☆バレエライブラリー☆

 

このページでは、私がこれまでに見た公演、ビデオ、本やCDなどを
自分勝手になんでも紹介していきたいと思います。

まぁ、雑多な図書館ですね。内容はバレエ中心の予定ですが、
その他なんでも入ってくる可能性アリです。

札幌舞踊会の方々、どうぞ公演記録は目をつぶってくださいまし・・・

戻る



 私が見ているのは、札幌の公演だけです。札幌住まいなので。ですから、ローカルな話になります。札幌に拠点を置くバレエ団には、札幌舞踊会があります。この間の芸術祭で『カルミナ・ブラーナ』が受賞したので、名前をご存知の方も多いでしょう。
 Kバレエカンパニーで活躍する徳井実可子さんは、このバレエ団の方です。一度レッスンを受けたことがありますが、とても優美で素敵な方でした。

 このバレエ団は毎年クリスマス公演と、モダンが主のアトリエ公演という公演をやっています。クリスマス公演は、私が見たのは『くるみ割り』『カルミナ・ブラーナ』。『カルミナ』は、このバレエ団の創始者、千田モト先生の追悼公演として上演されました。その翌年に、東京で公演されたんですね。

『白鳥の湖 札幌舞踊会』(02年1月19日)

 試験60日前、観て来ましたよ〜。きれいでしたよ!!徳井美可子さんのオデットは本当に素敵でしたが、オディールもほんとによかった!それに花を添えた1幕のパ・ド・カトル、2幕4幕の大きな白鳥がとっても印象的でした!!(でも、パ・ド・カトルってチャイコフスキーパ・ド・ドゥでしたっけ?)大きな白鳥は、背中がとってもきれいでした〜。パ・ド・カトルのお嬢さんのような手足が長いスタイルに近づこうというのは絶対無理なんですけど(生まれつきの問題よね・・・)、あの背中はきっと努力の賜物に違いないのであり、これから同じような背中を作り上げるのはムリでも、少しでも近づけるようにこれからがんばりたいと思いました!

 白鳥のコールドも、そろっててすごくきれいでした。私は上から見ていたので、ほんとうに美しかった!!徳井さんの白鳥が湖に身を投げる場面では、ちょっとハナをすすってる方がいましたね。観客みんなを感動させてくれた白鳥でした。

 すみません、今回の感想って、ひょっとして内容に乏しいかしら・・・??でも、直後には書きたいことがいっぱいあったんですよー・・・うまく伝えられなくてごめんなさい。

 

『くるみ割り人形』(00年12月2日)

 坂本登喜彦さんが新しく振付けたくるみです。クララはピアノが大好きな女の子で、家の前をよく通りすぎるバイオリンを弾く男の子のことが気になっているというところから物語は始まります。序曲は、この男の子が弾くバイオリン。ただし、オケが付かなかったんですよ!!今年のくるみには。だから、生演奏はこのバイオリンだけでした。

 今回のくるみは、きわめて現代的な振付と衣装でした。まず「何だこれは??」と思ったのが、パーティにやってくるお客様の衣装。おとぎの国のふんわりドレスではなくて、ミニスカートやらカプリパンツやら、セクシーな細身のドレスの方もいましたし、なんとなく色使いが濃いというか、派手。なかには、チアガールとラグビーの選手もいて、いったいこのくるみは何なんだろうとこのときは本当に思いましたねー。パーティの場面も、これまでの子供向けともいえる楽しそうなダンスではなくて、楽しそうは楽しそうなんだけどちょっと大人っぽいというか、セクシーな感じ。というのは、なんだか派手な一団がいるのです。すごく妖しくって、なんだかすごくおかしくなっちゃうようなそんな集団。そして、ドロッセルマイヤーが連れてきた人形は、はじめにこれは何?と思ったチアガールとラグビーの選手。チアガールはまるでバービーのよう!!加えて、これまでのくるみではただそこにいただけのメイドが、このくるみではきちんと役があって、踊ってるんですから!!

 まぁこんな感じでパーティーは過ぎ、ネズミが襲撃してくるわけですが、このネズミ、パーティーにいた大人達がただネズミのしっぽとハナをつけているだけなのです。衣装はそのまま。そして、ネズミの女王はさっきまで異常に妖しく踊っていた派手な集団のリーダー的な女性。それで、パーティーであんなに妖しかったのかーという感想が正しいかどうかはわかりません。これを同一人物と捉えてストーリーを追っていっていいのかどうか、いまだにわからないです。

 そして、二幕目のお菓子の国。一幕目がわからなかった私はここで一気に雰囲気が変わることを期待したのですが、逆に、一幕目のなぞが解けましたね。一幕のパーティーでみんな変な格好しているなーと思ったのは、それがそのまま二幕目の衣装だったのですよ!そうやって考えると、あのパンツは中国で、妖しいネズミの集団は実はアラビアで、ミニスカートはスペインだったわけです。そして、ラグビーの選手はじつは長瀬伸也さんで、一幕目になぜか派手に目立っていたメイド役の二人と芦笛を踊り、バービーちゃんたちは花のワルツのソロを踊っていました。花ワルだけは衣装を替えていましたね。そこに、子供のクララとフリッツとそのお友達が混じって踊りました。こんぺいとう(大人のクララ)は林香織さんが踊りましたが、なんだか音楽が違っていて、ちょっと変わっていましたね。バリエーションもないし。これは残念。

 そして、最後はクララが眠って目がさめて終わるのではなく、パーティーに来ていたお客様を見送って、そこにバイオリン弾きの少年が通りかかって終わります。この場面でようやく、この人達はやっぱりパーティーに来ていたお客さんだったらしいことがわかりました。お菓子の国は、それでもやっぱりクララの夢の世界だったのかな。パーティー中に、クララは居眠りをしてしまったのかもしれません。そうそう、言いわすれました。このバイオリン弾きの少年こそが、くるみ割り人形なんですよ。で、ここでクララはようやく気になっていた少年に声をかけることができるわけです。夢の中だけでは終わらない話ということですね。

 舞台はこんな感じ。最後のフィナーレはいつもどおり、派手にみんなで踊って出てきて終わりました。全体的な感想を言うと、ものすごく奇抜でびっくりしたけど、おもしろかったと言えます。なんといっても、人形と芦笛を踊った長瀬さんがジャンプも軽く、回転もすばらしかったし、バービーちゃんの女の子3人はじつは舞踊会の中高生だったのですが、もう本当にすばらしかったです。これだけ踊れる子がいるんだというのを、観客みんなに焼き付けたんじゃないでしょうか。そうそう、この子達は夏のジュニア発表会で主役を踊っていた子達のようです。

 そんなわけで、なかなか楽しかったのですが、でもこれを毎年やられたらちょっとヤかなー。来年も同じのをやるんだったら今度は新鮮さがない分ちょっと難しいんじゃないかなーと(あくまでも、私個人の感想)。踊り手には圧倒されましたけど。率直に言うと、私はいつものくるみのほうが好きです。今回のくるみは絵本から抜け出して、もっと内容をしっかりさせたものなんだとは思うのですが、クリスマスに観るくるみには、私にはちょっと物足りないのですよ。モダンなのはあんまり好きじゃないからかしら。今年中にもう一回、クラシックのくるみを見なきゃいけないような気が・・・

 

『札幌舞踊会バレエスタジオ ジュニア発表会』(00年8月)

 演目は『眠れる森の美女』全幕。

 発表会も、立派な公演。というか、はじめてそう感じた発表会。子供の舞台ではありませんでした。もちろん、要所要所に舞踊会のダンサーが出演して子供たちをサポートしていましたが、ちゃんと子供たちを立てた舞台でした。とにかく、舞踊会のジュニアのすごいこと!まだトゥ・シューズをもらったばかりかと思われるような小さな子がパッセの連続、プロ並に笑顔を絶やさないで踊り通していました。主役は中学生でしたが、やはり子供を超えた表現力でした。

 発表会といえば、客席側に騒ぎ出す子供、おしゃべりするお母さんたち、うろうろ歩きまわるお父さんなど、ふつうバレエ公演では考えられない事態が起きますが、子の発表会では客席の子供たちも身を乗り出して見ていました。本来『眠り』は長くって、プロのビデオ見てたって、飽きるのにねぇ・・・。舞踊会ジュニアの力を見せつけられました。今後も十分に期待の持てる、札幌自慢のバレエ団です。

 

 『カルミナ・ブラーナ』(98年12月)

 実は私、これを見たとき、なんとも感想が言えませんでした。単純に言って、純クラシックじゃないと、私には理解できないんですね。とりあえず、第1回目の感想は「衣装が素敵、音楽の迫力がすごい。クラシックじゃないのに飽きるヒマがなく公演が終わった。」8月末に、札幌で再演されるので、今度はもうちょっとちゃんと見てきます。

目次に戻る

 

 

『ワガノワ・バレエ学校のすべて』

 このシリーズは、ワガノワ・バレエ学校のレッスン風景を収録したものです。これを見ていると、自分が一緒に踊っている気になって、先生の注意も我が事のように耳に入ってきます。レッスンは、まず体でやらなきゃいけないことですが、目で見てやることも非常に大事だと私は思っています。

U ワガノワクラス初級(普及版)

 11〜12歳の2年生の女の子のレッスンを収録してあるということですが、実際にはもっと幼い子達に見えます。白いレオタードとソックスで、一生懸命レッスンしている姿が印象的。先生は、『97年版 初級』と同じ先生で、この先生はとても丁寧に教えています。とってもきれいだし。生徒達がまだ小さいためか、注意がとても多いです。センターでは、バーと同じようなメニューをゆっくり丁寧にやっていますが、立派にトゥシューズレッスンもやります。一番前の向かって左端にいる女の子がとっても雰囲気があってうまいのですが、どうやらこの子は大きくなってから『PART2 ヴァリエーションレッスン』の1、2で海賊と黒鳥を踊っているようなんですが・・・

V ワガノワクラス中級(普及版)

 13〜14歳の4年生の女の子のレッスン。このクラスは、なんだか人数が多いような気がします。1月号のクララによると、真ん中のバーについている子がうまい子らしいのですが、やっぱり真ん中の二人がお上手。このクラスのレッスンは変わっていて、センターでクラスを二つに分けるときに4人、7人とかに分けるんです。ナゾ。先生は生徒が踊っている間中いろいろと手を出すのですが、初級の先生と違って言葉にすることが少ないので、あんまり見ていて勉強にはなりませんでした。というか、ただ単にこのクラスの先生が私はあまり好きでなかっただけかもしれないです。我が家にあるワガノワビデオで一番見ないもの。

X 天使たちのコンサート

 92年のワガノワアカデミーの日本公演。学校公演なので、小さい子から大きい子までみんな見ることができます。はじめは、昔のバレエレッスンの様子から現在のワガノワのレッスンまでを舞台上で見せてくれます。現在のレッスン風景は、初級から上級まで一緒にバーレッスンをするのですが、同じ音楽でも難易度が違って、一度に全部見るのは大変かも!?センターレッスンは、初級から上級まで順番に出てきて見せてくれます。男の子のレッスンもあって、次々と難しそうなことをこなしてくれるので、やっぱりワガノワの子ってすごい!!という感じました。そのあとは、くるみわり人形や人形の精からの抜粋、レ・シルフィード、パキータなど。人形の精を踊っている女の子がとってもうまくてかわいいです。レッスンの参考になるようなビデオではありませんが、ワガノワの子達のすごさを感じることができます。

Z サンクトペテルブルグの新星 ヴィシニョーワ

 キーロフで学生時代から踊っていた、ディアナ・ヴィシニョーワのドキュメンタリーです。ローザンヌコンクールで金賞を取ったときの映像は必見!!あのカルメンは、学生とは思えない踊りです。今、あんなに注目されているヴィシニョーワが、入学試験には何度か落ちたとか、学校のアダージオクラスではどんな存在なのか、など、ヴィシニョーワのいろいろな部分が見られます。これまで、ヴィシニョーワは名前くらいしか知らなかった私ですが(お恥ずかしい・・・)、これを見て、どんなにすばらしいバレリーナなのかがわかりました。一度、見てみる価値はあると思います。

[ ワガノワクラス ポアント篇

 このビデオに出ている女の子たちは、この間BSで放映されたワガノワのドキュメンタリーにも出ていたので、知っている方もいらっしゃると思います。ポアントの一番はじめのレッスンから、上級までが収められています。とくに大人になってからポアントをはく場合、子供のような丁寧なレッスンを受けられないこともあるので、こういうビデオがあると助かります。ワガノワの校医の先生がポアントによる足の障害やその予防について語っているのも、私にとっては刺激的。こういう先生のところへ将来留学して、勉強したいものです。要所要所にワガノワの卒業公演の映像がはさまれており、それを見ているだけでも楽しいビデオです。

] ワガノワクラス初級(1997年版)

 12〜13歳の3年生の女の子達のレッスン。私は、以前、自分がけがをしてバレエをお休みしなければならなかったとき、ずーっとこのビデオを見て過ごしていました。先生の注意が的確でわかりやすく、レッスンしている子たちは非常に華があって、実際のレッスンに役立てることも、目で見て楽しむこともできるビデオです。センターの後半には、ポアントのレッスンも入っています。このビデオが一番実際の役に立ったので、一番お気に入りのビデオです。

PART2‐W ヴァリエーションレッスン 1

 キューピット、こんぺいとう、キトリ、ディアナとアクティオン、海賊のメドゥーラが入っています。生徒はみんな8年生で、教えている先生は3人。先生によって、また生徒によってずいぶん教え方が違うように感じましたが、それにしても、うまい子は本当にうまいんです。このビデオでは、キューピットとこんぺいとうがお気に入り。みんな自分の個性に合ったヴァリエーションを選んでいると思います。先生方の教え方も的確なので、何回かの練習の後、衣装をつけて踊るのですが、格段にうまくなっているのがわかります。実際の役に立つかということについては、たぶんきちんとバリエーションを教えられたことのある人なら役に立てられるんだと思います。私は真似して踊るだけで、正確な振りがわからないため、踊るためにはそこから聞かないと・・・。クララのヴァリエーションレッスンとは振付が微妙に違います。

PART2-X ヴァリエーションレッスン 2

 コッペリアのスワニルダ、オーロラ、シルヴィア、パキータ、黒鳥が収められています。生徒は8年生3人、7年生2人で、7年生はカーチャとイーラです。イーラはまだやせていて、スワニルダのヴァリエーションを踊るのですが、とてもきれいです。カーチャのシルヴィアは正確できちんとしています。先生はやっぱりコワリョーワ先生で、このビデオでは先生が4人いますが、コワリョーワ先生の教え方が一番わかりやすいように思います。私がひとつひとつ、きっちり教えてもらうのが好きだからそう感じるのかも知れませんが。オーロラのヴァリエーションの子だけちょっと緊張しているように見えますが、ほかの4つのバリエーションはとても上手で見るだけでも十分見ごたえがあります。黒鳥のヴァリエーションを踊っている子は、もう自分の黒鳥がしっかりあるようで、私はとても気に入っています。

 ヴァリエーションの注意でも、ふだんのレッスンに役立てられることはたくさんあるように思いますし、それにこのような踊りを見ることもレッスンにプラスになることがあると思うので、もし機会があったら見てみて下さい。

 

『アメリカンバレシアター スターの饗宴』

 私、実はABTのアンヘル・コレーラさんの大ファンです。生ダラで見たときには「回転すごいなー」くらいの印象しかありませんでしたが、このビデオの『ドン・キホーテ』はすばらしい!!札幌では生で見られる機会はまだないのですが、ビデオでも十分魅了されてしまいました。キトリ役のパロマ・ヘレーラとの息もぴったり。ガラ公演で、パ・ド・ドゥしかないのに、この2人が現れた瞬間舞台はドンキの世界になっちゃうんだから、プロってすごいですよねぇ。

 もうひとつ、ホセ・カレーニョとスーザン・ジャフィーの黒鳥も、ものすごく引き込まれました。ガラ公演では技の競い合いになってしまうこともあるようですが、やっぱりその演じる役が伝わってくるほうが私はいいなぁ。

 私が理解不能なモダン系もたくさんあります。

 

『エトワールへのみち』

 オペラ座バレエ学校のレッスンを紹介するビデオです。これは姉が発見したことですが、学生時代のオレリー・デュポンが出ています。マニュエル・ルグリやノエラ・ポントワなどなどの有名ダンサーの踊りも見られます。

 このビデオとワガノワを見比べると、オペラ座とキーロフの違いがはっきりわかります。ワガノワは基礎をものすごくしっかりやっており、一方オペラ座ではレッスンのスピードが速い!モダン作品の多い国に合ったレッスンに見えます。レッスンを受ける女の子達も、開放的なお国柄を感じます。

 このビデオには、ボーイズクラスやアダージオクラスも収録されていて、私のような大人になってからバレエを始めた人にとっては、「こういう練習をするんだー」というような映像が見られます。入学審査でどんなところを見るかというようなことも話されています。

『クララのバレエレッスン』

 ワガノワに比べて、つまらないのはしかたない。日本のビデオには、ワガノワのような夢がない。でも、自分がこのレッスンをするという立場で見ると、とてもわかりやすく勉強になるビデオです。目で見て学ぶというより、実際に自分もやって一緒に学ぶためのビデオでしょう。

 

『ジゼル』

 フェリが昔東京バレエ団と一緒に踊ったジゼルです。アルブレヒトは、ルグリ。私はフェリが大好きです。というか、フェリのジゼルが好きなのです。村娘としての清潔で純粋な感じがすごくよく伝わってくる。すばらしい!!もちろん2幕もすばらしいのですが、私は村娘の明るいほうが好きなんですね。しかも、あの甲といったら!!

おまけ『生ダラ』

 ビデオにとってあるので、ときどき見ます。ノリタケの姿を見て、バレエをはじめた方も多いのでは?バレエは今や誰にでもはじめられるものであるということを証明し、クマテツと一緒に日本のバレエブームに火をつけた(?)番組。はやく続きやってほしい。・・・といっているうちに、番組終わったらしいです。

 

目次に戻る

 

 

マンガ

『アラベスク』(白泉社 山岸涼子)

 元祖バレエマンガ?アラベスク、読んだ方多いでしょうね。今更解説なんかすること何もないです。はじめ、あまりにも絵が古いのでちょっと敬遠してしまった私ですが、読み始めたら全然そんなことは関係なくなる。主人公のノンナが、いろいろ悩み苦しみながら、1歩1歩前に進んでいくドラマが、何回読んでも飽きません。2部作、なんだと思いますが、全巻通してミロノフ先生はやっぱりかっこいい。

『スワン』(集英社 有吉京子)

 大長編バレエマンガ。私は『アラベスク』より先にこちらを読みました。たまたまだけど。主人公の真澄が、やっぱりロシア人のダンサーに才能を見出され、いろいろなライバルと出会いながら成長していく物語です。後半は、モダンバレエの世界も出てきます。

『トゥ・シューズ』(集英社 水沢めぐみ)

 りぼんで最近連載していました。上記2つの古めのバレエマンガと違って、かなりかわいらしい話です。でも、主人公のくるみちゃんの一途さは、私自身、経験のあることです。というか、バレエにはまったことのある人は、みんな共感できるのではないでしょうか。作者の水沢めぐみさんは、これをきっかけにバレエをはじめたそうですね。

 

バレエ医学

『バレエ・ダンサーのからだとトラブル』(音楽の友社:蘆田ひろみ著)2500円

 これぞ、夏の実習中に原稿の時点で私が読ませていただいたご本です!(べつに自慢できることじゃない・・全然) この本は、これまでのバレエ医学書の中でもっともわかりやすく書かれたものだと思います。解剖からケガ、精神面の問題などを簡潔に幅広く扱っています。ストレッチ方法や姿勢、偏平足など、きっとみなさまの役に立つお話があると思います。偏平足でも、足の裏の筋肉が使えるようになれば高い甲をつくることができるというのを目で確かめることもできますし、今の自分の姿勢と写真をくらべて、どうすべきかを考えてみることもできるかも。(私、さいきん出っ尻ぎみ・・・)

 まぁ、ときどき、実習中にお見かけした先生のご性格が文章の端々に感じられることもあり、それもまた楽しいのでございます。

『バレリーナのヘルスケア』(新書館:蘆田ひろみ著)1400円

 クララに連載されているコラムを一冊に集めた本です。誰にでも読みやすく、こういうときにどうしたらよいのかということが非常に簡単にわかりやすく書かれています。医学書というよりは、踊る時に必要な本といえると思います。ちょっとした悩みを抱えているかたは、ぜひ一度読んでみると、何か得るものがあるのではないかと思います。また、なんでもないと思っていることが実は重大なことだったりする場合もあると思いますので、自分のバレエになにか不安のある方もそうでない方も、本屋さんで見かけたら一度手にとってみてください。私は、蘆田先生が書かれた序文に、力づけられた気がします。

『インサイド・バレエテクニック』(大修館書店:ヴァレリー・グリーグ著)2200円

 医学生でバレエをやっていたら、これは絶対役に立つ!!医学に関係ない人でも、解剖からきちんと説明されているので、読む気があれば絶対役に立ちます。でも、かなり学術的な本のような気がするので、筋肉の動きにものすごく興味がある人でないとつらいかもしれません。

 ただし、とても良い本であることに間違いはありません。

『ダンサーズヘルスケアブック』(大修館書店:小川正三著)2000円 

 おそらく、バレエ医学書(?)のなかで一番読みやすいのではないかと思います。バレリーナを昔から診察されている小川先生が書かれている、翻訳物ではない日本生まれの本。挿絵もけっこう笑えるものもありますが、わかりやすく、初めて勉強される方にも良いと思います。

『ダンステクニックとけが』(大修館書店:ジャスティン・ハウス、シャーリー・ハンコック著)2500円

 辞書のような本です。解剖は骨格、筋肉だけでなく、神経系、循環器系、内分泌系など、きちんとした体を整えていくために知っていなければならないことがすべて書かれています。

 ケガについてがメインですから、ケガのことももちろん膨大にページが割かれています。ケガというのはいったい何なのか、どんな種類があるのか、という一般的なことから始まって、ダンスのケガの原因やよく起こるケガについて詳しく書かれています。予防の項では、ダンステクニックだけでなく、栄養のことなどにも触れられており、かなり完全な医学書となっています。

 

バレエ一般書

『バレエを習うということ』(健康ジャーナル社:木村公香著)1500円

 斎藤友佳理さんのお母様でいらっしゃる木村公香さんの本です。出版されたのは夏ですから、もう読まれた方もたくさんいらっしゃるでしょう。この本は、蘆田ひろみ先生の新しい本を探しに行ったときにたまたま本屋さんでみつけて、表紙がとてもきれいだし、読みやすそうだったので買ったものです。

 内容は、母曰く「バレエの聖書みたい!」。本当に、バレエを習っているものにとって宝石みたいな言葉がならんでます。私は、そのとき夏の実習を終えて進路だとかバレエのこととかいろいろ悩んでいた時期で、2章の『バレエを習う』というところから読み始めました。とてもたくさんのヒントをいただいたと思います。うーん、うまく内容を紹介することができないので、まだ読んでない方は、こんどこの本を見かけたらちょっとページをめくってみて下さいな。

『さぁ、バレエを始めよう!』(新書館)1100円

 この題名そのままの本です。バレエをやるとどんな良いことがあるか、バレエとはそもそもどういうものなのか、バレエは大人からでもできるのか・・・そういったことに全部答えてくれます。バレエ教室の紹介や、テクニックの紹介などもあります。読みやすくて、やる気になる本です。

表紙やエクササイズのモデルは、牧阿佐美バレエ団の平塚由紀子さん。中は有名バレエ団のレッスン風景の写真がいっぱいで、上野水香さんのデビュー前も見られます。はっきり言って、とても目立つ。

『バレエ101物語』(新書館 ダンスマガジン編)1200円 *価格は改定されたので、上がっていると思います。

 バレエをほとんど観たことがなかった頃、バレエ公演を見に行く前に読んでいました。バレエは、やっぱりストーリがわからないとおもしろくないです。ひとつの演目でも、いくつかのストーリーがあったりして、奥が深いと感じます。それぞれの作品の初演のデータや、写真などもあって、勉強になる本です。古典からモダンまで101個の演目が解説されています。

 クラシックの主要作品だけを調べるのなら、最近出たクララの『バレエ名作物語』の方が読みやすいかもしれません。

『バレエの魔力』(講談社現代新書:鈴木晶 著)680円

おじさんのために書かれた、バレエ入門書です。ですから、ときどきおじさん的発言が出てきます。でも、入門には読みやすい本です。

この場合の入門は、見るほうです。バレエの歴史や、各作品についての解説、用語まで、読みやすく書かれています。硬い本ではありませんので、ぜひ一度お試しください。

 

洋書

『THE POINTE BOOK』(A Dance Horizon Book:Janice Barringer ,Sarah Schleinger) 日本円で確か3000円くらいでした。

 洋書です。でも、英語が好きな人でトゥ・シューズに悩む人なら読んでみると良いと思います。というより、どうしても解決したい悩みがあると、英語で書かれていようと、読まずにはいられないです。ドイツ語なら読みようがないけど。

 トゥ・シューズの選び方から、調節の仕方、ケガにいたるまで、トゥ・シューズに関することばかりが書かれた一冊です。トゥ・シューズがどうやって作られるのかやメーカーの話、ポアントのレッスンなども書かれています。いつか翻訳したいのですが、私が修行を積んでいる間に誰かがしてくれるかもしれないです。

 

バレリーナの自伝

『ダンス・オン・マイ・グレイヴ』 (ゲルシー・カークランド著)

 ニューヨークシティバレエとアメリカンバレエシアターで踊っていた、ゲルシー・カークランドの自伝。スクール・オブ・アメリカンバレエ時代のバランシンとの関わりや、ABT移籍後のミハイル・バリシニコフとの恋愛と衝突、薬物中毒になってから立ち直るまでのことなど、彼女のバレエとともにあった半生が書かれています。けっこう衝撃的です。 シャーリー・マクレーンの映画『愛と喝采の日々』はゲルシー・カークランドとバリシニコフのほぼ実話だったのだということがわかります。はじめ、レスリー・ブラウン演じるバレリーナの役はカークランドに話があったようで、でも、彼女は脚本を見て、あまりのことに断ったそう。カークランドの人生に衝撃を受けるとともに、バリシニコフの見方も変わってしまう、かもしれない本です。

『劇場通り』(タマラ・カルサーヴィナ著)

 カルサーヴィナは、『瀕死の白鳥』で有名なアンナ・パヴロワと同時期に活躍したロシアのバレリーナです。前半は、何と言っても帝室バレエ学校(ワガノワ・バレエ・アカデミーの前身)の生活が垣間見られて、とてもおもしろいです。バレエ学校の規則はきびしかったようで、男の子とは踊るときでも口をきいてはいけなかったとか。後半は、ディアギレフが率いるバレエリュスに参加して、各地をまわったことや、ニジンスキーのことなどが書かれています。全編通して、カルサーヴィナの人柄のよさが伝わってきます。

『闘う白鳥』(マイヤ・プリセツカヤ著)

 プリセツカヤを知らない人はいないでしょう。この本は、読んだ方も多いと思います。自伝は、やはりその人の性格がよく伝わってくるようで、これを読むとあれだけの年齢で(70くらいでしたか?)今なお現役で活躍している理由がわかるような気がします。ロシアがソビエトであった頃の、つらい生活が書かれていますが、歴史を知ることのできる本ということもできるのではないでしょうか。

 

目次に戻る

 

 

『ワガノワ・バレエ・レッスン用ピアノ曲集<初級・中級>』(新書館¥7、282)

 これはお教室でかかってるという方も多いでしょうね。ちょっと前に、勉強のお供として買いました。レッスン曲集とはいえ、ピアノがとってもきれいで、ワガノワの子達はこれをライブで聞きながらレッスンしているわけですから、それは良い感性が育つだろうと思いました。レッスン曲の好みはけっこう人それぞれで、ポップ系が好きなおともだちはこのCDはつまらない、と言ってましたが、私はいかにもバレエ!という感じで気に入ってます。煮詰まったときはこれをかけながらバーレッスンしてます。やはり、音楽があったほうがちょっと体を動かすのにもいいですよね。音楽がなければ、バレエはできない!!(いや、『アラベスク』でノンナはやってましたけど)純クラシックはレッスン曲がお好きな方にはおすすめします。ちょっと高いですが、お家でも体を動かしたい方、夜も寝ながら踊りたい方(でも、けっこう気持ち良くって眠りを誘うかも)は、1枚くらいレッスンCDを持っていてもいいと思います。もちろん、お店に行けばもっとたくさんの種類のレッスンCDが売っています。ただし、勉強のバックにかけるには、ちょっと踊りたくなっちゃって良くないんだけど・・・

目次に戻る