検査方法

■検査

 私が知っているもので、ナルコレプシーの検査は以下のようなものがあります。
●問診
医師に症状、日常生活などについて説明します。
●終夜睡眠ポリグラフ検査
睡眠中の脳波を測定します。ナルコレプシーでは、入眠時にレム睡眠が見られるのが特徴的です。
●睡眠潜時反復検査
日中の眠気の強さを測定します。2時間ごと一日4回30分づつ睡眠ポリグラフを測定します。
●覚醒維持検査
眠気を我慢できる程度の検査で、2時間ごと一日4回30分づつ睡眠ポリグラフを測定します。
●血液検査
HLA(ヒト主要組織適合抗原)を検査します。HLA−DR2とDQ1の陽性、陰性を判別します。日本人ナルコレプシー患者のほぼ全例においては、HLA−DR2とDQ1が陽性であることが報告されています。
●睡眠記録表
専門の用紙に一日の睡眠時間、覚醒時間、症状があらわれた時間などを記載します。
服用した薬の種類や時間、効果やその日の体調も記載するので、自分にあった生活リズムを見つけ出すのにも役立ちます。
ESS( Epworth Sleepness Scale)
8つの生活の場面で眠くなるかどうかを 0,1,2,3 の4段階の点数を付けて答える、自覚的な評価方法です。
診断基準
■ナルコレプシーの診断基準

 ナルコレプシーの診断基準については、意見がいくつかに分かれるそうです。ここでは参考にした文献「睡眠学ハンドブック」に掲載されている、本多裕氏らの診断基準を掲載しています。
  • 反復する日中の居眠りがほとんど毎日、少なくとも3ヶ月以上持続する。通常眠気は耐えがたく、居眠りの持続は30分以内で後はさっぱりとする。
  • 情動脱力発作が臨床的に確認される。ここに情動脱力発作とは笑い、興奮、怒りなどの強い陽性感情の動きにより誘発される骨格筋緊張の突然の両側性喪失で通常1分以内である。
■鑑別診断

 日中の過度の眠気を主症状とする睡眠障害は、真性過眠症候群など数多くありますが、情動脱力発作を伴わない場合はナルコレプシーとは、鑑別します。
 一方で睡眠時無呼吸症候群や周期性四肢運動障害などがあっても、情動脱力発作が存在する場合は、ナルコレプシーの可能性もあります。

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