コルセット
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 コルセット等は腰痛の予防、痛みの軽減に対して有効なものであるが、長期間にわたる使用は腰部・腹部の筋力を低下させ逆に状態を悪化させてしまう可能性もある為、使用に際してはコルセットの長所、短所を十分に理解した上で安易な使用は避さけたいものである。
 また、長期間の使用による筋力低下、柔軟性の低下などは腰に限ったことではなく、膝や足首などの装具やサポーター等においても同様であり、それらの道具に頼るのではなく、筋力強化や柔軟性の維持・回復の訓練を並行して行い「最終的には外していくことを目標」にしていくことが大切です。

コルセット等の使用の目的
@体幹の運動制限
 説明するまでもないと思いますが、腰を曲げたり伸ばしたりすることができないように運動を制限します。
A腹腔内圧を高め腰椎・椎間板などへの負担軽減
 腹部を締め付けると腹腔内の圧力が高まり、圧力は垂直方向へ逃げようとします。その時、椎骨や椎間板に上下に引き伸ばされる力が加わり、重力によって下方向へ押しつぶされる力が軽減されます。
B仙腸関節の安定性を高める
 仙腸関節の捻挫などで、仙腸関節に不安定性が有る場合、安定性を高めるために用いる

一般的な簡易コルセット

体幹の運動を制限するとともに腹腔圧を高めることができる
骨盤バンド

仙腸関節の不安定性を抑えることができる
トレーニング用の腰ベルト

体幹の動きを制限することなく腹腔圧を高めることができる

※目的別に代表的な腰部の固定(支持)用具を紹介しましたが、実際にそれぞれの状態に合った物を使用しなければ“楽になった"という実感も得られず、また、状態の悪化に繋がる可能性もあります。
 また、「つけていると楽だから」など安易に使用するのではなく、治療の一環として専門家と相談の上使用することをお勧めします。

腹筋・背筋の強化、柔軟性の向上
 腹筋や背筋などの筋肉は“自然のコルセット"として腰を守る役割を果たしています。
 また、腰背部及び下肢の筋肉の過緊張は腰椎の前弯を強めたり姿勢を悪化させるため、これらの筋肉を強化し柔軟性を高めることは腰痛の予防・治療の上で非常に大切なポイントです。
 先に述べたようにコルセット等を長期間使用することによって筋力や柔軟性を低下させないために、できるだけ早期から筋力強化、柔軟性を高める訓練を行い、できるだけ早く外せるように心がけることが必要です。

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