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11月26日
好かれたなら僕の負け。
嫌われたなら僕の勝ち。
11月9日
ありがとうさようなら。
11月3日
昨日はトリエンナーレに行った。
その展示品の量のせいか、全くアリガタミのない展覧会だった。
もちろん、アリガタミが欲しかったという意味ではなく、
何事も適量が望ましいという事だ。
見落としたイイモノもたくさんあったに違いない。
まあ、でもいくつか気に入ったのもあった。
マウリツィオ・カテランのエレベーター。
都築響一の変態系。
これは作品自体も良いけど、不思議に客が入ってた事に感心した。
あと、束芋のアニメも良かった。
トリエンナーレを見て思ったのは、
抽象とマルチメディアはもういいやって事。
11月1日
「日常」
今日で何日目だろう。
雨戸は閉め切りで、陽光にさえほとんど触れない。
屍のような生活。
これでいい。
たべものを買うため、3日に一度、夕暮れ時にスーパーへ。
レジの女が「箸は要りますか?」と尋ねる。
3日ぶりの会話。
俺は店を出ながら、さっきの新入りの女を想った。
女の頭には俺の記憶は残ったろうか。
上等な茶っ葉と納豆とビール。
あいつは俺の生活を覗き見てくれただろうか。
この右手のにおいを想ったろうか。
枯渇した植物のように砂漠の中で孤独を欲し、
そう、僕はきっと生きてはいけないだろう。
もう13年も前に分かっていた事。
真実は揺るぎなく、そして冬は長い。
凍りついた血液をアルコホルに溶かして、
眠れ。