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●多彩な不定愁訴 3 ★ めまいがする めまいは必ずしも更年期にだけ見られる症状ではありませんが、更年期の不定愁訴の 中ではベストテンに入っているものです。 体の位置をかえるような運動をした際に、目の前が一時暗くするような一過性の軽いも のから、少し体がふらつき、揺れているような幹事を持つもの、周囲がグルグル回って目 を開いていられないひどい状態のもの、吐き気や頭痛を伴うものまでいろいろあります。 めまいを起こす原因は多様ですが、なかでも多いのは血圧の変動や貧血のために 脳の血液循環が悪くなって起こるもので、少し休めばすぐ回復しますからあまり心配は ありません。 多忙で食事をきちんと摂れないようなときに起こるめまいは、低血糖によるものですから 一休みして食事をすれば治ります。 周囲がグルグル回って目をあけていられないような強いめまいの場合は、いろいろな 病気が考えられますから、めまい外来などのある耳鼻科で精密検査を受けた方がいいで しょう。 めまいを起こす誘因を少なくするためには、自律神経のバランスをくずさないようにする ことです。規則正しい日常生活を心がけ、疲れすぎないようにします。人間関係のトラブル も精神的ストレスを招きますから、よりよい人間関係へ改善をはかる必要もあります。 テレビを不自然な姿勢で見ないこと、夜休むとき高すぎる枕を避けること、冷暖房のきき すぎた場所に入らないこと、特に冷房の風が顔や頭に直接当たらないようにする、などの 注意も必要です。 ★ 耳鳴りがする 耳鳴りはめまいとともに訴える人が多いようです。 一時的にすぐ治るものから、耳鳴りが気になって不眠になるようなひどい場合もあります。 日常生活に差し支えるようなひどい耳鳴りの場合は、やはり耳鼻科の専門医の診察を 受けましょう。 ★ 冷え性 夏の暑い盛りでも、足腰が冷えてズボンを離せない人がいます。 冷え性も更年期に限られた症状でありませんが、自律神経失調の一つのあらわれで ほてりやのぼせ、頭重、手足のしびれ感などと一緒に見られることがあります。 貧血が合併している場合も多いので、血液検査を受け、もし貧血があればその治療 が必要です。 低血圧の場合もありますから、血圧の測定もしてもらいましょう。 自律神経失調やホルモンの分泌異常が引き金になっていることも多いので、薬物療法 (自律神経調整剤、ホルモン剤、漢方薬)や温灸などが有効です。 日常生活での適度の運動も大切で、過労にならない程度の各人の体力にあった運動 をお勧めします。 ★ 頻尿・排尿障害 トイレが近い、いつもトイレに行きたいような不快感うや残尿感があるといった人がいます。 最近やトリコモナスなどが原因で膀胱炎や尿道炎が起こっている場合で、ひどいときには 血尿となることもあります。尿検査の結果、原因がわかれば必要な薬物療法を受けますが 細菌性の膀胱炎ではなかったり、すでに治療によって治っているのに症状がとれないとい 場合もあります。 足や腰の冷えも併発していることが多いようで、こういうときは精神安定剤や漢方薬が 有効なこともあります。足や腰を暖めたり、何か集中するものを考えて気分転換をはかる ことで改善される場合もあります。 症状がなかなか取れないときは、卵巣のう腫や子宮筋腫による圧迫、あるいは膀胱、尿道 のいろいろな病気の場合もありますから、もう一度産婦人科と泌尿器科で精密検査を受けて みましょいう。 尿が漏れるという困った症状も見受けられます。 くしゃみをしたとき、歩くときなど腹圧が急にかかるときに、尿が漏れるのです。 程度の軽いものは、お産をした女性にはよく見られるのですが、パッドを年中当てていなけれ ばならないほどなら泌尿器科で相談をしてみましょう。薬物療法のほか、場合によっては膣の 中に尿度の角度を変えるものを挿入する治療法がとられたり、手術療法が行われることもあり ます。 |