乳癌の診断

【乳癌の検査法】

マンモグラフィー:乳房専用の装置を用いたレントゲン撮影法です。これによってしこりの性状を判別できます。通常、上下、横の2方向で撮影します。

超音波検査(エコー):人間の耳には聞こえないような高い音を乳房に当てて、その反射音(エコー)を画像にしてテレビ画面に映し出します。

通常はマンモグラフィーと超音波検査の2種類をおこない、癌が否定できない場合はさらに穿刺吸引細胞診や針生検検査が必要になります。場合によっては細胞診をせずに直接的に外科生検(手術室でしこりを取り出して顕微鏡で癌かどうかを調べる)をおこないます。当院の術中迅速組織診断は非常に短時間で結果が出ますので(10分前後)、癌であったら引き続き癌の手術に移ることも可能です。

穿刺吸引細胞診(ABC):非常に細い針をしこりに刺して細胞を取り顕微鏡で見ることによりガン細胞の有無を調べる検査です。痛みはほとんどなく、検査時間は数分です。通常火曜日午後の乳腺外来にて行い、結果はその週の金曜日にわかります。

針生検:直径1mm前後の針をしこりの中に刺して、組織を取ってくるものです。局所麻酔をしておこないますので、痛みはほとんどなく、検査時間は数分です。通常火曜日午後の乳腺外来にて行い、結果は1週間後にわかります。

外科生検:しこりや疑わしい部分の一部、または全部を採取するための手術です。手術室でおこないます。結果は迅速組織診(良性の可能性が大きい場合はおこないません)は10分前後、最終的な病理診断は1週間後にわかります。皮膚の切ったところは透明な非常に細い糸で皮膚の裏側から縫い込みますので、糸は表から見えず、抜糸模する必要ありません。縫った部分は透明なサランラップのようなシートを上から1週間張りっぱなしにしますので、消毒は不要です。術後外来には翌日と1週間後の2回来ていただき1週間後に顕微鏡の結果をお知らせします。

癌と診断された場合は、さらに胸CT検査(手術前または後)や、骨シンチ(手術後)をおこないます。場合によってはMRI検査(手術前)までおこないます。

胸部CT:乳房、肺の断面を見てゆく検査です。しこりの性状、脇の下のリンパ節や肺への転移の有無を調べます。造影剤を点滴します。10分前後で終わります。

乳房MRI:乳房温存術(乳首と正常な乳腺の一部を残す手術)をおこなう場合、癌の広がっている範囲や他の部分に癌がないかを調べる上で重要な検査です。造影剤を点滴します。40分前後で終わります。





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