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子供の歯ぎしり


子供の歯ぎしりは、生理的なもの、あまり気にしなくてもよいと思う。程度問題です。その程度問題は、補綴物、自身の歯、自身の顎関節への影響を長い期間見極めてから治療に取り掛かるべきです。


歯ぎしりが、問題です。クレンチング等の歯軋り(ブラキシズム)は、自分自身の歯を含め全ての補綴物や顎関節に悪影響を与えます。歯ぎしりを制することが、歯周病を制することにつながると 私は思いますが、

歯ぎしりとは

ひろい意味での歯ぎしりはブラキシズム、咬合神経症などともいわれ、咬合の異常習癖である。歯ぎしりにより歯に咬耗がおこり、また食物などの緩衝物なしに直接歯に強圧が加わるので、外傷性咬合による歯周組織 の障害をおこしやすい。原因は、咬合の不均衡、精神緊張、欲求不満、疲労などである。広義の歯ぎしりには、次の3種があり、しばしば互いに合併してみられる。

1.グラインディング:主に睡眠中、まれには覚醒時にもおこる。上下の歯を強くすり合わせるもので、特異のきしり音を発し、異常咬耗がおこしやすい。

2.クレンチング(かみしめ癖、くいしばり癖):昼夜をとわず歯かみしめたままでいる習癖 発現度は非常に高いが、音をたてないので本人も周囲も気がつかぬことが多い。この習癖は、歯周炎、とくに 外傷性咬合の原因になる。

3.タッピング:上下の歯をカチカチと音を立てながら律動的に衝突させ続ける癖で、発現度はもっとも低い。

治療法としては、咬合調整によって咬合の不均衡を除くことが大切で、ほかに睡眠中に用いるナイトガードや暗示療法も効果がある。

以上、カラー版歯学大事典(永末書店)にあります。


子供の歯ぎしりの実態

歯ぎしりは、子どもの場合、アメリカの調査で、15〜30%の人がしているとのことです。7歳〜10歳が好発年齢で、乳歯が永久歯に生え変わる時期に関係しています。 1回の歯ぎしりは8〜9秒続きます。きりきりと最初はかわいい音ですが、段々と騒々しくなります。

上下の乳中切歯が、生え始めると、歯ぎしりが始まります。はえ立ての歯で、顎の位置を決めようとするのです。前方、側方、高さを調節するために、歯ぎしりをします。必要なことなのです。ほとんど音も気にならないくらい、あいくるしい音です。一才までは、口呼吸できない、鼻呼吸なので、口がほとんど開いて寝ていないので、気がつかないことが多いですが、静かに赤ちゃんは、歯ぎしりをかわいくしています。

子供の歯ぎしりは、上顎骨の成長に必要なものです。歯が生えて、口蓋骨の側方への発育の時、上顎の歯が側方への倒れ込みで、骨の成長が、誘導され、促進されるので、必要なものです。歯の交換期になると、その乳歯を、歯ぎしりしながら、水平に咬耗、摩耗しながら、乳歯の位置が動かないようにして、その乳歯を目標にして、永久歯である第一大臼歯が生えてくるメカニズムになっているのですから、必要なのです。そのために、乳歯は永久歯よりも柔らかいのです。すぐに成長をとめられように乳歯は、柔らかいのです。 その柔らかさの故に、虫歯にかかりやすいという欠点もあります。


歯ぎしりを自覚していないのも、子供の特徴です。

乳前歯が上下に出始めた、赤ちゃんですら、その乳前歯をこすり合わせをします。それで乳臼歯の高さの調整をしています。 生理的なものですから、よいのです。でもかなりうるさい音になることもありますね。


子供の歯ぎしりは、永久歯交換期に必要ですが、他の時期には、有害です。 だからやはりお子さんでも、いつも微笑みをは必要です。笑えば、口輪筋、顔面筋を刺激して、凛々しい顔つきになります。 第一大臼歯の萌出を助け、第二大臼歯の出てくる高さを確保してくれます。 子供の歯ぎしりでも、笑いが必要なのです。ここのところをお母さん方に分って欲しいと思います。そのために母乳育児が必要なのですが、なかなか理解してもらえません。母乳育児をできなかったお母さんでも、成長期なので、頑張ってお子様に笑ってもらえば、萌出する可能性はあります。

低位咬合にならなくて済むかも知れません。前からみると、下の前歯が全く見えないお子様は、歯と歯を合わせない、笑いが必要です。 歯と歯がかみ合っていなければ、圧力がかからないので、自由に歯は動いて、必要な咬合平面まで、萌出してくれる可能性はゼロではないのですから、試す価値はあります。


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