発症・通院 

まず、何時だった頃か忘れるほど前から痔核(いわゆる いぼ痔)持ちでした。
症状がでても1週間前後で収まっていたので、病院には行かず、市販の薬(ボラOノール)等を使用して凌いできました。

平成15年の始め頃、いつもの痔とは違う感じの尻具合になりました。
肛門からすこし離れた所から体液みたいなものが少しづつ出ています。汗より少ない感じですが、常に出ています。たまにティッシュで押さえると薄く血も混じっているようでした。いつも肛門の近くが濡れているような感じです。当初2週間くらい痛みが続き、いよいよ肛門科の病院を受診するかと悩み出した頃、痛みも収まり、そのままほうっておきました。インターネットで同じ様な症状を探すとどうも痔瘻のようだと思いましたが病院嫌いの私はそのままにしてしまいました。(ここで病院に行っておくべきでした)

3月末にまた同じ様な痛みが出て今回は覚悟を決めて4月始めに肛門科を受診しました。病院はネットで探し、多少土地勘のあった秋葉原肛門科に決めました。
電話で診察時間の確認をして、覚悟を決めて病院へ。(自分から病院に行くなんて家族はびっくりしました、それ位の病院嫌いなんです)

受付は普通の病院と一緒です。問診表を記入、肛門に関係する内容で、症状を記入して待ちます。診察室前で待っている時間は短かったのですが、処置室に見える器具が見慣れない物ばかりで、多少不安になってきました。

名前を呼ばれて中にはいると、普通の診察室でした。先生に自分なりに詳しく症状を話すとやはり痔瘻だろうという返事。では見てみましょう、と先生。診察台の周りにカーテンが引かれ看護婦さんが大きめのバスタオルで大事な所が見えないように覆ってくれます。診察台に横向きで寝ます。先生に背中を向けて横になります。両膝をおなかによせていざ診察、この体位をシムス体位といい、あまり恥ずかしいとは感じませんでした。

触診の結果は痔瘻、2本あるかもしれない、早めに手術した方が良いねと言われ、ショックを受けました。先生は毎日肛門科の仕事で見慣れている症状でも、私にとっては一大事、あっさりと手術との言葉に仕事や家族のことが頭の中でぐるぐる回って、もういいよ、の先生の言葉もうわのそら、看護婦さんの、もういいですよ、で起きあがり身支度を調えて、先生に詳しく状況を聞きました。
肛門の真後ろ近辺に膿みがたまっていてそれが痛みの原因、その近くに膿みの出ている穴があって、膿みがどんどん出てしまえば痛みは無くなるということでした。しかしきちんと直すには根治手術が必要で、ほうって置けば複雑痔瘻になる、早めの手術を進められ、
その日は痛み止めと抗生物質を処方してもらい、1週間後に来るよう言われました。
薬は病院の近くの薬局を教えてもらい行きました。慣れているのか今日は切開しましたか等の質問を受け、薬を貰って仕事に行きました。(薬は後で大変後悔する事になった)

薬を飲むと痛みは収まり、膿みだけが出ている状態になりました。出ているといっても大量に出ている訳ではないので、下着が汚れる程ではありませんでした。
1週間後、再度診察してもらった時は別の先生で結果は同じ様に、早めの手術を進められましたが、仕事を考えると即答は出来ませんでした。今回は抗生物質のみ処方されて、自宅近くの薬局に行きました。これが大失敗、これまでは専門の先生、肛門科をよく知っている薬局だったので恥ずかしくありませんでしたが、今回の薬局は自宅近くの子供がよく薬をもらいにいく薬局だったのです。子供はよく行くので当然、親の顔も覚えられています。抗生物質と整腸剤だけだったので自宅近くでいいやと思ったのです。

薬剤師:お父さんは初めてですよね。
私:はい
薬剤師:今日はどういう症状で(病院に)罹られましたか?
私:・・・(小声で)痔瘻です。
薬剤師:はい、分かりました。

これはかなり恥ずかしかった。前に行った薬局にしとけば良かったと後悔しました。

会社に痔の手術で休みたいことを伝え、休みの予定を入れました。