乳腺の病気について


A. 乳腺炎
乳腺に炎症がおきて、痛み、皮膚が赤くなったり、膿がたまったりします。
抗生物質を服用し、切って膿をだしたりします。

B. 乳腺症
乳腺症とはホルモンの影響で乳腺が硬くなったり、水が部分的に貯まったりする病態です。乳腺症の症状は乳房の痛み、はり、しこりを触れたり、乳頭から分泌物が出たりします。乳腺症によるしこりは多くの場合、押したときに軽い痛みがあります。また、両側の同じ位置にみられることがあります。乳腺症は病気ではありませんが、乳癌の発生率が普通の人に比べて2倍から5倍高くなるとの報告もあります。乳腺症の場合、癌が発生しても触りにくいことが多いので、マンモグラフィやエコーの検査が早期発見のために重要です。また、乳房の痛みやはりが強い場合は治療薬があります。

C. 繊維腺腫
20から30代に多い良性の腫瘍です。境界のはっきりした球形または卵形で、表面はスムーズで弾力性があります。

D. 乳癌
境界がはっきりしない、表面が凹凸のある硬いしこりです。形は球形が多く、押しても痛みはありません。

E. 乳汁分泌
両側乳房からの場合は良性のことが多いが、片側だけだと乳癌の疑いがあります。水様や乳汁のような分泌物のときは乳腺症など良性疾患によることがほとんどです。血液が混じっている場合は、乳癌の可能性が高いので、マンモグラフィ、エコー、乳汁細胞診、乳汁中の腫瘍マーカー(CEA)、乳管造影、MRIなどの検査が必要になります。



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