糖尿病とは

 糖尿病は、古い歴史を持つ病気です。日本での歴史上の人物で糖尿病だったと考えられるのは、かのゆうめいな光源氏のモデルであり、11世紀はじめに権力を一身に集めていた藤原道長です。現存する当時の日記によると、詳しくその病状がしるされ、当時は「飲水病」と診断されていたそうです。

 糖尿病は、病因、発病時の状態、症状、その後の経過などが異なるいくつかの病型に分けることができます。
それは以下のようです。

インスリン依存型糖尿病
(IDDM)T型
@自己免疫
A突発性
インスリン非依存型糖尿病
(NIDDM)U型
その他特殊型 @膵β細胞機能の遺伝的欠損
Aインスリン作用の遺伝的欠損
B膵外分泌腺の疾患
C内分泌疾患
D薬剤もしくは科学物
E感染
F免疫関与で非一般的な形式
Gその他の遺伝的症候群
妊娠糖尿病

 注)現在WHOではT型、U型の名称は使われていませんが、臨床では使われています。

 この中でも日本人の成人糖尿病の約2割がU型糖尿病です。そこで、ここではU型糖尿病中心に説明していくことにしましょう。

 インスリン非依存型糖尿病(以後U型糖尿病)は、成人型糖尿病ともいわれるもので、多くは中年以後に徐々に発病します。

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