顔面麻痺とは?


顔面神経は延髄からでて顔面の浅い層の筋肉に分布し、これを動かす神経で、
唇や瞼を強く閉じたり、表情を作ったりするのに必要です。
厚い頭蓋底を通り抜ける部分はほそい管の中にあり鼓膜の奥の部分を曲がり
くねってくるので、様々な原因でよくおかされます。神経の疾患でその動き
が止まると、その側の顔の半分が動かなくなり、「笑うと顔が歪む」「目が
上手く閉じない」「食べ物が口角からこぼれる」などと訴えます。

もっとも多いのが、ベル麻痺で、これは風邪が原因だったり、
また顔の半分が冷たい風に冷やされたりした後に突然発病します。
3〜7日後、麻痺した部分に神経痛のような痛みが出ることもあります。

ほとんどが2週間目頃より次第に回復しはじめ、2,3ヶ月ですっかり治癒します。
よくなる順番
 <唇を閉じる筋→口角をあげる筋→瞼を閉じる筋→眉毛をあげる筋>
で、下から順番に良くなっていきます。
発病から1ヶ月以上過ぎても治らないのは重症で、その後に治り始めても
全治にはいたらないことが多いようです。

治療に使う薬は、コメスゲンというビタミン12製剤で、
末梢神経に働き、しびれ、麻痺などを改善するお薬と、
プレドニゾロンという神経の炎症を抑える薬を使います。
筋が麻痺した状態でいると萎縮していく傾向があるので、
電気、レーザー治療が行われます。これを毎日行います。
また、朝と晩にお顔の体操も根気よく続けてください。

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