何故、水でのまなきゃいけないの?

薬をのむときは、水でのまなければならない。
これは、だれでも知っている事ですよね。
ひょっとして「オレは、水なんかなくてもそのままのめるよ!」と自慢した
事ありませんか?
それはとても危険な事をしているのですよ。

なぜ、薬は水でのまなければならないのでしょう?

体を花壇、薬を花の種に例えてみましょう。
カラカラに乾いた花壇に、花の種を蒔いても芽は出てきませんよね。
それと同じで、薬も適度な水分が無いと体にうまく吸収されません。
吸収されなければ、せっかくガンバって飲んだのに、ちゃんと効きません。

もともと薬は作られる時、コップ一杯(200ml)程度の水と一緒にのんだ
場合に、一番効くように作られています。

最近、はやりの水なしで噛み砕いてのむ薬(チュアブル錠という)で
あれば、当然水は必要ありません。

しかし特にカプセルに入った薬の場合水なしでのむと、ご飯の通り道
である「食道」に引っかかってしまうことがあります。
引っかかるとそこで薬が溶け出します。

食道や胃、腸などには、「粘膜」というバリアがあります。
薬によっては、このバリアである粘膜を通過して、食道自体を
傷つけてしまい、ひどい場合には溶け出した場所に「穴」をあけて
しまいます。
つまり「潰瘍」が出来てしまうのです。
これは、飲み込んだ薬が運良く胃までたどり着いたとしても同じ事です。

水なしで薬をのめる事は、自慢にもなんにもなりません。
自分の体を傷つけているだけなのです。

薬をのむのに一番良い飲み物は、白湯(さゆ)つまり湯冷ましした
ぬるま湯だと言われています。

一部の薬は、乳飲料や炭酸飲料と一緒にのむと効き目が弱くなるものも
あるので、注意が必要です。

貧血の治療薬の「鉄剤」、昔は「お茶と一緒にのんではいけない」と
言われていましたが、いろんな研究の結果、治療上問題にならない
事がわかりましたので、お茶でのんでも大丈夫です。

話がそれましたが、薬はコップ一杯程度の水でのんで下さいね^^


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