世界のカイロプラクティック

 カイロプラクティック業務の法的資格制度は、米国全州、カナダ、オ−ストラリア、英国、キプロス、デンマ−ク、香港、メキシコ、ニュ−ジ−ランド、ノルウェ−、パナマ、南アフリカ、スウェ−デン、スイス、西インド諸島、ジンバブエなどに存在します。これらの国に於ける共通の事柄は、特に法的資格制度のない国も含め、プライマリ−ケア−として患者を治療する権利、診断の義務と権利、診断用のx線使用の権利などが含まれています。米国、カナダ、デンマ−ク、ノルウェ−、スイスに於いては、カイロプラクティックによる治療は、全額又は一部が国の医療保険政策によって賄われています。一般的に、業界が確立しているところでは、保険会社がカイロプラクティックの治療費に対する保険を提供しています。保険によって支払われる割合は様々で、北米に於いては多数の大きな労働組合が無制限の保険を勝ちとっています。デンマ−クなどでは通常、政府の医療保険、保険会社、患者負担で治療費のそれぞれ三分の一を負担しています。

 カイロプラクティック業界を代表する国際組織として世界カイロプラクティック連合、WFCがあります。WFCには現在約60か国が加盟し、各国のカイロプラクティックの発展と法制化に協力し、又、世界保健機関のような国際的健康機関とも協力関係にあります。WFCは、二年に一度世界の各地で世界大会を開催しています。1991年にカナダのトロントで開催された世界大会はアメリカ腰痛学会と共催で行われ、全参加者1400名のうち約半数がカイロプラクタ−で、他の半数は医師達でした。

 又、1993年の5月にロンドンで開催されたWFCの世界カイロプラクティック大会はWHOの後援で行われました。昨年1995年はカイロプラクティックの創始100年を記念した世界大会が米国ワシントンで盛大に開催されました。そして今年1997年は、6月6日から8日まで東京でWHOの後援で世界大会が開催されました。(詳細は'97年WFCカイロプラクティック世界大会、TOKYOへ)

 また、現在WFCとWHOとの共同事業として、「産業医学の神経筋骨格障害に対するカイロプラクティックの役割」と題するテキスト作成の、共同作成が進められています。WFCは1997年1月、正式にWHOへの加盟を承認され、今後ますます世界の保健に貢献することを期待されています。

 以上が世界的なカイロプラクティック業界の実状の概要です。わが国におきましても、今後カイロプラクティックの必要性はますます大きくなると思われます。諸外国の公的機関によって行われた調査の結果を見ましても、カイロプラクティックを正式に取り入れることが国民の大きな利益につながることは明白です。ただここで大切なことは、カイロプラクティックがすばらしい治療法であることが証明されても、それを業とする人々が正しい教育と訓練に裏付けられていることが必要条件であることです。業界が業者の質の向上に努める必要性は言うまでもありませんが、国民の安全を守るためには、やはり諸外国と同様にカイロプラクティックの業務や教育の基準を法規によって律する必要性があります。つまり、カイロプラクティックの業務、及びドクタ−オブカイロプラクティック、カイロプラクタ−、その他の類似称号や略称の使用を、正当な教育と訓練を受けたものからなる業者団体に制限し、一般国民が認識できるようにすることが必要です。

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