カウンセリングと心理療法の違い



広義の意味では同じように使われてもいますが、ここでは狭義のカウンセリングと心理療法の違いについて

お伝えします。


カウンセリングは、通常言葉を介して行われます。普通に会話しているような感じであるために

特別なことをしているように思われないのが、カウンセリングの長所であり、短所にもなっているように思います。


それに対して心理療法では、カウンセラー(セラピスト)が主導的になって療法を行っていきます。

認知に重点を置いた認知療法、行動に重点を置いた行動療法、さらに無意識の領域を扱う催眠療法

また1対1ではなく複数人で行われる家族療法や集団療法など、様々な療法があります。


カウンセリングの長所と短所と、心理療法の長所と短所は、裏表の関係かもしれません。

カウンセリングの長所であります特別なことをしているように思われないことは、心の負荷や抵抗を生じにくいといったことがあります。

そのため、一人一人に合ったペースで、変化が訪れるように思います。

けれども、人は辛いとき、なかなかそこまで待つことができず、一刻も早く何とかなりたいと焦る気持ちも強くなります。

その際、カウンセリングの無理に推し進めない緩やかな変化は、短所となってしまうところです。


一方心理療法では、カウンセラーの指示や誘導によって、質問や課題に取り組んでいくことが中心になっていきます。

そこにうまくマッチすることができれば、モチベーションが上がり、よい効果が望めます。

ですが、その療法に気持ちがついていかない場合は、課題に積極的に取り組めず、課題をこなすといった義務感になってしまいます。


カウンセリングでは、カウンセラーが相談者の心に寄り添い、心に問いかけて、心の中にあるものを引き出すといったスタンスですが


心理療法では、それぞれのやり方に沿って、相談者を導いていくといったスタンスの違いになります。