2000.05.05 (Frisday)
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私は、私が「円形脱毛症」に成ったことは誰の所為(せい)でもないと思っている。強いて言えば、自分の所為だ。
私が小学生だったころ、クラスにある男の子がいた。彼は、そのときにはすでに髪の毛はなく、眉毛もなかったと思う。確かではないが、生まれたときからと聞いたような気もする。
私は、なぜだか彼が大好きだった。髪の毛があろうとなかろうと、そんなこと関係ない。
それでも、小学生の「恋」はうまくいきっこない。男の子はよくやるようだが、私もやってしまった。「好きな子ほど構いたい」というヤツだ。しまいには、ある日の帰り道、思い切り「ハゲ!」と言ってしまった。後悔、先に立たず。
中学生になって「円形脱毛症」になったとき、「ああ、あの報いだ」と思った。言ったことは必ず自分に返ってくる。両親にそう教わってきたのが初めて実感できた。
だから、これは私自身の所為である。
いくら私がそう思っていても、両親(特に母)はそうは思っていなかったらしい。同じ女として、母は私の姿を見てどれほど心を痛めただろう。
しかし、母は言ってはならないことを言った。
「代われるものやったら代わってやりたい」
それは、母の悲痛な叫びだったのだろう。だが、そんなもの、私にとってはまさに「余計なお世話」だ。「代われるものだったら」だって? そんなこと、できる訳ない。なのに、そんなことを言って何になるって言うんだ? 私がさらに深刻になるだけじゃないか。そんな科白(セリフ)を聞かされて、嬉しがるヤツがどこにいる。
悪いが、これは「自己満足」に過ぎない。そう言えば、いかにも自分がその人のことを心配しているように見える。だが、そんなもの、当の本人には何の意味のない。
もしあなたの身内や知り合いに「円形脱毛症」の人や病気の人がいても、この科白だけは言わない方がいい。特に「円形脱毛症」の人にとっては、致命傷になりかねない。あなたが「円形脱毛症」の人の親なら、確かにその気持ちは判らないでもないが、心の中だけに留めておいてほしい。
私の父は、この病気を「親の所為にしている」と言ったことがある。
でも、私はこの病気は誰の所為でもなく、強いて言えば自分の所為にしているぐらいなのに、どうしてそんなことを言われなければいけないのか。
そうして、気がついた。
彼は、自分の意識していないところで「自分の所為だ」と思っていたのだ。だからこそ、私の言動が「親の所為にしている」ように見えたのだろう。このことに気づく日は、きっと永遠に来ないだろう。
この病気は、他に明確な自覚症状がないのだが、本人にもその周りにも精神的なダメージを与える。それが始末に追えない。だが、そのことを心しておけば、ある程度は負担が軽くなるのではないかと思う。 |
2000.05.03 (Wednesday)
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ウチの家の中は、ほとんどがフローリング。
ふと気づくと、床には当然のように髪の毛が落ちている。前は1本1本拾っていたのだが、それはかなり憂鬱な作業だ。何でこんなに、と思うほど落ちているのだ。
そこで、リビングに掃除機を置いておくようにした。子供が小さくて、そこら辺にパン屑なんかをしょっちゅう散らかしてくれるし、これがあれがすぐに掃除できる。落ちている髪を気にせずに済むし、一石二鳥。
しかし、どうしてなんだろう。1日にそう何度も通る訳でもない廊下に、結構たくさん髪の毛が落ちている。気になって下を見てみると、吹き溜まりのように髪の毛が溜まっている。あてつけか。
毎日こんなに髪の毛が抜けていれば、さぞかし変化も激しいだろう。毎日写真を撮っていれば、どれだけ抜けているのか一目瞭然。HPに私の「円形脱毛症」写真を公開することになんの躊躇いもないのだが、ウチにはデジカメがない。普通の写真だと誰かに撮ってもらわないとちゃんと写っているかどうか判らないし、フィルムのムダだ。現像屋さんだって「何だ、こりゃ」と思うだろう。で、この案は却下。
誰かデジカメください(笑)。 |
2000.04.27 (Thursday)
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私は、「円形脱毛症」であることをことさら隠そうと思ってはいない。
「円形脱毛症」は立派な病気だし(病気に立派も不立派もないが)、人に伝染するような病気でもないので、別に隠すようなことではないだろう。
しかし、「かわいそう」と思われるのは嫌。「かわいそうだ」と思えば、それを自分に打ち明けてくれたということは重大なことだと認識することになるし、他の人と私のことを話すときに「あのことは話すべきではないだろう」と思うだろう。そんなことで気を遣われるのは私としては本意ではない。それに、「この人はあのことを知っているのだろうか」と、変に考えながら話をしなければいけなくなるのも迷惑なことだろう。だから、自分からすすんで告白することは少ない。
それなら「かつら」なんかつけなきゃよさそうなものだが、私は人一倍外見を気にする方なので、そんなこともできそうにない。ここが葛藤のしどころ。
しかし、何が嫌って「円形脱毛症」ということで、私のことを何も知りもしないのに「ストレスに弱い」と決めつけられること。冗談じゃない。
私が勤めていた会社の社長と部長に、こういう理由で病院へ行きたいと言ったら、部長は「ストレスに弱いんだね」と言った。
一般的に、「円形脱毛症」はストレス性のものだと言われている。これはある意味間違っている。実際には「免疫システムの障害」や「アレルギーの一種」だと言われているのだが、一般の人はそれを知らないことが多い。言っては何だが、私は人一倍ストレスには強い。ストレスをストレスと感じない方なのだ(これが悪いらしいんだが)。それを、何も知らないでただ「円形脱毛症」だというだけで「ストレスに弱い」と決めつけられる。
私から言わせれば、それは「可愛い外見だから、性格も可愛いに違いない」と思うのと同じレベルだ。バカバカしい。
もっと、マスメディアで「円形脱毛症」のことを取り上げてほしいと思う。そして、一般の人の認識を変えてほしい。「円形脱毛症」で悩んでいる人って意外に多いらしいし。 |
2000.04.23 (Sunday)
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昨日の新聞で、梅田に結構安いかつら屋さんがあるのを知った。
早速行ってみる。
会社のシステムなどを教えてもらい、どうして安く売れるのかが判った。
かつらは、売っている会社が作っているのではなく、作っている会社は別に存在するらしい。
そこではA.NイチャーやアDランスが出している商品も販売している。しかし、値段は比べものにならないくらい安い(と言っても高いことは高いんだが)。
今まで持っていたかつらを下取りに出してもらって、結構値引きしてもらった。
ここで売っている中で一番高いもの。当然オーダーメイドで、型を取ってもらう。
どうやら、私の頭は人より小さいらしい。
出来上がるのは約1ヵ月後。楽しみだなあ。 |