設立趣意


 途上国への医療協力は、日本を初めとして世界各国から様々な形で行われております。
しかし、社会基盤の整備に伴い専門医療の需要が高まる中で、特に外科系の、手術法、手術室整備管理、あるいは
手術室看護の技術移転を伴った専門分野の協力は、必要とされながらも十分に行われていないと考えます。
 このたび私たちは、技術、資金、施設、人材が乏しいために十分な治療を受けられなかった途上国の患者の救済の
ために、手術室チーム派遣を専門に行う非営利民間団体を組織することになりました。
 私たちが派遣する手術チームは、麻酔科の医師を中心に対象疾患により選出した外科系医師、手術業務に習熟し
た看護師などによって構成されています。対象とする疾患は、私たち独自の十分な事前調査、実行可能性の検証に基
づいて選択され、集中的に治療されることになります。手術チームは、短期派遣を数年にわたり反復し、必要かつ最小
限の設備機器、医療機材を携行し、必ず、現地の公的医療機関と協力して医療活動を行います。これらによって現地
の同領域の医療従事者への専門的な技術移転をも可能にすることになります。
 このような理念のもとに、私たちはすでに平成2年よりカンボジアにおいて有志の口腔外科医による医療協力活動を
開始しています。長い戦乱のために放置されてきた唇顎口蓋裂の患者が2度の手術チーム派遣によって多数全身麻
酔下の手術を受けて、社会参加に向け歩み出しています。今後ともカンボジアへの唇顎口蓋裂手術チームの派遣を継
続するとともに、対象国を東南アジア諸国に、また、対象疾患の手術を戦傷外科、小児整形外科、眼科、皮膚科、形成
外科などに拡大するために、本団体の設立を目指すものであります。
 我が国の病院、医育機関などに勤務する各種の医療専門家の力で、これまで国際医療協力の対象として優先順位
の低かった様々な疾患の治療に貢献することが出来るように、広く皆様のご支援をいただきたいと思います。


Operation Unies (オペラシオン ユニ)
代表 田中 克幸
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