海外で気胸
になったら

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失敗しない、後悔しないための5か条
4、手術が必要な場合は、家族が付き添う。
 
1
信頼できる病院でチューブを入れる。
 
2
途上国の場合、先進国への移動を考える。
 
3
複数の医師に治療法を相談する。
4
 
 
5
手術後こそ、医師の指示を具体的に聞く。
 
(番外編)病院への謝礼やチップ。

チューブを入れる処置だけで終わるようであれば、自分一人でもたいていのことはできます。ベッドから起き上がることさえつらいような痛みは長くは続かないので、洗髪(シャワー)、洗濯など、身の回りのことはだいたい自分でできます。看護婦さんは医療的な処置以外、まったく手を貸してくれないのが海外では普通かもしれませんが、それでもとくに不自由なく退院まで過ごせると思います。

しかし問題は手術が必要となった時です。手術後2,3日はかなり強い痛みがあり、その後も身の回りのこまごましたことを、できれば誰かに頼みたいと思うはずです。現地でそうしたことを頼める知り合いがいればいいですが、いない場合には病院や保険会社に相談するなどして、プロの付添い人を雇うことを考えても良いと思います。

ただ、それ以前の問題として、手術中の万が一の事態に備えて、家族が現地で付き添うのが理想です。手術中は患者本人の意識がないため、何か予期せぬ危険が訪れたときに自分に代わって処置の判断を下す人が必要だからです。そのような重要な判断を、家族以外の第3者に任せることはできません。仮に手術中に家族が現地にいないとすれば、必ず電話連絡が取れる態勢を整えておかなくてはなりません。

チューブを入れる処置で済む場合と、手術が必要な場合とでは、事態の深刻さにかなりの差があると考えるべきです。そして、手術をする見込みが出た時点で、家族が日本にいる場合はいち早く渡航してもらうように連絡します。

ドレインの穴跡×2(なんで?)と手術跡(ガーゼ)

保険会社に相談すれば、保険の種類によっては、航空券や宿泊先の手配までしてくれるでしょう。いずれにしてもこうしたケースの、救援者の付き添いにかかる一切の費用は、通常の海外用の保険ならカバーできるでしょう。

付き添いの問題とは別に、通訳の問題があります。治療法や診断について、医師との間で十分なコミュニケーションがとれない場合は、必ず通訳をつけるべきです。場合によっては、それが英語以外の現地公用語になることもあり得ます。また、医師との会話に限らず、看護婦との会話、治療費の支払いについて会計とのやりとり、その他さまざまな病院の職員とのコミュニケーションが成立しない場合、それが大きなストレスとなり、入院生活がつらいものになるでしょう。とくに、非英語圏の場合には、医師以外は誰も英語を話さないという国もあり、その場合は、専門の通訳でなくても、現地語のわかる人がそばにいるだけで、とても安心できます。