一、歯医者までの長い道のり

  • 1999年3月末日 決意
  • みかんのおばさんが遊びにやって来ました。
    何でも気がねなしにおしゃべりをするおばさんです。
    会って早々こう言いました。
    「歯ぁ、治さへんのん?就職にさしつかえるよ。」
    みかんは歯並びが悪い事をコンプレックスとして持っていたので泣きたくなりました。

    その夜、みかんの母はみかんに歯の矯正をするように言いました。
    ところがみかんの母は歯の矯正のお値段がいくらだと思っていたのでしょうか?
    みかんが、200万円位するのだ!と言うと「やっぱやめよ」といいました。

    しかし、みかんの母の知識も間違っていましたが、みかんの憶測も間違っていました。
    みかんの知り合いで矯正を終えた人達の話によると
    どうも100万円もかかりそうにない事が分ってきたのです。
    おぼろげながら安心したみかんは歯医者探しをする事に決めたのでした。
    それにしてもみかんの事を心配するならお金も融資してくれればいいのに
    と、おばさんに対して思いました。

  • 4月初日 タウンページ
  • 早速、タウンページを見つけ部屋に抱え込みます。
    面倒クサガリなみかんなので自転車でも行ける近いところ。
    少々お金が張ってもちゃんとした歯医者できちんと治そう。
    知り合いの中には矯正歯科ではなかったから安かったという話もあった。
    しかしそこは車のないみかんには遠いところ。
    悔しいから、ちゃんとした高級なところで治すぞ。

    見つけたのは自転車で30分、N矯正歯科、かかった事はないけれど知った場所です。
    大きな広告なのでよさそう、高級そう。
    ここに決めた!
    のはいいけれど、躊躇してみかんは半月以上予約の電話をかけられませんでした。

  • 4月中旬 悩み
  • 電話をかける事を躊躇していたのは電話が苦手だったからだけではありません。
    幾つかの心配事があったからです。
    一つはお金の事です。

    200万円こそかからないけれどみかんの母は料金を出せそうにありません。
    もちろん、みかんのおばさんの融資もありません。
    しょうがない、アルバイトで貯めたお金を使おうか。
    貯金通帳を開けばそこにあるのは36万円。
    生活費や何やかやを考えると一家の主婦のように不安です。
    他にも時々入る仕送りや奨学金の通帳を見比べて決めました。
    どうでもいいや!
    いざとなったら、またアルバイト三昧に戻ればいいんだ!

    二つ目の心配は時間の事。
    アルバイトや学校、その他もろもろによって歯医者に通えるかどうかを懸念していたのです。

    三つ目は矯正そのものに対する不安。
    情報を集めようとあちこちのホームページに出掛けて見ました。
    しかし、面倒クサガリのみかん。
    大儀な事はやめて、とにかく歯医者に行くことにしたのです。

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