小児歯科
古代より現代の間、我々人間は食文化の変化に大きく左右されてきました。食の変化が我々の歯と顎の発育に多大の影響を与えています。
現代の食事は、高カロリーで柔らかいものへと変化し、日常生活の中で十分に噛むことが少なくなり、そのことが顎と口腔周囲の筋肉などの発育を抑制し機能を低下させています
噛むことの大切さ
| 消化の第一歩・・・・消化のスタート | |
| 口腔内の衛生管理・・・・陲液の分泌、歯、歯肉のマッサージ | |
| 顎の発達と歯並びへの影響・・・・顔の形、審美性 | |
| センサーとしての役目・・・・敏感な感覚、異物、有害物の除去 | |
| 味覚の発達・・・・食べ物を味わう、インプリンティング | |
| 脳への刺激・・・・脳への血流、味覚刺激 | |
| 心の安定・・・・精神的安定、ふれあいの基本は食事より始まる | |
| 発音への影響・・・・サ行、タ行、ナ行、ラ行などの音にひずみが発生 |
お母さん、乳歯の役割をご存知ですか?
健全な乳歯は歯と顎の未来をリフォームします。食物の変化に伴って顎の仕事量が低下することにより、発育の抑制、機能低下が生じて色々な病気におちいります。成長発育期での早いうちからの口腔の健康のための保護管理、並びに正しい噛み合わせの誘導が重要です
| 乳歯だけに見られる歯の役割(永久歯のための場所的、時間的調整) | |
| 食物をかみ砕く(咀嚼器官の一つ) | |
| 顔や顎の骨、舌た口唇口腔周囲の筋群の発育促進(総合的咀嚼器官の発育促進) | |
| 構音・発音器官として |
| 生後5.6ヶ月 | 上唇を使って食物を取り込むことを学ぶ。さらに唇を閉じてのどに流し込むことを覚える | |
| 生後7.8ヶ月 | 舌を上下に動かせるようになる。舌に乗せた食物を上アゴとの間にはさんでつぶせるようになる。そしゃくの動作も身につける。 | |
| 生後9〜11ヶ月 | 舌では無理でも歯ぐきでつぶせる程度の軟らかいものを「噛み噛み」するようになる。舌を左右に動かして食物を選り分け、歯ぐきまでもっていくようになる | |
| 離乳初期 (5〜6ヶ月ごろ |
離乳食をスタートします。このころの赤ちゃんは栄養のほとんどを母乳やミルクでとっています。離乳食からとる栄養は、10%〜20%程度です。 お乳に近いドロドロ状のものを1日1回、1さじからはじめ、飲み込む練習をします。飲み込むことになれてきたら、すこしずつ量や種類をふやしていきましょう。 毎日、繰り返し練習することがたいせつですが、いやがったら一時休んでかまいません。 離乳食のあとのお乳は、飲みたいだけあたえましょう |
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| 離乳中期 (7〜8ヶ月ごろ) |
離乳食を1日2回にすすめます。赤ちゃんはだんだん離乳食になれて、飲み込むのが上手になってきます。食べる事にも興味を示します。 なめらかなもの、やわらかいものから、ツブツブをふやし、すこしかたいものものへとすすめ、舌でつぶして飲み込む練習をはじめましょう。 まだまだ、お乳の占める栄養の方が多いのですが、栄養のバランスを考えた離乳食作りを心がけましょう。2回食になれてきたところで、食品の種類や調理法を広げます |
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| 離乳後期 (9〜10ヶ月ごろ) |
1日3回、食べるようになります。 そろそろ、お乳よりも離乳食からとる栄養量が多くなってきますから、毎食、栄養のバランスをとることが必要です。 おかゆから、だんだんにやわらかいご飯が食べられるようになり、与えられる食品も広がりますから、大人の食事を利用して、変化をつけてあげましょう。 しかし、これまでよく食べていた赤ちゃんが、急に食べなくなったりする食事の中だるみがみられます。あせらずに、赤ちゃんの食欲にあわせて食事をすすめます。 |
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| 完了期 (11〜12ヶ月ごろ) |
大人と一緒に食卓の仲間入りさせてあげましょう。ほとんどのものは食べられますが赤ちゃんが食べやすいように小さめに切って、やわらかめに調理します。味つけはごく薄味にします。 このころは自分で食べがり、食卓を汚しますがこれも一人で食べられるようになるための練習です。あせらず、叱らず、やさしく見守ってあげましょう。 3回の食事のほかに軽いおやつが与えられ、離乳もいよいよ完了です。食事とおやつは規則的に。食事のマナーも教えましょう |