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鎮痛剤のおかげでかなり痛みが緩和されてきた。昨日の痛みが嘘のように消えていて、排便とその後の痛みもなんとか我慢できる程度だった。それも約30分で消えた。確実に回復に向かっている。だが相変わらずイスに座ることはできない。 2階の喫煙室で煙草を吸ったり、横になったり、くだらない話をしていると、誰かが「鎮痛剤を飲まないほうが直りが早い」とウンチクをたれる。そうか、直りが早いのかと妙になっとくし、夜の分の薬を飲むのを止めてみた。鎮痛剤と安定剤はとりあえずもらったが鎮痛剤は飲まずに寝た。 午前2時、熱い。熱い痛みがやって来た。結局我慢できずに鎮痛剤を飲む。 朝の診察の時、「今日から風呂に入っていいですよ」といわれた。ダッシュで風呂の予約に行くと、「今から入れます」といわれ、またもやダッシュで用意する。やった〜ぁ一番風呂だ。6日ぶりなので髪が脂ぎっていて、1度では泡立たないほどだった。湯船につかると排便後のいやな感じもス〜っと消え、痛みもほとんどない。極楽極楽。でると次の回の人が外で待っていた。 退院する人がいっていたが、退院時には軟膏程度しか出してもらえないらしい。だから鎮痛剤を少しずつためているんだという。鎮痛剤がなくて大丈夫だろうか? 今日も夜の薬をもらったが、ためておくために鎮痛剤は飲まずに寝た。しかし、結局痛さに我慢できずにまた2時半に鎮痛剤を飲んでしまう。 退院日が決まった、29日の木曜日。痛みを考えると少しばかり不安が残る。鎮痛剤がたくさん欲しい気分だ。 今日もまた一番風呂だ。風呂上がりに喫煙室でジュースを飲んでいると、8人部屋の人が「診察まだなんだよね〜。風呂も午後かな?」というので、僕は「診察は毎日9時に呼ばれるよ」と答えると「俺達たこ部屋は何でも遅いのさッ」といわれた。部屋の値段の高い順に風呂に入れるらしい。一番風呂仲間で何日か先輩の人に聞くと、やはりその通りのようだ。しかも最後の方の順番だと、脱衣所にあるごみ箱(尻穴に当てるガーゼを捨てる)が、臭くて仕方がないと教えてくれた。まだ2度だけだが、一番風呂だとごみ箱はいつもカラだから全く気がつかなかった。こんなところに値段の差が反映されていたのだ。ちなみに私は1万円の個室Cだが、応接3点セット、サイドテーブル、ロッカー、テレビ(無料)、冷蔵庫、電話、トイレ、入院セット(バスタオル1枚、タオル2枚、湯のみ、箸、洗面器、石鹸、歯磨きセット、シャンプー、リンス、ティッシュ、スリッパ)が付いている。特別室なんてもう大変だ。広くて、衛星放送もあればキッチン、バスもある。子供がまだ小さいので、見舞いに来たときに騒ぐと困ると思って個室にしたが、色々な面でよかったようだ。これはあくまでも噂だが、個室患者は長く引き止められ、8人部屋の患者の方が退院は早いらしい。 午後喫煙室で院長の痔の話と手術のビデオが流された。「鎮痛剤を飲んでも飲まなくても直り方には変わりはない」という説明があった。くだらない噂にのってしまった。昨日の夜、まよわず薬を飲めばよかったのに。続いて、いぼ痔の手術のやり方を見た。肛門を器具で広げるは、メスで筋肉を薄く剥がすは、はさみでジョキジョキ肉片を切るはで直視できたものではない。しかし先週上映した痔瘻の手術の方がもっとひどかったらしい。始めたときは30人ぐらいいた観客が、終わった時は10人に減っていたという。今日は誰も席を立たなかった。 9時にきた看護婦さんに退院時に鎮痛剤はもらえないのか確認したが、望めば処方してくれるそうだ。下剤ももらえる。結局これも噂だった、誰が流したんだろう? 喫煙室で新人をおどかしたり(本当のことを話しただけ。9割の人が術後&排便後に痛くてたまらないと)、くだらない話で何となく過ぎていった。 体調は良好。いよいよ明日は退院だ。 |