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このページでは動脈硬化の分子医学を詳細に紹介いたします
動脈硬化とは 臨床では動脈硬化を四種類(三種類)に分類されるが、一般に言われる動脈硬化は粥状動脈硬化(atherosclerosis)を指す。動脈硬化とは血管が傷害を受け、血管の機能が障害された疾患である。いろいろなリスクファクターが血管内壁に作用し、血管内皮細胞の機能が障害されて、マクロファージ、Tリンパ球、血管中膜SMC(smooth muscle cell) などの細胞成分、繊維成分、脂質が動脈壁内膜下に蓄積して、内面に盛り上がりや潰瘍、血栓が形成され、内腔が狭小化、閉塞する現象をさす(図@参照)。図@が正常動脈から動脈硬化への変化を示すモデルと生体での動脈である。粥状動脈硬化が全身の動脈に発生するのではなく、主に弾性動脈、筋性動脈の内膜に発症し、狭窄、閉塞、動脈瘤が形成される。その好発部位の順番は腹部大動脈、腸骨動脈→冠動脈近位部→大腿動脈、膝窩(しつか)動脈→内頚動脈→椎骨脳底動脈となっている。
図@動脈硬化とは
なぜ動脈硬化が盛んに研究されているのか 動脈硬化は心、脳血管疾患、下肢の壊疽(えそ)などいわれる動脈硬化性疾患の原因となる。動脈硬化性疾患は現在癌と並んで、高齢者が進行した文明国の死亡原因の半分を占める。