
サツマイモと同じヒルガオ科に属する多年生植物で
姿形は似ていますが中味は白く、成分はサツマイモ
と比べかなり異なっています。 (成分比較表参照)
また、よく間違われる同じ白い色のサツマイモで、
でんぷん原料として栽培されている<こがね千貫>
とは、全く別種のもので、特徴もちがっています。
( Ipomoea.batatas.sp )
しもんとは
茎も太くつるの長さは10M以上もあり、株元近くの太さは親指程にもなります。
塊根の大きさもサツマイモの倍程あり、7Kgを超える巨大なものもあります。
塊根を輪切りにすると多量の乳液が滴り落ち、日光に当てると緑色に変わっていきます。
サツマイモの乳液は黒く変色しますが、シモンにはポルフィリン(葉緑素の前段階物質)が
多量に含有されているため、表皮も同じように緑色に変わっていきます。
(シモンの成分) シモンとサツマイモの違いは、何よりも成分含有量の圧倒的多さと
多種類のミネラル、ビタミン類の豊富さにあります。
たとえばカルシウムはサツマイモの約6.6倍、鉄分は8.8倍、カリウムは約2倍、リン
が約2倍など、含まれるミネラルはズバ抜けて多く、ベータカロチンはサツマイモの約3
倍とビタミン類も豊富に含まれています。(成分比較表参照)
1977年当時、成分分析を担当した高知大学農学部・中川進助教授は日本栄養食料学会
で「白甘藷シモン1号には、他の甘藷に含まれていないビタミンKと葉酸が多量に含有さ
れている」と報告されています。
また1986年の日本栄養改善学会では、国立栄養研究所の平原文子主任研究員は4種
類の品種別サツマイモとシモンのトコフェロール(ビタミンE)含有量を比較調査した所
[薬用品種シモンには、100g中の含有量が産地の違いはあるものの驚くべき高値を示
した。]と研究報告されています。
(シモンの由来) この南米ブラジル原産白甘藷シモンはブラジルの原住民インディオ
の間で、古来より病気回復、滋養強壮の秘薬として重宝されていましたが、ブラジル国立農
科大学、シモン・S・チェン教授が密林の奥地で野生の原種を発見、栽培種として改良育
成し世界に紹介されました。
日本では台湾出身の楊天和医学博士がブラジルでシモン教授から、2個の種芋を譲り受け
高知県宿毛市の離島沖ノ島の畑で研究用に培養育成したのが始まりで、シモン教授にちなん
で〈シモン1号〉と楊博士が命名されました。
(楊博士とシモン) 天和医学博士は九州大学医学部で学位(博士号)を取得後、国立がん
センターでシモン教授と出会って種芋を譲り受け、シモン研究のため高知県沖ノ島診療所の
医師として赴任、原種シモン1号の培養育成を計りながら昭和51年(1977年)に、長年
の研究及び治療例をもとに『ブラジル原産―白甘藷シモン1号と白血病』という著書を刊行、
翌年「第28回日本総合医学会全国大会」で『白甘藷シモン1号の薬用』という論文を学会で
報告、昭和54年の第30回全国大会では『白甘藷シモン1号と難病』と題する特別講演を
行い、「シモン1号には止血特効のほか難治疾患の糖尿病、高血圧、リウマチ性関節炎、神経痛、
静脈瘤、潰瘍性大腸炎、再生不良性貧血、血小板減少症、紫斑病、放射線障害(原爆病)、白血病、
ガン疾患に著効あり、これはシモン1号に含有されるビタミンK、葉酸、ポルフィリンなどの
効果で薬理学上明らかであり・・・・」と日本総合医学会雑誌NO8号に掲載されています。
また[シモン1号によって、数多くのさまざまな疾患に効いたという事実は、これらの病人
との間に共通の因子があり、その因子とはシモンに含まれるビタミンA、B1、B2、C、P、K、E、
ニコチン酸、葉酸、葉緑素、ポルフィリン、カルシウム、カリウム・などその他シモンに含まれ
る多種多彩な物質が、その病人には不足していたのではないか、体細胞が必要とするミネラ
ルやビタミン類がシモンの成分によって補充され、回復につながったのではないかと考えら
れ、ライナス・ポーリング博士の学説、分子矯正医学よって理解することができます]と説明
されています。
つまり病気の根本的な原因は、細胞内の分子レベルの欠陥にあり、その欠陥は栄養素の不足
やアンバランスが引き金となっているのだから、その栄養物質の補給で矯正すれば病気は治
るという説で有名な「カゼとビタミンC」説も、この学説によって導き出されています。
難病といわれる病気の人には、体内必須の栄養素がいくつか不足もしくは欠乏しており、この
栄養素が効果的に体内細胞へ補給されれば、病気回復も決して不思議ではないと考え
られています。
シモンには、今だ未知の成分もふくめ多種多彩な栄養素が含まれ、その組み合わせによる協同
作用や拮抗作用によって、さまざまな病気の症状に効果があると楊天和医学博士は力説され
ています。
(シモンと環境) 以来、北海道から沖縄まで全国各地で栽培を試みられましたが、気候や
土壌が適さず、また採算性の問題もあり、ほとんどの地域で失敗に終わっています。
この白甘藷シモンはサツマイモと違って非常に「健康な土」を好み、土壌の養分をあまねく吸
収して育つので、毎年の連作が不能です。
収穫後3〜4年の土壌休養、及び土壌改良を必要とするので、広大な土地での区画栽培
もしくは土壌改良による隔年栽培が行われています。
今では主に気候温暖な九州の大分、熊本、宮崎、鹿児島などの地域で栽培されており、一部
の行政では生産者認定作物として取り扱われています。
(シモンの薬効) 白甘藷シモンは別名「薬いも」とも呼ばれています。
この名に値する程、シモンには多くの病状に効果のある栄養成分が豊富に含有されています。
シモン1号の主な栄養成分分析表 (塊根50g+葉茎50g中)
|
成分名 |
成分量 |
栄養成分の主な働き |
|
ビタミンA |
3.70mg |
ベータカロチン換算6660μg がん予防 老化防止 美肌効果 |
|
ビタミンB1 |
0.18mg |
神経痛 リウマチ性関節炎に効果 |
|
ビタミンB2 |
0.44mg |
視力回復 毛髪、皮膚の増強 肝臓病、口内炎に効果 |
|
ビタミンB6 |
1.56mg |
糖尿病 アトピー性皮膚炎 脂漏性皮膚炎 免疫強化 |
|
ビタミンC |
13.00mg |
コレステロール値の降下作用 かぜ予防 がん予防 美肌効果 |
|
ビタミンD |
0.41mg |
カルシウムの吸収を助ける 骨粗鬆症予防 骨、歯の強化 |
|
ビタミンE |
3.00mg |
抗酸化剤、細胞老化防止、血管拡張、血流促進 白内障 脳卒中 |
|
ビタミンK |
1.20mg |
出血性疾患 肝機能障害 血液の凝固作用 血小板の増加作用 |
|
カルシウム |
488.00mg |
動脈硬化予防 精神安定 骨粗鬆症予防 骨、歯の強化 |
|
リ ン |
120.00mg |
歯と歯茎の強化 脂肪、糖質代謝促進 エネルギー転化作用 |
|
鉄 |
1.50mg |
鉄欠乏性貧血の治療と予防 疲労回復 皮膚の血行促進 |
|
ナトリウム |
40.00mg |
神経、筋肉機能強化 熱疲労、日射病の予防 |
|
カリウム |
2,860.00mg |
高血圧治療と予防、血圧調整、アレルギーの治療、ホルモン分泌 |
|
ナイシアン |
3.58mg |
胃腸障害の緩和 美肌効果 口腔、唇の炎症治療 偏頭痛予防 |
|
レシチン |
205.00mg |
ボケ予防 血栓予防 動脈硬化予防 コレステロール減少 |
|
パントテン酸 |
1.50mg |
性ホルモン、副腎ホルモンの分泌促進 潰瘍治療 ストレス解消 |
|
葉 酸 |
41.00mg |
造血作用 貧血予防 母乳促進 美肌効果 |
|
葉緑素 |
251.00mg |
血液浄化 造血作用 解毒作用 抗菌作用 切り傷治療 |
|
繊維質 |
*2.6G |
便秘、痔の治療、血糖値調整、大腸ガン予防、コレステロール降下 |
その他シモンには表に記載されている成分のほか、コリン、ビタミンP、ビタミンB12、
ヤラピン酸、亜鉛、銅、マグネシウム、ゲルマニウム、マンガン、シリコン(珪素)、
そしてポルフィリン(葉緑素や血色素の成分の一つ)など、人体に必要なほとんどすべての
微量栄養素を含んでいることが確認されています。
これらシモンに含まれる多種多彩な栄養成分が体内に補給されると、その成分の複数の
相乗作用によって体内細胞の働きが正常化し、さまざまな病状に効果が発揮されるのだ
ろうと考えられています。
昭和59年12月「血液の病気なら何でもお任せ」、「白血病、痔に貧血まで」との見出しで、
大々的に報じた『日刊スポーツ』をかわぎりに『報知新聞』『週刊現代』『週刊ポスト』
『いんなあとりっぷ』など、次々とマスコミでもシモンが紹介され、ついに平成4年12月
健康雑誌『壮快』で特集を掲載、以後平成6年まで計6回の特集が企画されました。
最近ではシモン1号の改良種として『カイアポ』の名で、糖尿病に効く健康補助食品とし
て(通販のみ)テレビコマーシャルされています。
(シモンと病気) 白甘藷シモンの効果がマスコミで取り上げられ話題になるにつれて、
全国の様々な病気を持つ人々の、悩みや相談に応じるために『シモンと健康を考える会』
(本部、東京都豊島区池袋)が発足し、支部や協賛団体も全国各地で作られました。
この会は営利を目的とせず、楊天和博士の遺志を守り、純粋にシモンの良さや正しい利用
方法、栽培の仕方などを広め、[健康で明るい家庭づくり]をめざして、現在もシモンの頒布
活動を行っています。
主宰者の斎藤勝氏(故人)は、事故による下半身不随と輸血によるC型肝炎を、シモンの利用
で克服した体験からシモンの研究を深め、1994年5月『シモンイモ百科 サツマイモの
大地のパワー病気治しの例から栽培法・食べ方まで』をサンロード社から出版、引き続き同
年11月渡邊啓子氏との共著『白サツマイモが効いた!肝炎、白血病、アトピー、リウマチと
難病退治の不思議な白いイモを発見!』をマキノ出版から発表した。
この著書には数多くの人たちからの体験報告と医師による分析が掲載されています。
(病名と体験報告の箇条書き)
|
病 名 |
報告者 |
経 過 |
|
肝臓病 |
43歳女性 |
微熱・関節の痛み・頭痛・肩こりの解消・GPT降下 |
|
慢性肝炎 |
70歳男性 |
体が疲れやすく食欲減退・黄疸症状の肝機能改善 |
|
B・C型肝炎 |
男女2名 |
GOT・GPTともに正常値へ・低血圧の改善 |
|
高血圧 |
女性6名 |
上190・下90が上135・下62へ・自律神経正常化 |
|
胃・十二指腸潰瘍 |
男女2名 |
胃の激痛が消え、潰瘍消滅・持病の痔も治る |
|
白血病 |
男女3名 |
血液中の赤血球・白血球・血小板数値の改善 |
|
再生不良性貧血 |
20歳女性 |
1立方_血小板数約4000から65000へと増加 |
|
紫斑病 |
1.3月男児 |
血小板増加、紫斑解消 |
|
リウマチ・膠原病 |
女性3名 |
膝・手足・首の関節の痛み軽減、炎症反応の改善 |
|
腰痛・便秘 |
男女5名 |
肝臓・腎臓など、内臓からくる腰痛を解消 |
|
神経痛 |
女性2名 |
腰骨から太ももの痛みで歩行困難が解消 |
|
アトピー |
歯科医師 |
鼻血・冷え性と子供のアトピー性皮膚炎が解消 |
|
糖尿病 |
男女6名 |
食前の血糖値300_が150_で安定 |
|
カンジダ膣炎 |
46歳女性 |
歯茎の出血と生理後の膣のかゆみが解消 |
|
痔 |
男性2名 |
肛門からの出血が止まり、便秘が治癒 |
|
肌荒れ・手荒れ |
女性2名 |
顔、手、足のガサガサが治り、化粧の乗りが良好 |
|
子宮内膜症 |
30歳女性 |
生理痛解消・月経量正常・子宮内膜組織の萎縮 |
*箇条書きは複数の体験談を集約しています。
「血液の病気はシモン」というイメージがマスコミ報道などで定着しているようですが、
白甘藷シモンは老人性痴呆症にも効果を発揮しています。
それはシモンに含まれるレシチン中のコリンが、体内で神経伝達物質のアセチルコリン
に変化して、記憶力・集中力・学習力・筋肉運動の重要な働きを担っているからです。
(老人性痴呆症に効果) 年をとってくると、大脳の中のアセチルコリンが減少していき
これが原因で物忘れや集中力の低下、やがては知能障害が起こると考えられています。
老人性痴呆症には大きく分けて二つのタイプがあり、一つは脳の血流が悪化して起こる
脳血管性と脳が萎縮するアルツハイマー型ですが、シモンはレシチンやコリンの他に
ビタミンC・E・P・Kなど、血液の流れを良くしたり、出血を止めたり、血管を補強し
たりする成分が豊富に含まれているため、脳血管性痴呆には抜群の効果があります。
実際80歳になる老人が治癒したとの報告がなされています。
アルツハイマー型痴呆症の、脳が萎縮する原因については未だハッキリ解明されていま
せんが、脳内のアセチルコリンの減少が関係しているとの説があり、この説が事実とす
れば白甘藷シモンで予防効果が期待できます。
(ガン予防に効果)ビタミンA (ベータカロチン)やビタミンC・Eなどの成分には、発
ガンを促すフリーラジカル(悪玉活性酸素・過酸化脂質)を消去する働きがあり、ガン細胞
の増殖を抑制する作用もあります。
これらのビタミン類を含む食品は、確かにガン予防に効果があるとされています。
白甘藷シモンには、これらの成分に加えてポルフィリン(葉緑素の前段階物質)という
抗ガン作用をもつ成分が多量に含有されています。
免疫学の権威で、「ガン重曹処置自家移植法」を発表し、世界的にも著名な聖マリアンナ
医科大学教授(当時)・飯島登医学博士は『毎日少量ずつのポルフィリンを服用することに
よって、ガン細胞の成長が著しく抑制、または阻止された』と報告されています。
(糖尿病に効果)糖尿病は血液中のブドウ糖(グルコース)濃度が慢性的に高い、高血糖の
状態で血管や神経などに様々な障害を起こす全身の病気です。
この糖尿病の発症メカニズムは未だ解明されていませんが、高血糖状態を放置するとやが
ては糖尿病網膜症・糖尿病性腎症・糖尿病性神経障害の三大合併症といわれる深刻な状態
におそわれます。
血糖値は食前食後で変動しますが、健康体ならば1日を通じて60〜160r/dl位で推移
し、上下変動します。
「日本糖尿病学会」では空腹時140r/dl以上、食後2時間値が200r/dl以上を糖尿病
としています。
血糖値は膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの働きによって、血液中のグルコ
ースが細胞に取込まれて降下していきますが、糖尿病患者の99%がこのインスリンの分泌
障害か、インスリンの抵抗性もしくは感受性による相対的不足、その他複合的原因によるも
の、あるいは特定の原因(後述)によって、グルコースの細胞内取込みが阻害されているもの
とされています。
現段階では残念ながら「グルコースの細胞内取込み」という、糖尿病の根幹に関わる極めて
重要な部分については、研究中の事柄に含まれています。
白甘藷シモンの成分がインスリンに対する抵抗性もしくは感受性を改善するか、特定の原因
とされるインスリン受容体の器質的異常の改善、もしくは受容体の増加・インスリンとの接
着促進に関係しているものと推定されます。
いづれにしても、血糖値の降下およびグルコヘモグロビンの減少が確認できる事実から今後
の解明が待たれます。
(純しもん茶の紹介)
純しもん茶は白甘藷シモンの料理や加工の煩わしさをなくして、できる限りシモンのもつ
薬効をそのままに、毎日手軽に飲用できるよう精製加工されたもので、シモン塊根部分より
40〜50cm位の葉茎部分のみをお茶にしています。
そのため成分の含有量に変化(上記栄養成分分析表)が生じますが、その分糖質が除去されて、
むしろ糖尿病の食事療法補助食品として適しています。
またポルフィリン(葉緑素の前段階物質)が増えますのでガン予防に効果的です。
いづれにしても純しもん茶は、生命維持の根幹である血液をさらさらにし血液中の老廃物
を効率良く排出する浄化作用に優れおり、含有される多種多彩なミネラルやビタミン類の
成分で、多くの病気治療や病気を予防するパワーを持っています。
昨今の健康食品ブームは、来るべき高齢化社会への不安と医療費の高騰、ライフスタイル
の変化などによるもので、今後この傾向はますます大きなうねりとなるでしょう。
純しもん茶は『お手軽、安い、機能的』の三拍子を持つ、成人病予防健康食品として新
たなブームを起こすと予想されます。
(さつま芋粉とシモン葉茎、塊根混合粉の成分比較表)
|
成 分 |
さつま芋粉 |
シモン混合粉 |
|
水 分 |
13.2g |
5.13g |
|
たんぱく質 |
3.3g |
5.95g |
|
脂 質 |
0.6g |
3.72g |
|
糖 質 |
78.3g |
74.79g |
|
繊 維 |
1.7g |
5.41g |
|
灰 分 |
2.7g |
4.42g |
|
カルシウム |
85.0mg |
560.0mg |
|
リ ン |
120.0mg |
207.0mg |
|
鉄 |
1.4mg |
11.7mg |
|
ナトリウム |
36.0mg |
54.6mg |
|
カリウム |
1200.0mg |
2190.0mg |
|
ビタミンA |
70μg |
207.4μg |
|
A効力 |
39 IU |
120 IU |
|
ビタミンB1 |
0.23mg |
0.14mg |
|
ビタミンB2 |
0.16mg |
0.37mg |
|
ナイシアン |
1.4mg |
0.42mg |
|
ビタミンC |
4.0mg |
ND |
* 表は斎藤勝、渡邊啓子共著『白サツマイモが効いた!肝炎、白血病、アトピー
、リウマチと難病退治の不思議な白いイモを発見!』より転載。
文作成 岩田荘司