さて、今回は清浄機の活性炭フィルター(脱臭フィルター)をなんとかしたいと思います。
清浄機がタバコの臭いを発するようになったという点では、HEPAフィルターよりも、こっちが問題かもしれませんし(実際、そうなんですが)。
どうしよう。
とりあえず、洗いますか(笑)。
洗剤を入れて、漬け置き洗いをしましたよ。
でも、だめね。
多少はよくなりますけど、吸着された臭いまでは洗い流せません。
じゃあ、次にどうするか。
煮ちゃえ(笑)。
これはSFXではありません。ホントに煮ているんです(笑)。
たしかにね〜、煮てると刺激性のいや〜な臭いが出てきます。換気扇最強運転です。
これならイケるかなと思いました。
でもね……。
壊れました。(T_T)
おまけに、何時間も煮ていればどうかわかりませんけど、臭いはとれません。
そうなんです。
活性炭に吸着されたものは、煮たぐらいでは取れないんです。
よく浄水器などにも活性炭が使われているでしょう。んで、塩素を取るでしょう。
どうしたら復活するかというと、もういちど高温で「焼く」んです。
そうすると吸着した物質は飛んでしまい、もとの炭に戻ります(といわれています)。
でも、このフィルターを焼いたら……炭だけ残ってもしょうがないですしね〜。
まあ、とりあえず、ほつれたところを復活させます。
熱でビニールを解かしてくっつけるというシーラーを使います。
じゅわ〜〜〜〜〜(いや、そんな音はしないんだけど)。
さあ、困ったね。これは新品に交換するしかないか。
ここまで来て、それも悔しい。
作っちゃえ!
使うものはこれです。
換気扇のフィルター(不織布)と、活性炭の脱臭剤(冷蔵庫用)。それとホチキスとハサミ。
ぜんぶダイソーのもので、しめて400円(笑)。
まず、不織布を清浄機にあうサイズに切ります。
で、脱臭剤を分解して、活性炭を取り出します。
最近のは一体成型になっていたりするので、本体を壊すにはニッパーなどが必要です。
ちょっとめんどうですけど……と思ったんですけど、この画像にもあるように、バキバキと壊していたら、箱の底がパカッと外れました。
?( ̄□ ̄;)ガーン
なんだよ〜、簡単に手で外れるじゃんか。
2個で100円のものが、そんなにきっちり作られているわけがないですね(笑)。
で、その活性炭を不織布の上にばらまきます。
不織布を閉じて(重ねて)、ホチキスでとめます。
さあ、できあがり……と思うでしょう?
ところが、このままではダメなんです。
どこがダメかって?
ちょっとそのフィルターを持って、持ち上げてごらんなさい。
ほら、はじっこに寄って、おしまいでしょう?
これじゃあ、ただ「袋に入っている」のと同じなんですね。
よくわかんない?
じゃあ、絵で説明しますね。
最初は、平らに置いた不織布の上に活性炭をばらまきました。そして、不織布を重ねました。
こんな感じです。うまく平らになってますね。
これを持ち上げましょう(縦にする、ということ)。
こうなるわけですよ。地球には重力がありますから(笑)。
清浄機のフィルターはどうなっているかというと、芯になるプラスチックのネットが入っているようです。
それに活性炭が付着しているので、縦にしても落ちてこないんですね。
まねできればいいんですが、ちょっとむずかしいです。
どうしたらいいでしょうか。
こういうときにだいじなのは、「同じ物を作らないといけないのか?」ということを疑問に思うことです。
なにも作ったものを売るわけじゃない。見栄えは関係ない。似たような機能・性能があればそれでいいわけです。
そこで考えましたね。羽目板方式(笑)。
平たいものの中に、まんべんなく活性炭を広げるのはむずかしい。だったら、細いパイプ状のものをいくつも並べればいい。
そういうわけです。
支柱はどうしましょうか。紙でいいです。チラシを細く折り曲げて作りました。
活性炭が増えてる?
はい、これはダイソーで買ったものです。袋入りの発生痰です。大量に入ってます。
そんなわけで、パイプ状というか帯状というか、そういう細長い袋をたくさん作って、それを両橋で支える支柱にホチキスでとめます。
できあがりは、このようになります。
このとき、袋のとめかたはこのようにしたほうがいいですね。端っこを折り曲げる。
では、清浄機にセットしましょう。
これが裸の清浄機です。
ここに1枚不織布を敷きます。
押入れ用とかで、竹炭入りの不織布があったので、それを使いました。
通気性は、レンジフード用の不織布と似たり寄ったりです。
その上に、作った活性炭フィルターを乗せます(というより、押し込みます)。
活性炭が端に寄ってる?
てきと〜に直しましょう。
まあ、こんなもんでいいです。
かなり隙間がありますが、活性炭の量そのものは、オリジナルの倍くらいは使っているはずですし、別にどうってことはないです、はい。
次に、洗濯済み(笑)のHEPAフィルターを押し込みます。
木目がある? 木の板だ?
う〜ん、これはモアレが出ているんです。木の板をはめ込んだわけじゃないです。
アップにするとこうなります。
ほらね、洗濯のせいで折れ目がついちゃったところがよくわかるでしょう。
こういう隙間から花粉が素通りしちゃうかもしれないんです。
でもまあ、ごくごくわずかだから、気にしない、と(笑)。
んで、いちばん上に、もう1枚、不織布を乗せます。
なにせこいつはプレフィルターがないからね。大きなホコリはプレフィルターでキャッチしておきたいわけ。
そうじゃないと、HEPAフィルターの寿命が短くなる。
乗せただけでは落ちちゃうので、テープでペタペタとくっつけます。
これで完成です。
試運転してみましょうか。
スイッチ、オン!
う〜ん、臭いはないです。風量が落ちてるようにも思えません。
まあ、若干落ちてるだろうけど、それでなにか支障がでるわけでもないし。モーターが過熱したりするとこわいけど、そんなこともないし、気にする必要はないでしょう(ただし、換気扇のフィルター程度の、たいへん通気性のよい不織布を使っている場合です。もっと細かな目の不織布を使ったり、活性炭をピチピチに細密充填した場合などは、支障が出てくる可能性があります)。
まあ、数百円の予算と手間をかけましたけど、数千円のおカネを出して新品に交換しなくてもだいじょうぶでした。
新品の性能そのままというわけにはいかないだろうけど、まあ、いいぢゃん。ねえ?
せこい企画だ?
そ、そのとおりです。(;_;)
いま思いつきました。
こうしてHEPAフィルターで押さえつけちゃうなら、羽目板方式にしなくてもよかったんじゃないか?
う〜ん……。
将来に課題を残した実験となりましたとさ、めでたしめでたし。
追記
あまった活性炭は、もとの袋にもどして脱臭剤として使うほか、庭や鉢植えの土に混ぜ込むことで、よい土壌改良剤になります。土のなかのよい菌が増える場所になったりするそうです。