新たな苦しみ〜ひとまず退院


2月22日(火)
 バルーンカテーレルを抜く日。
 13:00 いよいよ一階へ。透視の部屋。
看護婦さんに、「下着を脱いで、これを履いてください」と渡されたのは、見たことの無い変わったロングスカート。タオル地で、ウェスト部分がゴムになっていて長ーいスリットが入っている。
台にのり、体を横向きに倒されると、米山医師が「失礼します」と、スリットの中に手を入れる。検査や治療でなければ、セクハラどころか、痴漢行為だ。どうして、こんな事されなくてはいけないの?きちんと子宮筋腫の手術だけを無事にしてくれれば、こんな目に遭わずに済んだのに。
検査の為の造影剤を尿道の管から入れ、レントゲンを撮る膀胱造影が行われる。液体を、私の膀胱には100mlだけ入れたところで、造影をモニターしていた柳谷医師からSTOPがかかる。「これだけの量で良いんですか?」と米山医師が確認。そして、尿道の管が抜かれることに。

「ああ、これで管付けて、袋にオシッコ溜める恥ずかしい状態から解放される」
検査室の中にあるトイレへ。さあ、自力ですっきり、・・・と思いきや、?????
ちょろ、・・・・・ちょろろ・・・・・ちょろ・・
え?なんで?
思うように出ない。なんか痛い。えっ?しみる・・・。これ、私の体なの・・・?

柳谷医師の説明によると
手術時、膀胱を切開してその後縫ったので、でこぼこして膀胱が小さくなっている状態だそうだ。(容量100ml程。健康な人に3分の1しかない)
またもや、絶句。あの手術ミスで、膀胱までこんな異常な状態に・・・・。
これは、傷害事件ではないのか?医者なら、患者の体を好きなように傷つけても良いのか?
尿管の切断もいきなりだし、それを修復するにあたっての膀胱切開についても、本人にも家族にもなんの同意も得ないまま、すべて勝手に行われてしまった。

ただ、ひとつの進歩。それは膀胱留置カテーテルが抜けて、自分でトイレに行けるようになったこと。まだ、腎臓から膀胱の間のカテーテルは入ったままだ。詰まらないよう尿の通過を良くする為に、 水分をたくさん摂取するように言われる。あれ、でも膀胱小さくなっているんだよね。と、いうことは・・・・・。

 とりあえず、管が抜けたということを、病棟内の知り合い達に報告しに行く。「とりあえず良かったね」。みんな喜んでくれ、励ましてくれる。
ナースステーションの前を通ると、「どうでした?」とS看護婦さんに話かけられる。結構、あれこれ詳しく訊いて来るので、泌尿器科の検査結果について、こちらも図を描きながら「こういうことなんですって」と説明。どうやら、あまりない症例なのかもしれないと、看護婦さんの様子を見てそう思った。

部屋でくつろいでいると、突然、橋本医師、新野医師、土橋医師が入ってきた。それも、何というか、ダラダラ、のろのろ変な足取りで、ニヤッとしながら・・・。
「尿意があるか」「排尿時、出方はどうか?」などぐちゃぐちゃと人の症状を訊く。まあ、そこまでは医者なので良いのだが、それから先の言葉使いが何ともなってない。
「今後は腎臓に注意しなきゃ駄目ですよ」と説教。そんなのおまえらの手術ミスが原因だろ!!
仕舞いには、笑いながら「管が取れてさっぱりしたでしょ。」と言いやがった!!!
「もともと無いのが普通なんだけど!!!!!」と思いっきり言い返してやった。むかつく。
全くデリカシーがない。

 水分たくさん取るように言われたので、ミネラルウォーター、スポーツドリンク、お茶などをたっぷり飲んでいる。と、やはりトイレが近くて・・・。1時間おきにいかなくてはならない状態になってしまった。
夜も、うとうすると「ダメ。トイレ行かなきゃ・・」となってまったく眠れず。夜中でも2時間おき。おまけに排尿痛もひどい。つ、つらい・・・・

2月23日(水)

 今日も泌尿器科受診。検尿。尿が濁っている。いわゆる膀胱炎の状態なんだそうだ。  排尿痛は、おしっこの後半、出し終わろうと言うときに、グ〜〜〜〜と痛んでジンジンしみる。トイレの手摺につかまって、ううっ〜〜とこらえる。終わってもしばらく動けない。あんまりだ。

 11:00 新野医師とお話。内容は以下の通り。
手術の日は普通のコンディションで臨んだ。
子宮動脈と思われる部分を上田医師、土橋医師とともに確認、切断。次の剥離の作業中、切ったはずの子宮動脈が出てきた。橋本医師が「おかしいんじゃないか?」と指摘。尿管を切断したことに気付く。あー、やっちゃった、とショックを受け、落ち込んだ。その日は、ドクターたちの反省会など全く無し。他のドクターたちに「今日は早く帰ったら?」と慰められ、残っていた仕事を投げ出し、家へ帰ったそうだ。 新野医師が、手術ミスで尿管を切ったのはこれが初めて。(教授が※Tさんの手術で切ったのは見たことある)。謝罪の言葉は無かった。

19:00 夫とともに産婦人科医師団と面談。カンファレンスルームにて。
      橋本医師、上田医師、新野医師が出席。
      

この時までに今回の件を院長に報告すると聞いていたのに、実は全く報告していなかったことが、後日、夫が院長に面会した際に判明。

 手術所見、説明の要約書の下書きを見せてもらい直してほしい部分を指摘する。
 子宮動脈と「判断」「誤認」(あくまでも間違った判断だから)
 尿管が子宮動脈と類似した部位を走行→単なる言い訳なので不要 など。

 手術時の事についても再度説明を求める。
 尿管切断に気付くまでの時間は?→ 数分後に気付いた
 修復開始は?→ 約30分後〜60分後、子宮摘出後

言いたいことは結構言った。が、一番、不愉快だったのは、上田医師が「数%の確率で起こることだから。」と統計上の数字を出して逃げようとしたこと。不運だった、諦めろという意味。無責任だ。「では、青森市民病院はその数%のレベルでしかないのですね!」と言うと、ずっと下を向いて黙っていた執刀医、新野医師苦笑い。

今後の予定は 2月26日 退院  3月10日ごろ婦人科診察
       3月7日 体内のカテーテル抜去
       その後、水腎症などにならないか数ヶ月様子を見る。

B>2月24日(木)
 相変わらず1時間から一時間半ごとの頻尿、排尿痛に苦しむ。
昨夜は、消灯後、眠ろうとしてもトイレに行きたくなり眠れぬまま2回、眠ってからも2回トイレに起きて合計4回。つらい。眠れないのはかなりつらい。用を足して、洗った手を拭くミニタオルもすぐビチョビチョ。尿はさらに濁って来た感じ。カップに採って見ると白い固形物がふわふわ浮いている。

2月25日(金)
 昨夜のトイレは2回。前の日よりも、幾らかは眠れた。

 夕方、橋本医師が来て、「明日の土曜、本来なら休みのところ、院長が出てくるので、お話しましょう。」とのこと。明日、回診後、会うことにする。     

院長が報告を受けたのは、この日が最初だったという。

2月26日(土)
 頻尿、排尿痛、相変わらず凄まじい。尿の濁り、ますますひどくなってる気がするんだけど、検査とかしなくていいのかな。退院延びるのはイヤだけど。

 やっと退院の日にこぎつけた。昨夜、全然眠れず具合悪い。ぐったり。あー、もう一刻も早く家に帰りたい。体重は入院時に比べ、5.5キロ減った。筋腫を取った分の2キロよりもっと痩せた。鏡を見ると、首のあたりが皺っぽい。ああババアくさい。
 もうクタクタで、私、駄目だ。院長とに面会は、夫に代表で行ってもらおうか。

 回診前、主任看護婦さんがレントゲン写真とタクシーチケットを持ってきた。4枚だけ。つまり2往復だけ。それだけの通院で終わるのかな?自宅の場所を訊かれ、経路を書き込まれる。

 今日の産婦人科病棟は変。いつもの回診開始のアナウンスが無い。(普段は9:30から)
9:40過ぎ、まだはじまっていないのかと思い、冷蔵庫の整理に行くと、看護婦さんが「回診もうはじまってるよ。順番もうすぐよ。お部屋に戻って。」と言われる。急いで戻ると、すぐに、橋本医師と新野医師が来た。テーブルの上の封筒(レントゲン&TAXIチケット)を見て驚き、「これは改めて後からお渡ししますから。」とあわてて持って行った。回診は私の病室は10:00前に終了。
 10:00 夫が到着。一緒に、院長先生と面会するのに回診が終わるのを待つ事にする。(産婦人科の医師も同席すると言うので)
ところが今日の回診はなかなか終わらず、誰も、連絡に来ない。(いつもは10:30くらいに終わるんだけど)
 11:00 いくら何でももう終わったんじゃないかと思い、6人部屋の顔見知りの人達の所へ退院の挨拶にいく。何人かと話してたら、橋本医師、新野医師が入ってきた。私が持ってるお菓子の袋を見て「配給ですか?」。なんとここはこれから回診!なんでこんな時間に?今日は本当におかしい。

   さらにさらに待たされ、お呼びがかかったのは11:30ぐらい。私はもうぐったりだったので、夫に行ってもらった。
暫くして、夫が怒って戻ってきた。なんと

「院長、10:00に病院に出ては来たんですが、その後用事が出来て、帰っちゃいました。補償については、医事課に相談して下さい」

さっきのおかしな回診は、時間引き延ばし作戦だったんだ!
「帰った院長を呼べ!」そう言って、一旦部屋を出てきたという。 もうブチ切れた。もうイヤ!家に帰して! 夫に頼んで送ってもらう。「もうちょっとガマンして待てないのか?」夫はそれが気にいらなくて怒る。途中なのに私が我儘だという。
私だって限界なのよぉ・・。肉体的にも精神的にも限界で、とにかく家で休みたいの・・・。

 その後、再び夫は病院へ。副院長と面会。院長とは改めて後日ということになる。ずいぶん馬鹿にされたものだ。
 病院との交渉、私が頼んだ買い物などのストレスで夫キレる。で、離婚話に発展。何も、退院の日に言わなくても・・・。

2月27日(日) 〜 2月29日(火)
 自宅療養。頻尿、排尿痛、腹部違和感、相変わらず。夕方、疲れを感じると尿が濁るような感じ。
 味覚がおかしい。何でも濃く感じられる。好きだったハーゲンダッツのストロベリーアイスもまずい。

3月1日(水)
 お昼ごろから尿が出にくくなってる感じ。排尿痛もひどい。尿も濁ってる。

そして、激しい痛みが私を襲い・・・

「緊急再入院〜激痛と屈辱の処置」へ


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