ゼニカル

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■ゼニカルのダイエット作用メカニズム

ゼニカル(Xenical)は、巷に出回っているダイエット・サプリは勿論、今まで開発されたダイエット薬とも根本的に異なる商品です。欧米で市販されているダイエット商品の多くはデクストリウム(DEXTRIM)に代表されるように食欲を抑制する薬ですが、それほど強力な効き目は期待できず眠気を催すなどの副作用がありました。 ところが大手製薬会社であるホフマン・ラロシュ社が発売開始をしたこのゼニカルは極めて合理的なダイエット作用メカニズムを持っています。ゼニカルは腸において体内に吸収される脂肪をカットして排泄物として体外に出します。ご存じのように、脂肪は蛋白質や炭水化物よりも高カロリーであり、かなりのダイエット効果が期待できます。
脂肪は脂肪酸が連鎖してできています。つまり小さな脂肪酸が集まって大きな塊となり、それが脂肪と呼ばれているのです。脂肪は腸で体内に吸収されますが、実は脂肪自体が直接体内へ取り込まれることはありません。脂肪のサイズは人間の体が吸収するには大き過ぎるのです。実際には、脂肪は「リパーゼ」と呼ばれる脂肪分解酵素(高校の生物の授業で勉強した筈...)によって脂肪酸に細分化されます。脂肪酸は上述の通り、腸が吸収できるほど十分に小さなサイズになります。
単純に考えれば、このリパーゼの脂肪分解機能が働かなければ、脂肪は大きな塊のまま腸で吸収されることなく体外へ排泄される訳です。この単純なメカニズムがゼニカルのダイエット作用なのです。つまり、ゼニカルはリパーゼの脂肪分解作用を抑制する機能を持ち、食べた脂肪の多くを腸に吸収させずに体外へ排泄させる働きをします。
ちなみにゼニカルの公式な発表文では、「ダイエットの基本は食生活と運動が基本なのでゼニカルは補助的に使用すること」、「主な副作用は胃のむかつき程度であり長期間服用することができる」などのコメントがあります。

ゼニカルは重度の肥満症を改善するためのウエイトコントロール薬です。食欲を抑えてウエイトを落とすのではなく体内に脂肪を取り入れることを阻害する働きがあります。食事で摂取される脂肪は大きな分子なのでそのままでは吸収されません。体内に吸収されるにはリパーゼと呼ばれる分解酵素によって小さな分子である脂肪酸に分解される必要があります。ゼニカルは食事とあわせて摂ることによって、このリパーゼの活動を妨げるのです。その結果、食事中に含まれる脂肪分の約30%を未消化のままで内臓を通過させることができます。あなたの体はこの余分なカロリーを脂肪質の細胞に変えることも、エネルギー源として使うこともできないのです。ゼニカルは重度の肥満症を時間をかけて直すのにも極めて有効です。放っておけば高血圧症や糖尿病など深刻な病気に発展する高血圧、高コレステロール、高血糖などの危険要因をなくすのにも役立ちます。食事が全く、あるいはわずかしか脂肪分を含まない場合をのぞいて、毎回の食事と一緒に摂取します。摂取量は通常1錠です。
ゼニカルに見られる副作用の多くは消化器官に関するものです。通常次のようなものがあり得ます。
・ 急激に便意を催す、あるいは便通が多くなる。
・ 排便の時に、おならを伴いやすい。
・ 油分の多い便が出る。
これらの症状は普通、ゼニカルの摂り初めに起き、しばらくすると見られなくなりますが、特に脂肪分の多い食事をしていた場合に起こります。 通常、ゼニカルを正しく使用した食事療法を続けていれば、これらの症状は無くなっていきます。ゼニカルはベータカロチンやビタミンEなどの脂溶性(脂肪と融合しやすい)の栄養素の吸収も同時に阻害してしまうのでそれらの栄養素は通常より30%ほど余分に摂取する必要があります。

■ゼニカルの使用方法

1日3回、1回1錠を食事中(食間ではない)に服用。
※但し、脂肪を含まない食事の時は服用の必要はありません。

■ゼニカルに関する注意事項

・ ゼニカルは現地では処方箋薬です。服用される場合は、医師に相談されることをお勧めします。
・ 妊娠中の方、これから妊娠する予定のある方は医師に相談して下さい。
・ 授乳中の方は母乳にどのような影響を与えるかわからないので、服用しないで下さい。
・ ゼニカルは脂肪と融合しやすい栄養素の吸収を妨げてしまいます。特にベータカロチンとビタミンEは吸収されにくくなるので、野菜や果物をたくさん摂取するバランスの良い食生活を心がけて下さい。

■ゼニカルの成分

ゼニカル1カプセルには有効成分オーリスタット120ミリグラムおよび、マイクロクリスタルライン・セルロース、ソディアム・スターチ・グリコレート、プロビドーン、ソディアム・ローリル・サルフェートとタルクが含まれています。カプセル容器は、ゼラチン、インジゴカルミン(E132)とチタニュームダイクサイド(E171)で出来ています。
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