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●ホルモンと前立腺 前立腺は男性の子宮である。そのため、男性更年期と前立腺症状は重要な 関連性がある。前立腺は、男性のオシッコの流れとセックス機能をコントロール する大切な器官である。「ゼンリツセン」であると同時に「マエタテセン」でもある ので、前立腺はちょうど直腸の前にあり、膀胱から尿道への出口のところを包み 込むように存在している。 形・大きさともに栗の実くらいで、通常の重さは、15〜20g。40歳前後で約20g 。サイズは上下径約30〜40mm、左右径約45mm、前後径約25mmだが 60代を過ぎると15g以下となることが多く、とくに前後径が約20mmほどに縮小す るものだ。ところが、50歳を過ぎる頃から3〜4人に一人は前立腺がどんどんふくら みはじめて、ニワトリの卵大ほどにも大きくなることがある。すると、ふくらんだ前立 腺が膀胱を圧迫して、オシッコの出が悪くなる。これが前立腺肥大症だ。 肥大症については、オシッコの流れとセックス機能を調整するほかに、前立腺には もう一つ大切な役割がある。それは、隣にある精のう腺とともに精液を作っていること である。ご存知のように、精液は、精子とともに射精によって尿道を通って出てくる。 このように大切な前立腺が、男性更年期との関係がなぜ深いのかといえば、それは 男性ホルモンの分泌量に左右されているからである。 じつのところ、前立腺肥大症の原因はまだよくわかっていない。しかし、ふつうは40代 をピークに縮小に向かうはずの前立腺がドンドン大きくなっていく。そのおもな原因は テストステロンのバランスが崩れる為だということはわかっている。 もっと具体的にいえば、睾丸から精巣静脈に分泌されるテストステロンの血中濃度が 50歳前後になるとグーンと低下することがはっきりしているからだ。男性ホルモンの 低下に歩調を合わせるように、性交回数は減っていくことがわかる。40代では月平均 7.3回だったものが、50歳代では5.3回だった。 |