排便の仕組み

1.食べたものは、食道を通って胃に入り、だ液や胃液に含まれる消化酵素の働きで吸収しやすい物質に分解されます。この過程をを消化といいます。その後、小腸の入口(十二指腸)で胆汁やすい液と混ざり合いながら、全長6〜7mとも言われる細い官がくねくねと続く小腸に送られ、ほとんどの栄養分と水分の約90%がここで吸収されます。
2.小腸で吸収されなかった内容物は、大腸へ送られます。大腸に内容物が送られると大腸の壁が刺激され、大腸は収縮と拡張を繰り返しながら(蠕動運動)を開始し、内容物を肛門につながる「結腸」から「直腸」に向けて移動させます。
3.大腸に入ったばかりの内容物は水分が多く、ほとんど液体のような状態ですが、大腸を通るうちに水分が吸収されて、徐々に固くなります。こうしてつくられた便が直腸に送られてたまってくると、大脳に「便が到着した」というシグナルを発して便意を感じます。
4.便意が起きてトイレにスタンバイすると同時に、脳は下腹部に対して「いきむ」ように命令を出します。そしておなかに力を入れることで、肛門括約筋が緩み、便は体外に排出されるのです。