その変化に伴う統合失調症という病名の変更は病状を表す良い名称だと思います。
我が子を見ると、病名と病状の符合に納得するものがあります。
高い学歴と高度な専門知識を持ちながら、現実認識に何かズレがあるのです。
テレビのニュースにしろ何にしろ『何でそんな考え方するの』と思う事がありました。
現実社会の事象がバラバラに記憶され、その意味付けや関連性がズレているのです。
まるでジグソーパズルを形だけで選んではめ込んだような違和感を覚える事がありました。
個々の事象はよく判る。しかし、統合できない。すなわち、統合失調なのです。
そのため、現実社会を把握するのが苦手でした。
一を聞いて十を知る様な子供とはお世辞にも言えませんでした。
数学の公式を覚えるのは得意でも、日常生活については『聞いてない』が口癖でした。
口癖とは裏腹に、親としては日常生活を人一倍教えなければならない子供でした。
でも、それらは数学の公式などに比べると興味の薄い事柄だったのです。
そして、何か忘れると『聞いてない』が口をついて出るのです。