ウィルス感染症
気道疾患を起こすウィルス感染症
ライノウィルス、コロナウィルスによる感染症はふつうの感冒である。アデノウィルス、単純ヘルペスウィルスではむしろ咽頭炎が多い。インフルエンザウィルス、パラインフルエンザウィルス、RSウィルスは上気道炎に加えて気管支炎などの下気道感染をおこす。
神経疾患を起こすウィルス感染症
急性(一次性)脳炎の病原ウィルスは、わが国では日本脳炎ウィルス、単純ヘルペスウィルス、ムンプスウィルスなどがある。
二次性脳(脊髄)炎は、風疹、麻疹、水痘など発疹性疾患やムンプスなどの後、あるいは種痘や狂犬病ワクチンの接種後にアレルギー性の機序が加わって、発症することがある。無菌性髄膜炎はアルボウィルス、単純ヘルペスウィルスによる。弛緩性麻痺の病原性ウィルスはポリオウィルスが代表である。
エンテロウィルス感染症
ポリオウィルス、コクサッキーウィルスなどがある。
発疹を主徴とするウィルス感染症
麻疹:パラミクソウィルスに属するRNAウィルス
風疹:アルボウィルスと同じくトガウィルスに属するRNAウィルス
痘瘡:ポックスウィルス