田中_(・。・)~゜ ボーッの愛の軌跡(珍味)

(作:前・中編・・・ぎろそ、後編・・・田中某


前編:彼女の生まれた年・・・


 これは・・・田中_(・。・)~゜ ボーッ(1974年生まれ男、兵庫県出身高砂部屋・・・ではない)のある美しく神秘的な女性との愛と憎しみの物語です。


前編(田中_(・。・)~゜ ボーッパイルだー恩)

 それは・・・ぎろそが大学3年の暑い夏の日だったでしょうか?ぎろそのおコメは熊本県にあるおじいさんおばあさん家から送ってくれるシステムとなっております。そう・・・おばあちゃんの言う裸虫・・・おコメにわくあの虫です・・・それがおコメ袋の中で「どうもお世話になってます〜。」というかんじで・・・まさに我が物顔という言葉が似合っていました。
「お前(達)を・・・殺す・・・。」
 かくして、裸虫抹殺計画が幕を切りました。そして、おばあちゃんに電話。
「いったん水につけっと虫が浮くけん、そっから新聞かなんかひいてコメば乾かすとよかよ。」
ぎろそはプラッチックの大きな大きな容器におコメを移して台所で早速、刑を執行しました。それはまさに、阿鼻叫喚の地獄絵図。水が入り込んでプラッチックの容器の中で渦となり、虫たちにはそれに抵抗する手立てはなく、ただただ流れに従い体をくねらせるだけでした。
「ぐあああああ、おがーぢゃーん!!!」
「ぶはああ!!ごばああ!!」
知らない他人虫とぶつかり合う虫、すでに死体となっている虫を見て恐怖する虫、自分の事で精一杯な虫・・・ってどれくらい虫たちは考えているのでしょう?さて?それが滑稽なのでしょうか?当時のぎろそはプラッチックの容器の中身を眺めてややニヤケ気味です。浮いてきた虫たちはぎろその手によって順次排水溝に捨てられます。
 もう大丈夫だろうと思ったのでしょうか?ぎろそは水処理を完了します。しかし、おコメにはまだまだ沢山の沢山の虫たちがくっついていて思わしい成果は出なかったようです。・・・虫さんたちは全員お亡くなりになっています。そう、一匹も生存者はいらっしゃいませんでした・・・・・・・・・。
「もーーーーー!!!!なんでやねん!!!!!」
 なんと鬼畜な人なのでしょう?虫たちが全員お亡くなりになられたにもかかわらず、ぎろそはお怒りのようです。
「もうええわ。乾かそ。」
 夏は暑いのでおコメは、はやばやと乾きます。
「ん〜1個1個とってたらめんどいなぁ〜。」
 ぎろそはある程度おコメをとってはふるいにかけているようです。自然と虫が分別されます。こうして虫たちはことごとく処理されました。・・・ついこの前は生活に1つも困ることのなかった虫たちが・・・。
 さらに、おコメは乾燥されます。・・・しかし・・・こんなふうにおコメに部屋の場所をとられると、ぎろそは寝れません。
「ん、もうええわ。」
と言って、プラッチックの容器におコメをおさめました。
 ・・・・・・・・・・そして・・・・・・・・数日後、そのおコメたちはお外の空気に触れる機会を得ました。
「あ゛〜やれやれ。」
小さい器でそのおコメをすくいます。するとどうでしょう?そとは白かったのに中身は赤や青はたまた黄色にみごとにデコレートされたおコメになっているではありませんか!
「・・・・・・・・・・・・・(笑)」
 ぎろそはおとなしくプラッチック容器の蓋を閉めました。
「・・・・・・・・・・・。」
 ぎろそにはこんな大量のおコメを投棄する気力がでなかったようです。なにせゴミは大家さん家経由で捨てなければならなからです。ゴミの投棄にはかなりうるさいものですから・・・・。ぎろそはちょっと考えた後にガムテープを持ち出しました。何をするのでしょうか?プラッチックの容器のフタの空気が漏れないようにおもっきしガムテープを貼り付けています。あ、あ、すんげーやりすぎです。これでもかっていうくらい貼りまくっています。
「・・・・・・・・・・。」
 こんどは油性のマジックペンを持ち出しました。ガムテープまみれになったフタの上から何かを書いてます。それは・・・・・・・ラーメンどんぶりのマーク・・・・・・今日の日付・・・・・不死鳥の絵・・・・・加山雄三含有・・・・・そして、卒業時に開放・・・・・・と。
 そして・・・彼女はながいながい熟成の時をむかえるのです・・・・・・・・・。


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