多彩な不定愁訴 2

●多彩な不定愁訴 2

 ★ 頭痛がする
   
    不眠のために起こる頭痛、生理時に一時的に起こる頭痛は、ゆっくり休めば普通
   はすっかりよくなるので、問題はありません。注意しなければならないのは、はげしい
   頭痛で、吐き気をともなったり、めまいもいっしょにくるような場合です。

    頭痛の起こる原因はたくさんあって、目、耳、鼻、歯、甲状腺などに原因がある場合
   筋肉痛や肩こりと一緒に来る場合、脳や血管に原因のある場合と様々です。

    仕事量を減らして睡眠を十分とっても回復しないような頑固な頭痛の場合は、原因
   と考えられる疾患があるかどうか、まず検査を受けてみることも大切です。

    これといった原因と思われる病気がないのに頭痛がとれないときは、心囚性のことも
   あり、精神科の治療が必要な場合もあります。

    勝手に市販品の薬で頭痛を止めていた人が、実は高血圧症だったのをきづかない
   こともあります。まずは、ホームドクターにご相談されることをお勧めします。
   自己診断は危険です。

    頭痛でも、筋肉のこりのひどいときは、鎮痛剤だけではなく、軽い体操や、ぬるめの
   お湯につかるのも有効な方法です。

 ★ イライラする・不眠に悩む

    イライラも不眠も、どちらも理由がなくて、自分でコントロールできないときがあります。
   こんなときは、気分転換をうまくすることが大切です。家にばかり閉じこもらないで外の
   空気を吸ってみる、友達と話をしたり、疲れすぎない程度の運動をするのも効果的です。
  
    また、夜眠れないことをきにしないで、今眠れなくてもいずれ眠れるからと、気楽に構え
   ることも、不眠への対処の一つです。

    赤ちゃんの夜泣きではありませんが、神経過敏すぎても、疲れすぎても眠れないことも
   あります。入っていてウトウトしてくるような、ぬるめのお湯にゆっくりつかるのも良い方法
   です。

    いろいろと試してみてどうしても駄目なときは、精神科医に相談して、必要な睡眠薬
   や精神安定剤を処方してもらっても差し支えありません。症状の程度に応じた薬を使う
   ことを、極端に恐れることはありません。

★ 物忘れがひどい

    人間は物事を忘れるものです。以前に比べて、最近とても忘れっぽくなったとクヨクヨ
   しても始まりません。物忘れがひどいなら、どうしたら良いかが工夫のしどころです。
   
    自分の記憶を過信しないで、忘れそうなことはなんでもメモをとるメモ魔になるのも良いし
   物の置き場所を決めて、必ずそこに置くようにするのもよいでしょう。

    一つ一つ口に出して行動してみるのも記銘効果があります。
   いずれにしても、忘れることを恥かしがらなければ良いのです。

★ 疲れる、スタミナがなくなった

    更年期のころは、以前に比べると体力は劣ってきますから、同じ量の仕事をすれば
   疲れやすいのは当たり前です。疲労感をグチるよりは、どうすればあまり疲れずに仕事
   の能率を上げることができるかが思案のしどころです。

    年齢とともに仕事のスピードは落ちてきます。正確にすることを心がければ、少しくらい
   遅くても、実生活ではほとんど問題がないはずです。20代、30代にはできなかった経験
   を土台とした気配りで、十分対応ができるでしょう。まずあなたの体力の限界を知って
   背伸びをせずに、無理のない行動を心がけることです。

★ 動悸や息切れがする

    動悸や息切れの原因もいろいろです。不安がこうじて動悸が起きるようなら、神経科
   の領域です。心臓に原因がある場合、貧血が原因の場合もありますから、まずその
   検査を受けてみて下さい。

    階段を上がるときや急いで歩いたり走った後などに感じる動悸や息切れは、ほとんど
   の場合は正常です。これも、普段からスポーツをやっている人は、予備能力があるので
   あまりこういった症状は強く見られません。

    中年にありがちな肥満が原因の場合も多いものですから、標準体重をオーバーしてい
   る人は、ウエイト・コントロールを心がける必要があるでしょう。

★ 血圧が上がったり下がったり

    血圧は健康な人でも日常生活で変動しやすいものなのです。特に更年期を迎える年代
   では変動しやすいことが知られています。それは血圧をコントロールしている自律神経の
   バランスが崩れやすい環境にあるからです。その結果、動悸、頭痛、めまい、吐き気
   手足の冷えやしびれなどがおこることもあります。

    あまりひどい血圧が変動しないような生活上の知恵も必要になってきます。
   血圧を変動させる要因は沢山ありますが、第一にあげられるのが睡眠不足、次いで感情を
   興奮させるような精神的ストレス、過度の飲酒・喫煙・冷たい空気や水にさらされること
   急激な激しい運動・便秘・排泄時のいきみなど、日常生活の殆どの動作が血圧を変動させ
   ます。
 
    要は、こうした日常生活に伴う多少の血圧の変動にも、十分耐えうる弾力性のある血管の
   持ち主であれば問題はないのです。血管の若さを保ち、老化を防ぐには、バランスのよい
   栄養をとること、適度の運動をつづけることが大切です。