精神科に行くまで〜どうやって病院に連れて行ったか〜

はじめは、母の思い違いなのか?父が本当に浮気したのか?全くわたしには判断できませんでした。いろいろあって、わたしの事まで疑いだし、わたしが言ってもいない事を『言った』と言張る母を見て、病院に連れて行こうと決心しました。しかし、本人に病気だと言う自覚症状がないので困りました。たまたま、母の町の主治医にわたしも掛かるようになっていたので、その先生に相談しました。わたしとしては、『治療上、心配だから脳の写真を撮ってみましょう』と言ってくれるものと思っていたのですが、『娘さんからの依頼があって、脳の写真を撮ってみましょう』と先生が言ったらしいのです。これが多分決定的にわたしを信用できなくなった原因です。紹介された大きな病院で脳のMRIを取りましたが、写真を見せるでもなく『やっぱり脳梗塞が年齢相応以上にみられました。痴呆だから、治療法がないので、お母さんの話をよく聞いてあげるしか方法はありません。」と言われました。わたしとしては納得がいかず、MRIを撮った病院に問い合わせをしたところ、写真の説明などをしてくれると快く言ってくれました。放射線科の先生が話をしてくれましたが、『写真を見る限り年齢相応以上に脳梗塞が見られるので、原因を確かめるために神経内科に掛かった方がいい』とのことでした。意を決して母に、「心配だから診てもらおう」と話すと意外とあっさり、○○病院(大学病院)がいいらしいから、そこなら行くというので一緒に行くことになりました。以前からの病院好きが幸いしました。○○病院の神経内科に掛り、再びMRIと脳の血流を診る検査などを行い(脳の血流を診る検査は、怖いといって一度キャンセルしてしまいましたが)、診断は『脳に特別に異常は見られないけれど、辛そうだから、精神科を紹介しましょう』ということで、同じ病院の精神科に通うことになりました。母は、精神科(普通ならちょっとびっくりしますよね?)を紹介されたことには特に不満はなく、「脳に異常がなかった」ことがうれしかったらしく泣いて喜んでいました。検査と静養という目的で2ヶ月程入院し、今は自宅に戻って通院して薬物療法をしています。飲んでいる薬は、ジブレキサとドグマチールだそうです。表面的には普通に暮らしているようですが、入院前も一緒に住んでいる家族には心の内を表さずにいたので、今、本当に良くなっているかどうかは不明です。


大学病院の精神科をやめ、小さな心療内科へ

大学病院の精神科に2年ほどお世話になりましたが、本人も私も医師に不信感を持つようになってしまったため、転院を考えました。大学病院の精神科の医師のところに私だけで話を聞きに行きました。医師は、『本人が自覚して妄想を治したいと思わないと薬を飲まないから、薬を出していない。薬を飲んだことによって症状が治ったことを自覚できないと意味がない。』と言いました。母に『あなたが逆の立場だったらいやがらせなんてしますか?』と訊くのは、本人に妄想だと気づかせるためだそうです。また、家族で方針を決めてくださいとも言われました。2年たってこちらから行ったときに『方針を言ってこないから悪いんだ』と言われても。。。例えばもしガンなら、先生のほうから家族を集め、治療の選択肢を示して、方針を決めさせるのではないかと思います。なぜか、私と話していても怒っている風で、恐くて相談になりませんでした。『本人が自覚しなければならない』という部分は、転院を決心する決定的な要因です。そんな訳で本などで病院を調べ、小さな心療内科に私だけが行き事情を話し、親戚の手を借りて転院することができました。この心療内科の先生はひたすら母の話を聞いてくれているようです。薬は、激興を抑える薬と睡眠薬が出されているようです。母の妄想は治っていませんが、今後の経過など診てもらえるという安心感もあり、少しほっとしているところです。

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