ミッドライフ・クライシス

● ミッドライフ・クライシス

中年男性が不定愁訴を訴える場合、そのすべてが男性更年期障害
とはいえないことにも注意が必要だ。男性更年期と似て非なる
「ミッドライフ・クライシス」という症状があるからだ。

 症状は男性更年期障害にそっくりなのだが、大きな違いは、男性
の更年期障害が主にテストステロンという男性ホルモンの減少が
由来するのに対して、ミッドライフ・クライシスの原因は、極めて精神的
なものに起因する。また、更年期障害は、ほぼ45歳〜55歳に生じる
ものであるのに対して、ミッドライフ・クライシスのほうは、それより若干
若い40歳前後の男性がなりやすく、ほぼ35歳〜45歳に多く見られる
という。とにかく、もしやと思ったらホルモンのチェックをしてみることだ。

 ホルモンの低下がある人には、ホルモン補充療法などの処方をする
ことができるが、そうでない人にはこれをする必要はない。
むしろ精神的なカウンセリングなどをしたほうがずっと効果的だ。

さらにもともとホルモンの数値があまり高くない人でその数値がなだらか
に下がっている場合などは、一生懸命にホルモン補充療法をしても
効果が見られないこともあるばかりか、かえって体が不調になったり
異常をきたしたりすることもあるので、注意したほうがいい。