ナルさんは、小さい頃から少し変わった子供でした。

人と同じ事をやるのも苦手だし、同じであること自体嫌でした。

合言葉は『疲れた、頭が痛い』で、家族や友達を呆れさせたものです。

忘れ物も沢山しました。物でなくてもいろんな事を忘れました。

約束であったり、やるべき事であったり・・・

 

気がつけば、3年周期で環境を変えて逃げてきました。

学年末、卒業のたびに友達を失ってきました。

わざと傷つけたかったのではない、裏切りたかった訳ではないのに、

いつも、身近な大切な人を苦しめていました。

 

人のことはよくわかるのに、自分のことは何も見えなくって、

『出来ない』か、『完璧』の二つしか選択肢を持たない生き方でした。

『普通』や、『そこそこ』と言うのは、難しいものですね。

 

それでも、なんとか、今までやってきました。『普通のふり』をして・・・

だけど、ある日、限界がきました。どうしようもなく疲れてしまって

生活に溺れかけたとき、ADD(注意欠陥症候群)を知りました。

その後、診断をうけ、『それ』が沢山の謎の原因であることがわかりました。

現在、治療を受けて、33年分の間違いを正し始めています。

取り戻せないものあるけれど、少なくともこれからを大切に生きて

いきたいと思います。

 

そして、ADDが、世間に正しく認知される日が一日も早く来ることを

心から願っています。

 

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*** ADD人生における、重大事件帳 ***

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