研究紹介

Tのぶ

テーマ「レーザーポーリングによる高分子超音波トランスデューサの指向性特性の制御」

 
 光を虫眼鏡で集めて紙を燃やせるように、同じ波である音もレンズを通して集めることができます。OHPなどに使われているフレネルレンズの原理を応用しています。この研究によって健康診断などで行なう超音波診断の画像を鮮明にすることができるようになります。例えば、産婦人科ではお腹の赤ちゃんの性別判定だけではなく、鮮明な表情まで見ることができます。また、病気の早期発見や、構造物のより詳細な内部の様子を見ることができるようになります。        詳細はこちら

  ↑レーザーポーリング  ↑サンプルです。
   処理し、焦電電流を   透明電極にスピン 
   検出しているところ   コートしています。
   です  

T之

記入お願いします

Tkno

テーマ「フィールドワーク用超音波CTシステムの試作」

 超音波CTシステム文化財に見られる木柱などの非破壊探査を目的として開発されてきました。対象の形状は多様で、観測方向も制限されることが多く測定環境は屋内に限定されしまいます。また、対象を水浸したりマッチング用の材料を使うことは避けたい。そこで、フィールドワークに耐えうる、コンパクトで可搬性が高く、多様な対象と環境に適用できる超音波CTシステムの開発を行っています。このシステムは、対象の表面に超音波トランスデューサを密着させて超音波データを収集します。撮像は伝播時間(TOF, time of flight)による透過型CT像の他、反射型の撮像などのモードが可能です。3次元位置センサにより対象の表面の形状と超音波トランスデューサの測定位置のデータや外観の画像データも収集し、様々な形状の対象に適用できます。                   詳細はこちら    

A久戸

テーマ「超純水中への金属溶解に対する溶存ガス及びプロトンの効果」

 半導体産業は今日急速な発展を繰り広げています。中でもウエハ表面のウエット洗浄は、重要な要素技術の一つと考えられています。ウエハ洗浄に用いられている超純水や薬液の使用量も膨大なもので、地球環境保護の観点からも見直しが迫られています。従って、次世代洗浄技術を見据えた、薬液使用量を極力抑えた洗浄技術の開発が強く求められています。また、デバイス特性に大きな影響力を持つ金属汚染物質の除去は重要な課題の一つですが、その機構については不明な点も多い。
 そこで僕の研究では各種金属を用い、溶存ガス及びpHを制御した超純水への溶解特性について検討を加え、新たな洗浄技術の開発に資することを目的としています。        詳細はこちら

mutsuki

テーマ「PPE/sPSブレンドの構造と力学物性」

 僕らのまわりのパソコンやコピー機などの外観はほとんどこのPPE(ポリフェニレンエーテル)とPS(ポリスチレン)をブレンドした高分子ポリマーから成っています。でも、時間が経つと日光や熱や粉塵、あとたばこのやになどで劣化し黄ばんできますよね。そこでPPEとsPS(シンジオタクチックポリスチレン)をブレンドすることで、耐溶剤性・耐熱性・耐候性・耐衝撃性など以前のブレンドよりもはるかに優れていることがわかってきました。そこで、どうして優れているのかを分子構造などの観点から解明しようというものです。この研究での特許はまだ出ていないので、がんばって特許を出せるまでいければなーと思っています。

N口

テーマ「酸化物高温超伝導YBCO薄膜の作製と評価」

超伝導は常伝導金属よりも数桁表面抵抗が低いため、損失の少ないデバイスが作製できます。そのデバイスの土台となる高品質薄膜の作製が研究テーマです。実用化としてはドコモが、2001年開始予定の次世代携帯の中継基地局のフィルタとして使われています。

K子

テーマ「生命尊重教育」

子どもたちが生命の尊さを心から実感できるようにするにはどうしたらいいのか、研究しています。

輪作

テーマ「正極活物質LiMn204の劣化機構の解明と抑制に関する研究」

現在、携帯電話の電池に使用されているものに、リチウム二次電池というものがあります。この電池の電極(正極活物質)には「LiCo02」という物質が使われています。「LiCo02」は使用し続ているうちに容量が小さくなるという欠点があります。みなさんも携帯電話の電池容量が使っているうちに小さくなっていることを感じたことがある思います。そこで電極を「LiCo02」から新たに「LiMn204」という物質に変えることによって充電容量の向上が可能となります。しかし、まだこの「LiMn204」は現在研究段階にあり実用化はされていません。我々は、「LiMn204」の劣化機構や劣化抑制法の研究を行なっています。

SPRING MAN

テーマ「インターカレーション法による新規有機−無機複合体の創製」

 天然界には、様々な層状化合物が存在します。例えば、鉛筆。鉛筆の芯はグラファイトといった層状化合物から成っていますがなぜ、文字が書けるのかといいますと層が1枚1枚はがれ落ち、それが紙に付着しているのです。つまり、層状化合物というのは層自身の結合は強いが、層と層の間は、ファンデルワールス力などといった比較的弱い結合で構成されています。層状化合物の1つとして、粘土鉱物といったものがあります。(具体的には、モンモリロナイトやマイカ) 先ほど説明したグラファイトと粘土鉱物の大きく異なる点は、粘土鉱物は層自身が電荷を持っているということです。そして多くの粘土鉱物は、層自身が−に帯電しているのに対し、層状複水酸化物(LDH)と呼ばれるものについては、層自身が+に帯電しているといった非常に稀な性質をもっています。
 また、通常LDHは層自身が持つ+の電荷を炭酸イオンの−で中和している形になっているが、LDHを高温度で焼成することによって炭酸イオンを取り除くことができ、代わりにアニオン性化合物(−の電荷をもつもの)をインターカレーション法という方法を用いることで取り込むことが可能であります。つまり、層自身が無機物であるため有機物を取り込めば、それだけで有機、無機両方の性質を持つ化合物が出来上がるというわけです。具体的な実用例は、まだほとんどないですが、胃薬の一部にLDHが使われているらしいです。