいいと思いますね。ちょっとバカバカしいですが、靴の爪先用のホカロンを鼻に貼ると気持ちいいです。このまま外に出るのはちょっと……ですけどね。
ちなみにこのダイソーですが、ほかにもいろいろなシートが売ってます。胸に貼るシートなんかは、とてもいい香りです。おいしそうで食べちゃいたいぐらいです。
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以上のものは、ホームセンターやスーパー、薬局、東急ハンズなどで発見したものです。みなさんも探してみてください。辛い花粉症の季節は、それを逆手にとって、楽しいことを自分でみつけましょう。“気の持ち方”もだいじですよ。
〔by ほげほげフォレスト〕
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