(13)食事療法、 食に関する事
僕はガンになり手術を受けることになりました。しかし手術も無事に終わり家に帰ると幸せ感と安心感でこれでもう治ってしまったように思いました。5年生存率50%だと言われているにもかかわらずです。そして1年後に再発が見つかった時に始めて「これはやばい」と本気になりました。いま見えるモノを潰すだけの西洋医学的治療では治らないのだと思ったのです。もし食事とかその他の治療で治すことが出来れば、それはもう再発するということはないと考えられるのじゃないかと思いました。
そこで私が選んだのは、M先生がやられている治療でした。12年6月23日に私はM診療所を訪れました。その時に診察を受けたのはH先生でした、先生は大きくなった固形ガンにはこの治療は効果は期待できないので今あるものを潰してから始められた方がいいと言われました。そのときCT画像では1cm〜1.5cmくらいのが3個ほどありました。その日はそうしようと思い帰ってきました。
H先生は今あるものを治療してから始めなさいということですが、私としてはもしこの療法でこのままガンが大きくならなければそれは効果があると思えるのでこのままで始めたいと思うようになりました。
そして7月8日再びM診療所を訪れました。今度はM先生が外来担当の時でした。私はこの治療に対しての疑問をひとつ尋ねました。肝臓病では高蛋白、高カロリーでバランスのとれた食事を3食取るというのが常識でした。しかしこの療法はまったく正反対でしたから、ガンは消えたけど肝細胞は駄目になってしまったということになるのじゃないのかと。M先生からはこうこうだから大丈夫だというような納得のいく答えはもらえませんでしたが、不安になるということはなかったです。自分の肝臓はまだ余力はあると考えていましたのでこの療法をやるなら今しかないと思いました。もっと状態が悪くなればとうてい出来ないし、ここで踏み出した方がいいと思いました。
この時点ではまだ、私はこの療法を甘くみていました。それは前回に診療に来た時に、安部進著「糖尿病からの生還」と言う本を買って帰りました。安部さんがM先生の治療法で失明寸前から生還できたという内容です。その中に詳しくこの食事法が書かれていたのです。まあこれくらいならなんとかなるさと思っていました。
しかし看護士から渡されたM診療所食事法という1枚の紙にかかれていることは、安部さんの書かれていることとは違うものでした。そのことを看護士にいうと阿部さんは自分でアレンジしてやっているのでM診療所の治療とはまったく関係ないのよと言われた。
下記にその食事方法を簡単に書いてみます。
@塩1日25gを水に溶かして飲む。
A水1日3.5リットル〜5リットルを飲む。
B緑黄色野菜の青い部分を紅花油、塩で炒める。
Cバター1日100g、紅花油1日150gとる。
D肉1日100g以下をとる
以上があなたが1日に食べるものです。
油でカロリーをとるので疲れるということはないということだそうです。炭水化物、米麦芋など一切とらないで血糖値を60くらいまでにするというのがポイントです。食べれる物は野菜のみということになります。
実際に始めてみるとやはり大変なものでした。まず家族の中で自分だけが違う食事をするということは、自分はとにかく妻などには大きな負担をかけることになりました。それでも病が治ればそれでいいのですが。
それよりも当然のことですが、私の体重は56kgあったのが47kgまで落ちました。歩くのさえフラフラで駅の階段を登りきるのも苦痛なくらいでした。家でもただうずくまる日々が続きました。こんな状態でも6ヶ月も続けると慣れてくるもので、それほど日常生活には問題がなくなりましたが、仕事が出来るという状態ではなかったです。しかし食べる量の微妙な違いですごく疲れたりします。またなにか食べてはいけないものを食べたりすると体調を崩します。もともと肝臓が悪く疲れやすいし、しんどい事が多いうえに、この食事ですから大変です。おそらく肝臓の良い人には問題なく続けられると思います。
この療法をやることでのストレスは多かったと思います。食べることにストレスを感じるというのはよくなかったように思います。食べ物に対する感謝、食べれることに対する感謝、生かされいることに対する感謝などがない間は食事療法はできません。言われるとうりにやれないのです。どうしても中途半端になり、適当になり、ちょっとお菓子をつまんでみたりとかします。
しかしこの食餌療法は体系的に組み立てられていますので、このとうり守れなかったら効果はないし、むしろ危険なくらいです。一部だけできても、90%できても駄目なのです。
糖尿病などの人は、この食事を始めて1週間もすれば効果が感じられるそうです。実際に数値にも表れてくるので、少しくらいきつくても失明することを思えば、まさに地獄に仏です。喜んで続けられます。しかし私の場合はこの療法で効果があるとはっきり確認することはできませんでした。半信半疑で効果もでない苦しい時でした。腫瘍マーカーは徐々に上がっていく一方でした。でもそのまま11月まで様子をみていました。
しかしもうこれ以上このままにしておくことは出来ないと判断して、11月15日に病院で治療を受けることにしました。その後の1年間はマーカーは正常値内を維持していました。食事も相変わらず続けていました。でも体は非常にしんどくて日常生活がやっとでした。
生きてはいるが生活の質ということでは、やはりいいとは言えません。このあたりから自分なりのやり方に変更していきました。自分に合ったやり方でうまくガンをコントロールしていければそれでいいと思えるからです。私は主にT先生に診ていただきました。病気以外にもいろんな事を教えてもらいながら共にガンを闘っていくことができたように思います。良いDrに出会うということが生きる力になっていきます。
私はこの効果がでるのはこれからではないのかと思っています。今日は16/5/20日です。再発は繰り返していますがもっと後になって結論がでるように思います。ほとんどの健康法などは最後までいかずに途中で止めてしまいます。これからが楽しみなのです。
・・・・食事に関したことを続けて書いていきます・・・・・