経絡積聚治療
(けいらく しゃくじゅ ちりょう)
経絡治療と中国古典的治療法を、故波岡、小林、両先生が、発展させた治療法です。
脈の補瀉を治療の第一目的とする経絡治療に、お腹の状態を重要視して、それを基に体のバランスを整えていく事で治療効果を高めていこうとするものです。具体的に述べると、脈状を整えた上で、腹診(身体の状態、特に五臓六腑の不調は、お腹に出やすいと私たちは考えています)により身体の異変や訴えを感知し、背中のツボを使ってお腹の硬さや痛みを取り除くことで、体調を整え自然治癒力を高めようと言ったものです。脈の調整は年期が必要でエキスパ−トになるには、それこそ何十年といった経験が必要になっていたのですが、お腹も診ることにより容易に診断できるようになったと思います。
また、痛いところを鎮痛したりする事を目的とした対処療法ではなくて、身体の気の流れを正常のして内臓のバランスを整えて、自分自身で身体を治癒するように持っていく本治療法なのは言うまでもありません。
療法の手順を簡単に書きます
1.腹部に接触鍼をして身体を安定させます。
陰虚証を決定して古典の難経69難(虚すればその母を補う)により虚の陰経とその母に当たる
陰経の母穴を補い気を整えていきます。
動(動気)牢(硬結)痛(圧痛)で、お腹の状態を探りつつ
聚(浅い所で気の変動とみる)積(深く血の変動)を見つけて証を決める。
証を決める腹の範囲は、臍周囲が脾でその上が心、下が腎で左右が肝や肺と言ったものです。
背中に五行の配当をして、69難等を基に補瀉を施していく。
まだ残っていたら手足の経絡経穴を使ってバランスを取っていく。
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