砂糖の害について

 適量の3〜4倍以上(=70〜100g)の砂糖をとっている現代人はかってない砂糖漬けとなっています。 約500〜700万年前に類人猿から分岐した人類は現代までの気の遠くなる年月の間、ずっと飢餓状態にさらされ、これに適応できるよう体の構造も進化してきました。
ところが、たったこの数十年に激変した異常な(飢餓とは全く逆の方向の)飽食の生活習慣の変化に、われわれの人体が対応できず、生活習慣病としてのむし歯・肥満・糖尿病等の弊害が発生しました。その中で、ここでは以下に述べるさまざまな砂糖による害を紹介します。

砂糖(糖分)は三度の主食の中だけで適量を摂取していればよいのですが、

であることから問題が発生します。

コーラが歯を溶かすって知っていましたか

←コーラの中(pH2.8) に歯を1〜2ヶ月位ぶら下げておくと(左は実験中の写真)溶液中の炭酸・リン酸の働きで歯の表面が溶かされて、ナイフで簡単に輪切りに出来るほど軟らかくなってしまいます。(=酸蝕による歯の脱灰)
その上、コーラには大量に溶け込んだ糖分(砂糖・果糖ブドウ糖液糖)・(砂糖を濃く煮つめた粘稠な茶褐色の)カラメル成分が特に歯に悪い影響を及ぼします。


 

(1)糖分の頻繁な摂取による害

 

   


  

(2)糖分の過剰摂取による害

健康のため、砂糖の摂取量は一日50g以下が望ましい。
(体重の1/1000程度以下)

成人病予防の観点からみると糖尿病を防ぐには日頃から過食による肥満を避けることがとても大切で、ジュースの習慣的飲用はこの点で大変危険です。
また軽く1時間以内の運動をした後に缶ジュースや缶コーヒーをいつも飲む習慣もせっかく運動で消費したカロリー(80Kカロリー、約一単位程度)が帳消しになってしまいます。

一説では一日の必要総カロリーの20%位(2000kカロリーなら約100g)までの砂糖摂取量なら大丈夫とする意見もありますが、糖質をデンプンでなく多量の砂糖に置き換えて頻回に摂取することで急激な血糖値の上昇により一過性の過大なインスリンの分泌を促し、同一カロリー内でも肥満に結び付く結果となる。(ドカ食いをする人が太りやすいのと同じ理由です。)さらに砂糖摂取後の急激な血糖値下降は過食を招きやすい。
そして現代食は古代食に比べ噛まずに短時間で食べれる軟らかい食事ばかりなので脳から満腹感の信号が達する前に慢性的なカロリー超過となりがちです。(一口30回噛みましょう。)

もし、あなたが糖尿病になったと宣告を受けて、医師より食事療法を指導された場合、この病気を進行させない為に許される砂糖摂取量は一日たったの10グラム程度以下であることをぜひ知っておいて下さい。

結論(糖分の頻繁な摂取・過剰摂取を防ぐ為に)