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![]() 名前が呼ばれた。ズボンとパンツを下げ診察台に横になる。医師は「わー、かなりひどいですねー」とパンフレットの絵の「4」のところに丸をつけ、状況を説明してくれた。実際のところ「4強」らしい、やはり手術しかないようだ。脱肛したまま行ったので痛みもかなりある。当然のように医者が入院の手続きと血液検査の指示を始めたので慌ててしまった。結局仕事の調整等をするために1週間分の薬をもらい、後日入院日を決めることにした。しかし“後で楽ですから”と血液は採られてしまった。何が楽なのだろうか……? 家に帰って熱めの風呂にはいったが、なかなか押し込むことができない。 祭日だったが、入院はできるようだ。まず院内のオリエンテーション後、心電図等をとり問診を受ける。食事は、牛乳を飲むと下痢をするためか特別食。名前のかいてあるトレーをとるように指示される。 病棟の一角に喫煙室があり、患者どうしが和気あいあいと煙草をふかし話をしている。話の内容はというと「便が出た」「肛門が痛い」の2種が中心。昨日手術した人がやって来て、痛くて痛くてと訴えている。その話につられ“自分はどうだった、こうだった”と術後の痛みの話に花が咲く。“新人”を脅かしているようだ。いたたまれなくなって耳をふさぎ喫煙室を後にした。明日の手術にビビッている。怖い。 夜に翌日の手術の説明があった。朝の食事まではとってよく、昼はなし。夜はビスケットのみだ。 |